eventmonitor.regist_cron_timer
cronタイマを登録します。
[関数名]
regist_cron_timer(cron, priority = eventmonitor.NORMAL)
[引数]
- cron
-
'<minute> <hour> <day> <month> <week>'
指定した時刻にイベントを発行させます。指定できる値の範囲を次に示します。
- <minute>
-
分を指定します。{0-59|*}
- <hour>
-
時間を指定します。{0-23|*}
- <day>
-
日を指定します。{1-31|*}
- <month>
-
月を指定します。{1-12|*}
- <week>
-
曜日を指定します。{0-7|*}
(0,7=日曜,1=月曜,2=火曜,...,6=土曜)
指定規則および設定例については,[備考]を参照してください。
- priority
-
本タイマが発生したときの通知優先度を指定します。
-
eventmonitor.HIGH:高
-
eventmonitor.NORMAL:中(デフォルト値)
-
eventmonitor.LOW:低
-
eventmonitor.LAST:最低
通知優先度が高/中/低のイベントは,次の割合で通知します。
高:中:低 = 6:3:1
通知優先度が最低のイベントは,高/中/低のイベントをすべて通知したあと,通知します。
-
[戻り値]
- 整数型
-
監視イベントID(一意の値)
[例外]
例外クラス名 |
説明 |
---|---|
TypeError |
引数の型に誤りがあります。 |
ValueError |
引数に不正な値が指定されています。 |
SystemError |
システムエラーが発生しました。 |
KeyboardInterrupt |
[Ctrl+C]の入力によってコマンドが中断されました。 |
eventmonitor.RegisterMax |
イベント登録数が上限に達しています。 |
eventmonitor.RegistrationError |
イベント登録に失敗しました。 |
[詳細]
引数に指定したcronタイマを登録します。
正常終了の場合,戻り値に監視イベントID(正の整数)の値が格納されます。異常終了の場合,例外を返します。
cronタイマ監視登録は,intervalタイマ監視登録と合わせて装置当たり最大256件まで登録できます。256件を超えた場合は例外(eventmonitor.RegisterMax)を返します。
[注意事項]
-
cronタイマのイベント発生時刻をわたって時刻を変更(サマータイムの開始/終了による時刻変更を含む)した場合,発生時刻をわたって時刻を進めるとイベントが発生しないことがあり,発生時刻をわたって時刻を戻すとイベントが2度発生することがあります。
[備考]
-
引数cronの指定規則を次に示します。
-
アスタリスク(*)を指定した場合はそのパラメータが取り得るすべての値(時刻)を指定したことと同じです。例えば,minuteにアスタリスク(*)を指定した場合は,システム時刻の分単位にイベントを発行します。
-
値はコンマ(,)で区切ることで,複数指定できます。
-
スラッシュ(/)を組み合わせると右側に指定した数値間隔で実行します。
-
ハイフン(-)を使って範囲指定ができます。
-
cron設定文字列は最大511文字です。
引数cronの入力例を次に示します。
表20‒9 引数cronの入力例 入力例
説明
* * * * *
毎分実行
43 23 * * *
毎日23:43に実行
0 17 * * 1
毎週月曜の17:00に実行
0,10 17 * * 0,2,3
毎週日,火,水曜の17:00と17:10に実行
0-10 17 1 * *
毎月1日の17:00から17:10まで1分ごとに実行
0 0 1,15 * 1
毎月1日と15日と月曜日の0:00に実行
42 4 1 * *
毎月1日の4:42に実行
0 21 * * 1-6
毎週月曜日から土曜までの21:00に実行
0,10,20,30,40,50 * * * *
毎時0分,10分,20分,30分,40分,50分に実行
*/10 * * * *
毎時0分から10分ごとに実行
* 1 * * *
毎日1:00から1:59まで1分ごとに実行
0 */1 * * *
毎時0分に実行
0 * * * *
毎時0分に実行
2 8-20/3 * * *
毎日8:02,11:02,14:02,17:02,20:02に実行
30 5 1,15 * *
毎月1日と15日の5:30に実行
-