コンフィグレーションガイド Vol.1


18.3.12 SFP+/SFP共用ポートの設定

SFP+/SFP共用ポートをSFPで使用するため,1000BASE-Xに設定します。コンフィグレーションの設定後にNIFを再起動すると,1000BASE-Xで動作できます。

[設定のポイント]

NLXG-6RSで同一のNIFにSFPとSFP+の両方を収容する場合,ポート1〜4を同一の回線速度,ポート5,6を同一の回線速度に設定します。

NLXGA-12RSで同一のNIFにSFPとSFP+の両方を収容する場合,SFPはポート12から降順で連続するポート番号,SFP+はポート1から昇順で連続するポート番号に設定します。

この例では,NLXG-6RSのSFP+/SFP共用ポートで,SFP+を使用した10GBASE-Rインタフェースで運用しているポートから,SFPを使用した1000BASE-Xインタフェースのポートへ移行します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface range tengigabitethernet 1/1-4

    (config-if-range)# shutdown

    SFP+/SFP共用ポートをSFPで使用するため,コンフィグレーションモードに移行して,ポート1/1から1/4をシャットダウン状態にします。

    その後,SFP+を取り外します。

  2. (config-if-range)# speed auto 1000

    回線速度を1000BASE-Xの設定にします。この設定によって,SFP+/SFP共用ポート設定の移行状態を表すシステムメッセージが出力されます。

  3. (config-if-range)# exit

    (config)# end

    NIFを再起動するために,コンフィグレーションモードから装置管理者モードに戻ります。

  4. # reload nif 1

    Are you sure you want to restart nif 1? (y/n): y

    装置管理者モードで,SFP+/SFP共用ポートの設定をしたNIFを再起動します。再起動することで,SFPが使用できる1000BASE-Xインタフェースとなります。

    その後,SFPを取り付けます。

  5. (config)# interface range tengigabitethernet 1/1-4

    (config-if-range)# no shutdown

    コンフィグレーションモードに移行して,ポート1/1から1/4のシャットダウン状態を解除します。

[注意事項]

SFP+/SFP共用ポートのポート組み合わせが不完全なコンフィグレーションを設定した状態で,NIFの再起動やNIFの交換をした場合,該当するNIFの全ポートが10GBASE-R(SFP+)で起動します。