コンフィグレーションガイド Vol.3
監視対象のIPアドレスが本装置に直接接続されたネットワークのアドレスではない場合は,コンフィグレーションコマンドtype bfdでmultihopパラメータを指定して,マルチホップの監視を有効にしてください。
multihopパラメータを指定したBFDセッションでは,BFDパケットの送信元アドレスとしてループバックアドレスを使用します。本装置のループバックインタフェースにIPアドレスを設定してください。対向装置への経路にVRFを使用している場合,ループバックインタフェースにもVRFの設定が必要です。
監視対象のIPアドレスが本装置に直接接続されたネットワークのアドレスではないのにmultihopパラメータを指定しない場合や,ループバックインタフェースにアドレスを設定しない場合,BFDセッションは確立しません。
なお,運用中のBFDセッションが使用するループバックアドレスを変更または削除した場合,対象のBFDセッションをダウンさせて,再確立します。対象のBFDセッションは一度削除されるため,統計情報などは引き継がれません。このとき,BFDを使用して監視している経路の通信が,一時的に停止することがあります。
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