コンフィグレーションガイド Vol.2

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14.2.5 最大帯域監視と最低帯域監視の組み合わせの設定

特定のフローに対して最大帯域監視と最低帯域監視をして,違反フレームのDSCPを書き換える場合の例を次に示します。

[設定のポイント]
フレーム受信時に宛先IPアドレスによってフロー検出をして,最大帯域監視と最低帯域監視をする設定をします。最低帯域監視を違反したフレームに対しては,DSCP値を変更する設定をします。

[コマンドによる設定]
  1. (config)# policer POLICER-4 in max-rate 800M max-burst 120k min-rate 300M min-burst 70k penalty-dscp 22
    ポリサーエントリ(POLICER-4)を作成して,次に示す設定をします。
    • 最大帯域監視の監視帯域:800Mbit/s
    • 最大帯域監視のバーストサイズ:120kbyte
    • 最低帯域監視の監視帯域:300Mbit/s
    • 最低帯域監視のバーストサイズ:70kbyte
    • 最低帯域監視の違反フレームのDSCP値:22
     
  2. (config)# ip qos-flow-list QOS-LIST4
    IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST4)を作成します。本リストを作成すると,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。
     
  3. (config-ip-qos)# qos ip any host 192.0.2.10 action policer POLICER-4
    宛先IPアドレスが192.0.2.10のフローに対してポリサーエントリ(POLICER-4)を指定したIPv4 QoSフローリストを設定します。
     
  4. (config-ip-qos)# exit
    IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。
     
  5. (config)# interface port-channel 20.200
    ポートチャネルサブインタフェース20.200のコンフィグレーションモードに移行します。
     
  6. (config-subif)# ip qos-flow-group QOS-LIST4 in
    受信側にIPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST4)を適用します。

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