10.3.5 VRFでのNTPによる時刻同期の設定
NTPを使用して,VRFに存在するNTPサーバやNTPクライアントに対して時刻を同期させる設定をします。
- [設定のポイント]
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NTPを使用して,本装置の時刻を任意のVRFに存在するNTPサーバに同期させます。また,本装置の時刻がNTPサーバに同期している場合,グローバルネットワークを含む全VRFに存在する複数のNTPクライアントに本装置の時刻を配布できます。
同期の対象にするNTPサーバとNTPクライアントのVRFが異なる場合,NTPクライアントに対して,本装置の参照先ホストをローカルタイムサーバとして通知します。
[コマンドによる設定]
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(config)# ntp server vrf 10 192.168.1.100
VRF 10に存在するIPv4アドレス192.168.1.100のNTPサーバに,本装置の時刻を同期させます。構成はクライアントサーバモードです。
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(config)# ntp peer vrf 10 192.168.1.100
VRF 10に存在するIPv4アドレス192.168.1.100のNTPサーバと本装置の時刻を同期させます。構成はシンメトリック・アクティブ/パッシブモードです。
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(config)# ntp broadcast client
NTPブロードキャストメッセージで本装置の時刻を同期させます。グローバルネットワークを含む全VRF上のサブネットを対象にして,NTPサーバからのNTPブロードキャストメッセージを受信します。
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(config)# interface gigabitethernet 1/3
(config-if)# vrf forwarding 20
(config-if)# ip address 192.168.10.1 255.255.255.0
(config-if)# ntp broadcast
VRFが指定されたインタフェースに対してNTPブロードキャストの設定をします。本装置の時刻がNTPサーバに同期すると,VRF 20,IPv4アドレス192.168.10.0,サブネットマスク255.255.255.0のネットワークにNTPブロードキャストパケットを送信します。