コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
チャネルグループに切り戻し抑止機能を設定します。本コマンドを設定すると,チャネルグループから離脱したポートの集約を抑止して,フレーム送信ポートの自動切り戻しを抑止します。
切り戻し抑止機能はチャネルグループがアップ状態のときに動作します。チャネルグループ状態がアップになってから切り戻し抑止機能が動作開始するまでの時間を,secondsパラメータで指定できます。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
channel-group non-revertive [<seconds>]
- 情報の削除
no channel-group non-revertive
[入力モード]
- (config-if)
- ポートチャネルインタフェース
[パラメータ]
- <seconds>
- 切り戻し抑止機能の動作遅延時間(秒)を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
600
- 値の設定範囲
0〜86400
[コマンド省略時の動作]
切り戻し抑止機能を無効とします。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- チャネルグループ内で,切り戻し抑止中のポート以外のすべてのポートがダウン状態になったとき,チャネルグループのアップ状態を継続するために,切り戻し抑止中のポートをチャネルグループに集約します。
- 切り戻し抑止中のチャネルグループのポートを集約するためには,運用コマンドclear channel-group non-revertiveを実行してください。スタティックリンクアグリゲーションでスタンバイリンク機能を使用している場合は,スタンバイポートになるかチャネルグループに集約するかのどちらかになります。
- LACPリンクアグリゲーションの場合,本装置のLACPシステム優先度が接続先の装置より高いときに本機能は動作します。
[関連コマンド]
なし
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