コンフィグレーションガイド Vol.2


1.1.2 MACアドレス学習

レイヤ2スイッチ機能は,フレームを受信すると送信元MACアドレスをMACアドレステーブルに登録します。MACアドレステーブルの各エントリには,MACアドレスとフレームを受信したポートおよびエージングタイマを記録します。フレームを受信するたびに,送信元MACアドレスに対応するエントリを更新します。

レイヤ2スイッチ機能は,MACアドレステーブルのエントリに従ってフレームを中継します。フレームの宛先MACアドレスに一致するエントリがあると,そのエントリのポートに中継します(エントリのポートが受信したポートである場合は中継しません)。一致するエントリがない場合,受信したポート以外のすべてのポートにフレームを中継します。この中継をフラッディングと呼びます。

MACアドレス学習ではVLANごとに送信元MACアドレスを登録しますが,ハードウェアプロファイルの設定によってVLAN Tagが2段の場合,S-TagとC-Tagの両方のVLAN Tagの値に基づいてMACアドレス学習ができます。