運用コマンドレファレンス Vol.2
[機能]
送受信インタフェースの出力優先度キューごとの統計情報を0クリアします。BSUとNIFのどちらかが指定されていれば該当インタフェースの統計を,指定がなければ全インタフェースの統計情報を0クリアします。
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[入力形式]
clear qos queueing [ {{nif <NIF No.> line <Line No.>} | <NIF No.>/<Line No.>} {{[outbound] [common※1]} | inbound※2}] clear qos queueing bsu {to-bsu | from-nif | to-cp | to-nif} clear qos queueing cp to-rm clear qos queueing rm
- 注※1 指定できるのは,以下のNIFの場合だけです。
- NF100-48TA,NF1G-48T,NF1G-32S,NFMX-44,NFMX-34(Line No.:0〜31)
- 注※2 指定できるのは,以下のNIFの場合だけです。
- NF1G-48T,NF1G-32S,NFMX-44,NFMX-34(Line No.:0〜31)
- 全情報クリア
clear qos queueing
- BSUキュー指定
clear qos queueing bsu to-bsu
- BSU-NIF受信キュー指定
clear qos queueing bsu from-nif
- BSU-CP送信キュー指定
clear qos queueing bsu to-cp
- BSU-NIF送信キュー指定
clear qos queueing bsu to-nif
- NIF-Lineキュー(inbound)指定(NF1G-48T,NF1G-32S,NFMX-44,NFMX-34(Line No.:0〜31))
clear qos queueing nif <NIF No.> line <Line No.> inbound clear qos queueing <NIF No.>/<Line No.> inbound
- NIF-Lineキュー(outbound)指定
clear qos queueing nif <NIF No.> line <Line No.> [outbound] clear qos queueing <NIF No.>/<Line No.> [outbound]
- NIF-Lineディストリビューション送信キュー(outbound)指定(NF100-48TA,NF1G-48T,NF1G-32S,NFMX-44,NFMX-34(Line No.:0〜31)だけ)
clear qos queueing nif <NIF No.> line <Line No.> [outbound] common clear qos queueing <NIF No.>/<Line No.> [outbound] common
- CP送信キュー指定
clear qos queueing cp to-rm
- RMキュー指定
clear qos queueing rm
[パラメータ]
- 省略時
- 装置全体の統計情報を0クリアします。
- <NIF No.>/<Line No.>inbound
- 当該インタフェースから受信するためのキューの統計情報を0クリアする場合に指定します。NIF番号,Line番号を指定します。指定できるNIF番号,Line番号の値の範囲は,「運用コマンドレファレンス Vol.1 パラメータに指定できる値」を参照してください。
- nif <NIF No.> line <Line No.>[outbound]
- 当該インタフェースから送信するためのキューの統計情報を0クリアする場合に指定します。
- NIF番号,Line番号を指定します。指定できるNIF番号,Line番号の値の範囲は,「運用コマンドレファレンス Vol.1 パラメータに指定できる値」を参照してください。
- NIF <NIF No.> line <Line No.>inbound
- 当該インタフェースから受信するためのキューの統計情報を0クリアする場合に指定します。
- NIF番号,Line番号を指定します。指定できるNIF番号,Line番号の値の範囲は,「運用コマンドレファレンス Vol.1 パラメータに指定できる値」を参照してください。
- <NIF No.>/<Line No.>[outbound]
- 当該インタフェースから送信するためのキューの統計情報を0クリアする場合に指定します。
- NIF番号,Line番号を指定します。指定できるNIF番号,Line番号の値の範囲は,「運用コマンドレファレンス Vol.1 パラメータに指定できる値」を参照してください。
- common
- 当該インタフェースを収容するディストリビューション送信キューを指定します。
- bsu to-bsu
- BSU内部で中継するための送信キューの統計情報を0クリアする場合に指定します。
- bsu from-nif
- NIFから受信しBCUへ送信するための送信キューの統計情報を0クリアする場合に指定します。
- bsu to-cp
- BCUから受信しCPへ送信するための送信キューの統計情報を0クリアする場合に指定します。
- bsu to-nif
- BCUから受信しNIFへ送信するための送信キューの統計情報を0クリアする場合に指定します。
- cp to-rm
- CPからRMへ送信するための送信キューの統計情報を0クリアする場合に指定します。
- rm
- RMからCPへ送信するための送信キューの統計情報を0クリアする場合に指定します。
[実行例]
なし
[表示説明]
なし
[ユーザ通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表7-13 clear qos queueingコマンドのメッセージ一覧
メッセージ 内容 Can't execute this command in standby BCU. このコマンドは待機系BCU上では実行できません。 Disconnected CP. CPが稼働中ではないため実行できません。 Disconnected NIF -- <NIF No.>. NIFが未実装です。<NIF No.> NIF番号 Disconnected or no configuration Line <Line No.>. 指定LINEは未定義または未実装です。<Line No.> LINE番号 Illegal NIF -- <NIF No.>. 指定NIF番号が不正です。<NIF No.> NIF番号 No support parameter -- <parameter>. 指定したNIFで指定したパラメータはサポートしていません。<parameter>パラメータ No enough memory. コマンドを実行するための十分なメモリがありません。 Can't execute. コマンドを実行できません。
[注意事項]
- NIF-LineキューおよびNIF-Lineディストリビューション送信キューの統計情報において,outboundパラメータを省略した場合,outboundの統計情報が0クリアされます。
- BCUを二重化している場合,系切替時にすべての統計値がクリアされます。
- コマンド実行による統計の0クリア以外に,以下の条件でNIF-Lineキュー(outbound)の統計情報を0クリアします。
対象NIF:NF100-48TA,NF1G-48T,NF1G-32S,NFMX-44,NFMX-34(Line No.:0〜31)
条件:回線障害後の回復
回線閉塞(close)状態からの閉塞解除(free)
コンフィグレーションによる回線の閉塞(disable)状態からの閉塞定義削除
NIF障害後の回復
NIF閉塞(close)状態からの閉塞解除(free)
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