コンフィグレーションガイド Vol.2


17.2.2 QoSフロー廃棄の設定

特定のフローに対してQoSフロー廃棄をする場合の例を次に示します。

[設定のポイント]

フレーム受信時に宛先IPアドレスによってフロー検出をして,QoSフロー廃棄をする設定をします。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# ip qos-flow-list QOS-LIST1

    IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST1)を作成します。本リストを作成すると,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。

  2. (config-ip-qos)# qos ip any host 192.0.2.10 action drop

    宛先IPアドレスが192.0.2.10のフローに対してQoSフロー廃棄を指定した,IPv4 QoSフローリストを設定します。

  3. (config-ip-qos)# exit

    IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。

  4. (config)# interface gigabitethernet 1/1

    イーサネットインタフェース1/1のコンフィグレーションモードに移行します。

  5. (config-if)# ip qos-flow-group QOS-LIST1 in

    受信側にIPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST1)を適用します。