コンフィグレーションガイド Vol.2
特定のQoSフローに対して廃棄クラスを変更して,キューイング時の廃棄優先度を設定する場合の例を次に示します。
- [設定のポイント]
- フレーム受信時に宛先IPアドレスによってQoSフロー検出をして,廃棄クラスを変更する設定をします。廃棄優先度は廃棄クラスによって決まります。
- [コマンドによる設定]
- (config)# ip qos-flow-list QOS-LIST2
IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST2)を作成します。本リストを作成すると,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。
- (config-ip-qos)# qos ip any host 192.0.2.10 action priority-class 8 discard-class 1
192.0.2.10のIPアドレスを宛先として,優先クラス8,廃棄クラス1のIPv4 QoSフローリストを設定します。
- (config-ip-qos)# exit
IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。
- (config)# interface tengigabitethernet 1/3
(config-if)# ip qos-flow-group QOS-LIST2 in
イーサネットインタフェース1/3のコンフィグレーションモードに移行したあと,受信側にIPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST2)を適用します。
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