コンフィグレーションガイド Vol.2


6.13.4 ループガードの設定

片線切れなどの単一方向のリンク障害が発生し,BPDUの受信が途絶えた場合,ループが発生することがあります。ループガードは,このようにループの発生を防止したい場合に設定します。

[設定のポイント]

ループガードは,PortFast機能を設定していないポートで動作します。

spanning-tree loopguard defaultコマンドを設定すると,PortFastを設定したポート以外のすべてのポートにループガードを適用します。デフォルトで適用する場合に,ループガードを無効にしたい場合はspanning-tree guardコマンドでnoneを設定します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# spanning-tree loopguard default

    PortFastを設定したポート以外のすべてのポートに対してループガード機能を適用するように設定します。

  2. (config)# interface gigabitethernet 1/1

    (config-if)# spanning-tree guard none

    (config-if)# exit

    デフォルトでループガードを適用するように設定した状態で,ポート1/1はループガードを無効にするように設定します。

  3. (config)# no spanning-tree loopguard default

    (config)# interface gigabitethernet 1/2

    (config-if)# spanning-tree guard loop

    デフォルトでループガードを適用する設定を削除します。また,ポート1/2に対してポートごとの設定でループガードを適用します。