コンフィグレーションガイド Vol.1


5.2.4 コマンド短縮実行

コマンドまたはパラメータを短縮して入力して,入力された文字が一意のコマンドまたはパラメータとして特定できる場合,コマンドを実行します。短縮入力のコマンド実行例を次の図に示します。

図5‒8 短縮入力のコマンド実行例(show netstat interfaceの短縮入力)
> sh nets in [Enter]
Date 20XX/07/19 12:00:00 UTC
Name       Mtu   Network     Address        Ipkts Ierrs    Opkts Oerrs Colls
Eth1/2     1500  192.168/24  192.168.0.60    3896     2     2602     0     0
>

なお,短縮実行できるコンフィグレーションコマンドはコンフィグレーションのモードによって異なります。

コンフィグレーションコマンドshow

コンフィグレーションの各モードで短縮実行できます。

コンフィグレーションコマンドcommit,end,quit,exit,rollback,save,status,top

グローバルコンフィグレーションモード,またはtemplateコマンド実行後に移行するサブモード(第二階層)でだけ短縮実行できます。ほかのモードで短縮実行すると入力エラーになります。

コンフィグレーションコマンドend-template

templateコマンド実行後に移行するサブモード(第二階層)でだけ短縮実行できます。ほかのモードで短縮実行すると入力エラーになります。

コンフィグレーションコマンドdelete,insert,replace

templateコマンド実行後に移行するサブモード(第二階層)以降のモードで短縮実行できます。ほかのモードで短縮実行すると入力エラーになります。

上記以外の各モードのコンフィグレーションコマンド

各モードで一意に特定できたコマンドを短縮実行できます。

また,*を含むパラメータを指定した場合は,それ以降のパラメータについて短縮実行できません。