15.1.1 メッセージの出力
本装置では動作情報や障害情報などをシステムメッセージとして通知します。
システムメッセージ,運用コマンド応答メッセージ,およびコンフィグレーションエラーメッセージは運用端末に出力するほか,syslogインタフェースやE-mail送信機能を使用してネットワーク上の他装置に送信できます。また,システムメッセージはSNMP通知の機能を使用して,SNMPマネージャに送信できます。これらの機能を使用することで,多数の装置を管理する場合にログの一元管理ができるようになります。なお,SNMP通知によって送信されるシステムメッセージの情報をシステムメッセージトラップと呼びます。
各宛先および運用端末への出力対象は,宛先ごとに適切な条件で指定できます。
syslog送信では,系切替が発生してから最大100件のメッセージを保持します。このとき,送信先のsyslogサーバをIPアドレスで指定している場合は指定したsyslogサーバに対する通信経路が回復したあと,ホスト名で指定している場合は系切替から7分経過したあと,保持したメッセージを送信します。系切替から7分経過しても送信先のsyslogサーバへの通信経路が回復していないときは,保持したメッセージを廃棄します。
なお,本装置では他装置からのsyslogメッセージを受信する機能はサポートしていません。また,本装置で生成したsyslogメッセージでは,RFC3164で定義されているHEADER部のHOSTNAME欄は未設定です。