コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1

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event sysmsg

運用系BCUに出力されるシステムメッセージを監視します。

監視対象のシステムメッセージフォーマットについては,「メッセージ・ログレファレンス 1.1.1 画面出力時のフォーマット」を参照してください。

[入力形式]

情報の設定
event sysmsg [bcu-number <bcu no.>] [bcu-status {active | standby}] [event-level <event level>] [message-type <message type> [message-type-detail <message type detail>]] [message-id <message id> [message-text <message text>]] [additional-info-upper <upper number>] [additional-info-lower <lower number>]

情報の削除
no event sysmsg

[入力モード]

(config-applet)

[パラメータ]

bcu-number <bcu no.>
イベントが発生したBCUの搭載スロット番号を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    すべてのBCU番号が監視対象になります。
  2. 値の設定範囲
    1〜2

bcu-status {active | standby}
イベントが発生したBCUの系状態を指定します。

active
運用系として稼働中のBCUを指定します。

standby
待機系として稼働中のBCUを指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    すべての系状態が監視対象になります。
  2. 値の設定範囲
    なし

event-level <event level>
イベントレベル(S0〜S7)を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    すべてのイベントレベルが監視対象になります。
  2. 値の設定範囲
    0〜7の値を指定します。ハイフン(-),コンマ(,)を使用して,複数指定することもできます。

message-type <message type>
メッセージ種別を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    KEY,CONFIGERR,CMDRSP,SCR-KEY,SCR-CNFERR,SCR-CMDRSP以外のすべてのメッセージ種別が監視対象になります。
  2. 値の設定範囲
    パラメータに指定できる値」の「■<message type>の設定値」を参照してください。ただし,KEY,CONFIGERR,CMDRSP,SCR-KEY,SCR-CNFERR,SCR-CMDRSPは指定できません。

message-type-detail <message type detail>
メッセージ種別詳細情報を正規表現で指定します。正規表現はPOSIX 1003.2のBasic Regular Expressionに準拠します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    すべてのメッセージ種別詳細情報が監視対象になります。
  2. 値の設定範囲
    32文字以内で,ダブルクォート(")で囲んで指定します。

message-id <message id>
メッセージ識別子を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    すべてのメッセージ識別子が監視対象になります。
  2. 値の設定範囲
    8桁以内の16進数を指定します。

message-text <message text>
メッセージテキストを正規表現で指定します。正規表現はPOSIX 1003.2のBasic Regular Expressionに準拠します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    すべてのメッセージテキストが監視対象になります。
  2. 値の設定範囲
    128文字以内で,ダブルクォート(")で囲んで指定します。

additional-info-upper <upper number>
付加情報上位2桁を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    すべての付加情報上位2桁が監視対象になります。
  2. 値の設定範囲
    2桁以内の16進数を指定します。

additional-info-lower <lower number>
付加情報下位12桁を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    すべての付加情報下位12桁が監視対象になります。
  2. 値の設定範囲
    12桁以内の16進数を指定します。

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 本コマンドで情報を設定する場合,どれか一つは監視条件パラメータを指定する必要があります。
  2. システムメッセージ監視とevent timerコマンドで設定するタイマ監視は,1アプレットに対してどちらか一方だけ設定できます。
  3. actionコマンドで設定したアクションを実行中に,該当するアプレットで本コマンドを削除した場合,実行中のアクションは終了まで実行されますが,未実行のアクションは実行されません。
  4. システムメッセージ中のメッセージテキストは,ソフトウェアバージョン変更時に出力内容が変わることがあります。ソフトウェアバージョン変更時は,監視条件の変更が必要ないか確認してください。

[関連コマンド]

event timer
priority
disable
action

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