運用コマンドレファレンス Vol.2
[機能]
IPv6マルチキャストルーティングプログラムを再起動します。
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[入力形式]
restart ipv6-multicast [-f] [core-file]
[パラメータ]
- -f
- 再起動確認メッセージを出力しないで,IPv6マルチキャストルーティングプログラムを再起動します。
- core-file
- 再起動時にIPv6マルチキャストルーティングプログラムのコアファイル(rtm6.core/pim6sd.core)を出力します。
[実行例]
IPv6マルチキャストルーティングプログラムを再起動します。
図6-21 IPv6マルチキャストルーティングプログラムの再起動
> restart ipv6-multicast IPv6 Multicast routing program restart OK? (y/n): y >
[表示説明]
なし
[ユーザ通信への影響]
IPv6マルチキャスト中継が一時的に停止します。
[応答メッセージ]
表6-19 restart ipv6-multicast応答メッセージ
項番 メッセージ内容 意味 1 program error occurred: <Error Message> プログラムエラーが発生しました。
コマンドを再投入してください。<Error Message>:エラーメッセージ(発生元(エラー要因)) 2 pim6sd signaled but still running, waiting 6 seconds more. restart ipv6-multicastコマンドによって,IPv6マルチキャストルーティングプログラムを再起動中です。
しばらくお待ちください。3 pim6sd still running, sending another terminate signal. restart ipv6-multicastコマンドによる再起動のために,IPv6マルチキャストルーティングプログラムにterminateシグナルを再送中です。
しばらくお待ちください。4 pim6sd still running, sending a kill signal. restart ipv6-multicastコマンドによる再起動のためにIPv6マルチキャストルーティングプログラムにKillシグナルを送信中です。
しばらくお待ちください。5 pim6sd terminated. IPv6マルチキャストルーティングプログラムがrestart ipv6-multicastコマンドによって停止しました。
自動的に再起動しますので,しばらくお待ちください。6 pim6sd failed to terminate. IPv6マルチキャストルーティングプログラムの restart ipv6-multicastコマンドによる再起動に失敗しました。
コマンドを再投入してください。<PID>:プロセスID 7 pim6sd has already stopped. IPv6マルチキャストルーティングプログラムがすでに停止しているため,restart ipv6-multicastコマンドが失敗しました。
IPv6マルチキャストルーティングプログラムが自動的に再起動した可能性があります。必要ならば,再起動を待って,コマンドを再投入してください。8 pim6sd restarted after termination: old pid <PID>, new pid <PID> restart ipv6-multicastコマンド実行中にPIDが変更されたため,コマンドが失敗しました。
IPv6マルチキャストルーティングプログラムが自動的に再起動した可能性があります。必要ならば,再起動を待って,コマンドを再投入してください。<PID>:プロセスID 9 pim6sd appears to be running as pid <PID>, but pid <PID> doesn't exist! IPv6マルチキャストルーティングプログラムのPIDファイル中に記述されたプロセスが存在しません。
IPv6マルチキャストルーティングが有効になっていないか,IPv6マルチキャストルーティングプログラムが自動的に再起動した可能性があります。後者で必要ならば,再起動を待って,コマンドを再投入してください。<PID>:プロセスID 10 pim6sd doesn't seem to be running. IPv6マルチキャストルーティングプログラムが起動していないため,コマンドが失敗しました。
IPv6マルチキャストルーティングが有効になっているにもかかわらずこのメッセージが出る場合は,IPv6マルチキャストルーティングプログラムの再起動を待って,コマンドを再投入してください。11 connection failed to pim6sd IPv6マルチキャストルーティングプログラムとの通信が失敗しました。
IPv6マルチキャストルーティングが有効になっているにもかかわらずこのメッセージが出る場合は,コマンドを再投入してください。頻発する場合は,restart ipv6-multicastコマンドでIPv6マルチキャストルーティングプログラムを再起動してください。12 pim6sd does not respond. IPv6マルチキャストルーティングプログラムからの応答がありません。コマンドを再投入してください。頻発する場合は,restart ipv6-multicastコマンドでIPv6マルチキャストルーティングプログラムを再起動してください。 13 IPv6 routing is not configured. IPv6ルーティングが定義されていません。
コンフィグレーションを確認してください。
[注意事項]
- IPv6マルチキャストルーティングプログラムのコアファイルの出力先を下記に示します。
ディレクトリ:/primaryMC/var/core/
コアファイル:pim6sd.core
IPv6マルチキャストルーティングプログラムのコアファイルの削除方法はerase protocol-dump ipv6-multicastコマンド(「erase protocol-dump ipv6-multicast【OP-MLT】」)を参照してください。
- IPv6マルチキャストデータ中継中に本コマンドを実行してIPv6マルチキャストルーティングプログラムを再起動すると,一時的にコマンドプロンプトの応答が遅延する場合があります。
Copyright (c) 2005, 2011, ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.