運用コマンドレファレンス Vol.2
[機能]
指定したリモート装置のMIBの値を表示します。
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[入力形式]
snmp rget [version { 1 | 2 }] <IP Address> <community> <variable_name>
[パラメータ]
SNMPエージェントにリモートアクセスし,指定オブジェクトインスタンスの管理情報を取得し表示します。
- version {1|2}
- SNMPのバージョンを指定する。
- IP Address
- リモートアクセスする装置のIPアドレスを指定します。
- community
- リモート装置のコミュニティ名称を指定します。
- variable_name
- MIBのオブジェクト名称,またはドット記法でオブジェクトを指定します。
[実行例]
図13-9 snmp rgetコマンド実行例
> snmp rget version 2 192.168.11.35 public sysObjectID.0 Name: sysObjectID.0 Value: ax7800s
[表示説明]
表13-16 snmp rgetコマンド画面表示時の記号説明
表示記号 意味 表示詳細情報 Name 指定した次のオブジェクトインスタンス − Value 指定した次のオブジェクトインスタンス値 −
[ユーザ通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表13-17 snmp rgetコマンド応答メッセージ
メッセージ 内容 Cannot translate variable class: <MIB Object Name> <MIB Object Name>というオブジェクト名称が不正です。 make_obj_id_from_dot, bad character : x,y,z ドット記法で指定したオブジェクトIDの中に不正な文字x,y,zが含まれます。 receive error. 受信エラーが発生しました。 error parsing packet. 異常フォーマットのSNMPフレームを受信しました。 error parsing pdu packlet. SNMP PDUフレームフォーマット異常のフレームを受信しました。 unable to connect to socket. SNMPフレームを送信しようとしましたが,失敗しました。 <SNMP agent IP address>: host unknown. 不正なSNMPエージェントアドレスが指定されました。 No response - retrying 該当SNMPエージェントからの応答がないためリトライ中です。 No response - try again. 該当SNMPエージェントからの応答がありませんでした。 Error code set in packet - Return packet too big. 該当SNMPエージェントで,許容サイズを超えるMIB値を応答しようとした,という応答が返ってきました。 Error code set in packet - No such variable name. Index: <Number>. 該当SNMPエージェントから,指定されたオブジェクトIDは管理していないと応答が返ってきました。また,管理していないオブジェクトIDは<Number>番目に指定したものです。 Error code set in packet - General error: <Number>. 該当SNMPエージェントから,指定されたオブジェクトIDは管理しているが正しくMIB値を取得できなかったと応答が返ってきました。また,取得できなかったオブジェクトIDは<Number>番目に指定したものです。 Error code set in packet - Unknown status code: <Code> 規格で規定されていない応答ステータスコード<Code>を含むSNMPフレームを受信しました。 request ID mismatch. Got: <ID1>, expected: <ID2> SNMPフレームのリクエスト識別番号<ID2>のフレームを期待していたが,リクエスト識別番号<ID1>のSNMPフレームを受信しました。
[注意事項]
なし
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