コンフィグレーションガイド Vol.3
uRPFは,受信パケットの送信元アドレスを装置のルーティングテーブルから検索して,ルーティングテーブルと不整合であればパケットを廃棄します。uRPFの動作概要を次の図に示します。
図7-1 uRPFの動作概要
この図では,パケットA受信時にuRPFが有効であれば,本装置はパケットAの送信元アドレス10.0.10.2をルーティングテーブルから検索します。ルーティングテーブルに10.0.10.2に一致する経路が存在するため,本装置はパケットAを正当なパケットと見なし,通常の経路検索によって中継します。次項で説明しているStrictモードではさらにインタフェースの妥当性も検証します。
パケットB受信時は,パケットBの送信元アドレス10.0.30.4をルーティングテーブルから検索しますが,一致する経路が存在しないため,パケットBは廃棄されます。
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