コンフィグレーションガイド Vol.2


24.1.1 ポートミラーリングの概要

ポートミラーリングは,送受信するフレームのコピーを指定したポートへ送信する機能です。フレームをコピーすることをミラーリングと呼びます。この機能を利用して,ミラーリングしたフレームをアナライザなどで受信することによって,トラフィックの監視や解析ができます。

受信フレームおよび送信フレームに対するミラーリングのそれぞれの動作を次の図に示します。

図24‒1 受信フレームのミラーリング

[図データ]

図24‒2 送信フレームのミラーリング

[図データ]

これらの図で示すとおり,トラフィックを監視するポートをモニターポートと呼び,ミラーリングしたフレームの送信先となるポートをミラーポートと呼びます。

本装置の受信フレームに対するポートミラーリングでは,ポート受信キューから出力された直後のフレームをコピーします。また,送信フレームに対するポートミラーリングでは,ポート送信キューにキューイングされる前のフレームをコピーします。