コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
次のインタフェースを対象に,ポートの速度を設定します。
- 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
- 1000BASE-X
また,SFP+/SFP共用ポートを対象に,SFP+を使用できるポートとSFPを使用できるポートを切り替えます。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
speed { 10 | 100 | 1000 | auto | auto {10 | 100 | 1000 | 10 100 | 10 100 1000} }
- 情報の削除
no speed
[入力モード]
- (config-if)
- イーサネットインタフェース
[パラメータ]
- { 10 | 100 | 1000 | auto | auto {10 | 100 | 1000 | 10 100 | 10 100 1000} }
- 回線速度を設定します。また,SFP+/SFP共用ポートを対象に,SFPを使用できるポートに切り替えます。
- 回線種別に応じて,本コマンドおよびduplexコマンドのパラメータを組み合わせて指定します。指定可能なパラメータの組み合わせを次の表に示します。指定可能なパラメータ以外を指定した場合,autoで動作します。
表16-8 指定可能なパラメータ
回線種別 指定可能なパラメータ speedコマンド duplexコマンド 10BASE-T/
100BASE-TX/
1000BASE-T10
100half※
fullauto
auto 10
auto 100
auto 1000
auto 10 100
auto 10 100 1000auto 1000BASE-X 1000 full auto
auto 1000auto
- 注※
- NIFがNL1GA-12S,NL1G-24T,およびNL1G-24Sの場合は指定できません。
- SFP+/SFP共用ポートをSFPで使用する場合の指定可能なパラメータの組み合わせを,次の表に示します。指定可能なパラメータ以外を指定した場合,autoで動作します。
表16-9 指定可能なパラメータ(SFP+/SFP共用ポートをSFPで使用する場合)
回線種別 指定可能なパラメータ speedコマンド duplexコマンド 1000BASE-T auto
auto 1000auto 1000BASE-X 1000 full auto
auto 1000auto
- 10
- 回線速度を10Mbit/sに設定します。
- 100
- 回線速度を100Mbit/sに設定します。
- 1000
- 回線速度を1000Mbit/sに設定します。
- auto
- 回線速度をオートネゴシエーションに設定します。
- auto {10 | 100 | 1000 | 10 100 | 10 100 1000}
- 指定された回線速度でオートネゴシエーションを行います。本設定によって,意図しない回線速度になり,回線使用率が上がることなどを防ぎます。指定された回線速度でネゴシエーションできなかった場合はリンクがアップしません。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
なし
[コマンド省略時の動作]
回線速度の設定はautoとなります。
SFP+/SFP共用ポートは,SFP+を使用できるポートとなります。ただし,コマンド省略時にSFP+/SFP共用ポートがSFPを使用できるポートで動作している場合,回線速度の設定はautoとなります。
[通信への影響]
運用中のポートに指定した場合,いったんポートがダウンし,一時的に通信が停止します。そのあとで再起動します。
SFP+/SFP共用ポートがSFP+を使用できるポートで動作している場合,通信への影響はありません。
[設定値の反映契機]
回線速度の設定は,設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
SFP+/SFP共用ポートで,SFP+を使用できるポートとSFPを使用できるポートを切り替える場合は,設定値変更後,NIFを再起動することで反映されます。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
duplex
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