コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.3
ICMPエラーの送信間隔を指定します。dfパラメータを指定することによって,コード4(DFフラグがセットされているため,フラグメントできない)のICMPエラー送信間隔を設定します。本パラメータを使用することで,コード4とコード4以外のICMPエラー送信間隔をそれぞれ独立して設定できます。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
ip icmp rate-limit unreachable [df] <milli seconds>
- 情報の削除
no ip icmp rate-limit unreachable [df]
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- df
- コード4のICMPエラー送信間隔を設定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
コード4以外のICMPエラー送信間隔を設定します。
- 値の設定範囲
なし
- <milli seconds>
- ICMPエラーメッセージ間の最小時間を設定します。0を指定すると,送信間隔によってICMPエラーパケット送信を制限しません。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
0〜2147483647(ミリ秒)
[コマンド省略時の動作]
すべてのICMPエラーの送信間隔は500ミリ秒となります。
ただし,次の点に注意してください。
- ip icmp rate-limit unreachableを設定し,ip icmp rate-limit unreachable dfを設定しない場合,コード4のエラー送信間隔はコード4以外のエラー送信間隔と同じになります。
- ip icmp rate-limit unreachable dfだけを設定した場合,コード4以外のエラー送信間隔は500ミリ秒となります。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
なし
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