コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
マルチプルスパニングツリーの,MSTインスタンスごとの該当ポートの優先度を設定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
spanning-tree mst <mst instance id list> port-priority <priority>
- 情報の削除
no spanning-tree mst <mst instance id list> port-priority
[入力モード]
- (config-if)
- イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース
[パラメータ]
- <mst instance id list>
- MSTインスタンスIDを設定します。一つのMSTインスタンスIDを設定できるほか,ハイフン(-),コンマ(,)を使用して複数のMSTインスタンスIDの一括設定もできます。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
0〜4095
- <priority>
- ポートの優先度を設定します。16の倍数をポート優先度として使用します。値が小さいほど優先度が高くなります。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
0〜240
[コマンド省略時の動作]
spanning-tree port-priorityコマンドの設定に従います。spanning-tree port-priorityコマンドの設定がない場合は,ポート優先度を128として動作します。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 複数のインタフェースを指定して情報を設定する場合は,複数のMSTインスタンスIDを一括設定できません。一つのMSTインスタンスIDを設定してください。
- ポート優先度を変更することによって,トポロジ変更が発生する場合があります。
[関連コマンド]
spanning-tree port-priority
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