運用コマンドレファレンス Vol.2
[機能]
指定したMIBの値を表示します。
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[入力形式]
snmp get <variable_name>
[パラメータ]
- variable_name
- オブジェクト名称,またはドット記法でオブジェクトを指定します。
- 指定したオブジェクトインスタンスの管理情報を検索し表示します。
[実行例]
図13-2 snmp getコマンド実行例
> snmp get sysDescr.0 Name: sysDescr.0 Value: ALAXALA AX7800S xxxx Ver. 9.1 > snmp get 1.3.6.1.2.1.1.1.0 Name: sysDescr.0 Value: ALAXALA AX7800S xxxx Ver. 9.1
[表示説明]
表13-2 snmp getコマンド画面表示時の記号説明
表示記号 意味 表示詳細情報 Name オブジェクトインスタンス − Value オブジェクトインスタンス値 −
[ユーザ通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表13-3 snmp getコマンド応答メッセージ
メッセージ 内容 Cannot translate variable class: <MIB Object Name> <MIB Object Name>というオブジェクト名称が不正です。 make_obj_id_from_dot, bad character : x,y,z ドット記法で指定したオブジェクトIDの中に不正な文字x,y,zが含まれます。 receive error. 受信エラーが発生しました。 error parsing packet. 異常フォーマットのSNMPフレームを受信しました。 error parsing pdu packlet. SNMP PDUフレームフォーマット異常のフレームを受信しました。 unable to connect to socket. SNMPフレームを送信しようとしましたが,失敗しました。 <SNMP agent IP address>: host unknown. 不正なSNMPエージェントアドレスが指定されました。 No response - retrying 該当SNMPエージェントからの応答がないためリトライ中です。 No response - try again. 該当SNMPエージェントからの応答がありませんでした。 Error code set in packet - Return packet too big. 該当SNMPエージェントで,許容サイズを超えるMIB値を応答しようとした,という応答が返ってきました。 Error code set in packet - No such variable name. Index: <Number>. 該当SNMPエージェントから,指定されたオブジェクトIDは管理していないと応答が返ってきました。また,管理していないオブジェクトIDは<Number>番目に指定したものです。 Error code set in packet - General error: <Number>. 該当SNMPエージェントから,指定されたオブジェクトIDは管理しているが正しくMIB値を取得できなかったと応答が返ってきました。また,取得できなかったオブジェクトIDは<Number>番目に指定したものです。 Error code set in packet - Unknown status code: <Code> 規格で規定されていない応答ステータスコード<Code>を含むSNMPフレームを受信しました。 request ID mismatch. Got: <ID1>, expected: <ID2> SNMPフレームのリクエスト識別番号<ID2>のフレームを期待していたが,リクエスト識別番号<ID1>のSNMPフレームを受信しました。
[注意事項]
- 電源投入直後または(copy backup-configコマンド(「運用コマンドレファレンス Vol.1 copy backup-config」参照)によって)バックアップコンフィグレーションファイルをスタートアップコンフィグレーションファイルにコピーした直後,約2分間はSNMPエージェント初期化中のためNo response応答メッセージを出力します。
- コンフィグレーションで,SNMP情報の設定をしていない場合,No response応答メッセージを出力し,MIB取得はできません。
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