コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
RMONイベントグループの制御情報を設定します。本コマンドでは最大16エントリを設定できます。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
rmon event <event no.> [log] [trap <community>] [description <string>] [owner <string>]
- 情報の削除
no rmon event <event no.>
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <event no.>
- RMONイベントグループの制御情報の情報識別番号を指定します。本パラメータは準拠規格のeventIndexに対応します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
1〜65535
- log
- アラーム(イベント)の方法を指定するパラメータで,アラームのログを残します。本パラメータは準拠規格のeventTypeに対応します。
- 本パラメータ省略時の初期値
アラームのログを残しません
- 値の設定範囲
なし
- trap <community>
- アラーム(イベント)の方法を指定するパラメータで,<community>で指定したコミュニティに対してSNMP通知を送信します。本パラメータは準拠規格のeventTypeに対応します。
- 本パラメータ省略時の初期値
SNMP通知を送信しません
- 値の設定範囲
60文字以内の文字列をダブルクォート(")で囲んで設定します。入力できる文字は,英数字と特殊文字です。入力文字列にスペースなどの特殊文字を含まない場合,文字列をダブルクォート(")で囲まなくても設定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■任意の文字列」を参照してください。
- description <string>
- イベントの内容を文字列で指定します。イベント内容に関するメモとして使用してください。本パラメータは準拠規格のeventDescriptionに対応します。
- 本パラメータ省略時の初期値
なし
- 値の設定範囲
79文字以内の文字列をダブルクォート(")で囲んで設定します。入力できる文字は,英数字と特殊文字です。入力文字列にスペースなどの特殊文字を含まない場合,文字列をダブルクォート(")で囲まなくても設定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■任意の文字列」を参照してください。
- owner <string>
- 本設定の設定者の識別情報を指定します。本設定を誰が行ったかを識別するための情報です。本パラメータは準拠規格のeventOwnerに対応します。
- 本パラメータ省略時の初期値
なし
- 値の設定範囲
24文字以内の文字列をダブルクォート(")で囲んで設定します。入力できる文字は,英数字と特殊文字です。入力文字列にスペースなどの特殊文字を含まない場合,文字列をダブルクォート(")で囲まなくても設定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■任意の文字列」を参照してください。
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- SNMPマネージャからイベントグループにアクセスするとき,およびSNMPマネージャにSNMP通知を送信するときは,snmp-server communityコマンドおよびsnmp-server hostコマンドでSNMPマネージャの登録が必要です。
- SNMPマネージャにSNMP通知を送信するためには,snmp-server hostコマンドで送信先のSNMPマネージャのIPアドレスおよび“rmon”を指定してください。
- SNMPマネージャ登録時のコミュニティ名とイベントグループのコミュニティ名が一致したときだけSNMP通知を送信します。
- アラームグループのrising-event-index,falling-event-indexの値はイベントグループで設定した情報識別番号を設定してください。値が異なっていれば,アラームが発生したときにイベントは実行されません。
- コンフィグレーションで設定したイベントグループとSNMPマネージャからSetで設定したイベントグループを合わせて,最大16エントリ設定できます。最大エントリを設定した状態で,コンフィグレーションにイベントグループを設定しても,追加したイベントグループは動作しません。不要なevent設定を削除してから,再設定してください。
- SNMPマネージャからRMON eventTableのSetを行った場合,コンフィグレーションには反映されません。
[関連コマンド]
snmp-server host rmon alarm
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