コンフィグレーションガイド Vol.3


12.2.4 仮想ルータへのIPv6アドレス設定

[設定のポイント]

仮想ルータへ仮想IPv6アドレスを設定します。仮想ルータへ仮想IPv6アドレスを設定すると,仮想ルータは動作を開始します。仮想ルータへ設定できるIPv6アドレスは一つだけです。

仮想ルータに設定するIPv6アドレスと仮想ルータを設定するインタフェースのIPv6アドレスが同じ場合,仮想ルータはIPアドレス所有者となり,優先度が255(固定)となります。

仮想IPv6アドレスを設定する仮想ルータIDは,同一IPサブネットワーク内でユニークとなるように設定してください。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface gigabitethernet 2/4

    (config-if)# ipv6 address 2001:db8::1/32

    (config-if)# ipv6 enable

    ギガビット・イーサネットインタフェース2/4に仮想ルータを設定するため,まずgigabitethernet 2/4のコンフィグレーションモードに移行します。イーサネットインタフェースへIPv6アドレスを設定していない場合は,ここでIPv6アドレスを設定します。

  2. (config-if)# vrrp 3 ipv6 2001:db8::100

    仮想ルータID 3の仮想ルータへ仮想IPv6アドレス2001:db8::100を設定します。

[注意事項]