16.2.13 SNMPv3によるVRFへのトラップ送信の設定
- [設定のポイント]
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MIBビューとSNMPセキュリティユーザを設定の上,SNMPセキュリティグループを設定し,さらにSNMP通知の内容を設定します。SNMPセキュリティユーザで登録するVRF IDとSNMPマネージャに設定するVRF IDは,同一である必要があります。
[コマンドによる設定]
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(config)# snmp-server view "ALL_TRAP_VIEW" * included
MIBビューを設定します。
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ビュー名ALL_TRAP_VIEWに全サブツリーを登録します。
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(config)# snmp-server user "ADMIN" "ADMIN_GROUP" v3 auth md5 "ABC*_1234" priv des "XYZ/+6789" vrf 2
SNMPセキュリティユーザを設定します。
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SNMPセキュリティユーザ名:ADMIN
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SNMPセキュリティグループ名:ADMIN_GROUP
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認証プロトコル:HMAC-MD5
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認証パスワード:ABC*_1234
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暗号化プロトコル:DES
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暗号化パスワード:XYZ/+6789
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VRF ID:2
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(config)# snmp-server group "ADMIN_GROUP" v3 priv notify "ALL_TRAP_VIEW"
SNMPセキュリティグループを設定します。
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SNMPセキュリティグループ名:ADMIN_GROUP
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セキュリティレベル:認証あり,暗号化あり
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Notifyビュー名:ALL_TRAP_VIEW
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(config)# snmp-server host 10.1.1.1 vrf 2 traps "ADMIN" version 3 priv snmp
SNMPv3によってSNMPマネージャに標準トラップを送信する設定をします。
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SNMPマネージャのIPアドレス:10.1.1.1
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SNMPセキュリティユーザ名:ADMIN
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セキュリティレベル:認証あり,暗号化あり
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送信するトラップ:coldStart,warmStart,linkDown,linkUp,authenticationFailure
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VRF ID:2
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