コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
RMONイーサネットの統計来歴の制御情報を設定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
rmon collection history controlEntry <integer> [owner <owner name>] [buckets <bucket number>] [interval <seconds>]
- 情報の削除
no rmon collection history controlEntry <integer>
[入力モード]
- (config-if)
- イーサネットインタフェース
[パラメータ]
- controlEntry <integer>
- 統計来歴の制御情報の情報識別番号を指定します。本パラメータは準拠規格のhistoryControlIndexに対応します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
1〜65535
- owner <owner name>
- 本設定の設定者の識別情報を指定します。本設定を誰が行ったかを識別するための情報です。本パラメータは準拠規格のhistoryControlOwnerに対応します。
- 本パラメータ省略時の初期値
なし
- 値の設定範囲
24文字以内の文字列をダブルクォート(")で囲んで設定します。入力できる文字は,英数字と特殊文字です。入力文字列にスペースなどの特殊文字を含まない場合,文字列をダブルクォート(")で囲まなくても設定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■任意の文字列」を参照してください。
- buckets <bucket number>
- 統計情報を格納する来歴エントリ数を指定します。本パラメータは準拠規格のhistoryControlBucketsRequestedに対応します。
- 本パラメータ省略時の初期値
50
- 値の設定範囲
1〜65535
注 <bucket number>に51〜65535を指定した場合,50を指定したときと同じ動作になります。
- interval <seconds>
- 統計情報を収集する時間間隔(秒)を指定します。本パラメータは準拠規格のhistoryControlIntervalに対応します。
- 本パラメータ省略時の初期値
1800
- 値の設定範囲
1〜3600
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- SNMPマネージャからイーサネットヒストリグループにアクセスするときはsnmp-server communityコマンドでSNMPマネージャの登録が必要です。
- コンフィグレーションで設定したヒストリグループとSNMPマネージャからSetで設定したヒストリグループを合わせて,最大32エントリ設定できます。最大エントリを設定した状態で,コンフィグレーションにヒストリグループを設定しても,追加したヒストリグループは動作しません。不要なhistory設定を削除してから,再設定してください。
- SNMPマネージャからRMON historyControlTableのSetを行った場合,コンフィグレーションには反映されません。
- RMONのhistoryコンフィグレーションで設定したinterfaceの該当するNIFがinactive状態の場合,inactivate後のetherHistory情報が取得できなくなります。このため,historyControlStatus値はinvalid(4)で応答します。ただし,interval値が長く設定されている場合は,historyControlStatusがvalid(1)からinvalid(4)へ変化するまで時間が掛かります(目安はinterval値の半分の時間です)。
[関連コマンド]
interface snmp-server community
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