運用コマンドレファレンス Vol.2
[機能]
BGP4+プロトコルに関する情報を表示します。
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[入力形式]
show ipv6 bgp summary [brief] show ipv6 bgp neighbors [brief] [{ <As> | <Peer Address> | <Host name> | detail }] show ipv6 bgp [brief] [-Faco] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]] show ipv6 bgp neighbors [brief] {<Peer Address> | <Host name>} received-routes [-Faco] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]] show ipv6 bgp received-routes [{ summary | {[brief ] [-Faco] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]]}] show ipv6 bgp neighbors [brief] {<Peer Address> | <Host name>} routes [-Faco] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]] show ipv6 bgp routes [{ summary | [brief] [-Faco] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]] }] show ipv6 bgp neighbors [brief] {<Peer Address> | <Host name>} advertised-routes [-Faco] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]] show ipv6 bgp advertised-routes [{ summary | [brief] [-Faco] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]] }] show ipv6 bgp {regexp | quote-regexp} <Aspath> [unmatch] [brief] show ipv6 bgp aspath-regexp <Extended Regular Expression> [brief] show ipv6 bgp inconsistent-as [brief] show ipv6 bgp paths [<Aspath> [unmatch]] show ipv6 bgp paths-regexp <Extended Regular Expression> show ipv6 bgp policy-group <Group Number> [brief] show ipv6 bgp community [brief] [none] show ipv6 bgp community [brief] <community>... [exact] show ipv6 bgp community-regexp <Extended Regular Expression> [brief] show ipv6 bgp neighbors {<Peer Address> | <Host name>} dampened-routes [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]] show ipv6 bgp dampened-paths [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]] show ipv6 bgp [neighbors [brief] {<Peer Address> | <Host name>}] flap-statistics [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]] show ipv6 bgp flap-statistics [brief] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]] show ipv6 bgp notification-factor [{<Peer-address> | <Host Name>}] show ipv6 bgp stale [{ summary | brief }] show ipv6 bgp route-filter <Id> [<Id>...] [drop] [network <Prefix>[/<Prefixlen>]] [brief]
[パラメータ]
- brief
- 簡易形式で表示します。
- -F
- 経路情報の属性をフル形式で表示します(= -aco指定)。
- -a
- 経路情報のatomic_aggregate属性とaggregator属性を表示します。
- -c
- 経路情報のCommunity属性を表示します。
- -o
- 経路情報のoriginator_id属性とcluster_list属性を表示します。
- summary
- すべてのピアのピアリング状態を表示します。
- neighbors [{<As> | <Peer Address> | <Host name> | detail}]
- ピアリング情報を表示します。
- <As>,<Peer Address>|<Host name>を省略した場合,すべてのピアの情報をサマリー表示します。
- <As>を指定した場合,指定したASのピアの情報をサマリー表示します。
- <As>にはAS番号を,1〜4294967295(10進数)の範囲で指定します。
- <Peer Address>|<Host name>を指定した場合,指定したピアの情報を詳細表示します。
- <Peer Address>にはピアのIPv6アドレスを,<Host name>には名称を指定します。<Peer Address>はコロン記法で指定してください。
- detailを指定した場合,すべてのピアの情報を詳細表示します。
- [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]]
- BGP4+が保有している経路情報を表示します。
- <Prefix>を省略した場合,すべての経路情報を表示します。
- <Prefix>/<Prefixlen>で宛先ネットワークを指定すれば,表示する経路情報をフィルタリングすることができます。
- <Prefix>には宛先アドレスを,<Prefixlen>にはプレフィックス長を指定します。
- longer-prefixesパラメータを指定した場合,指定宛先ネットワークに包括される経路情報が対象となります。
- longer-prefixesパラメータを省略した場合,指定宛先ネットワークと一致する経路情報だけが対象となります。その際,プレフィックス長の指定を省略した場合には,最長一致(longest-match)する経路情報が対象となります。
- <Prefixlen>を省略した場合,指定した<Prefix>までをフィルタリングアドレスとして経路情報を表示します。
- (例)3ffe:811::と入力した場合は,3ffe:811::/32の経路情報を表示します。
- <Prefix>はコロン記法で,<Prefixlen>は0〜128の範囲で指定してください。
- received-routes summary
- ピアから受信した経路情報数をピア単位で表示します。
- neighbors [brief] {<Peer Address>|<Host name>}
- received-routes [-Faco] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]]
- received-routes [brief] [-Faco] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]]
- ピアから受信した経路情報を表示します。
- received-routesだけ指定した場合,すべてのピアの,すべての経路情報を表示します。
- <Peer Address>|<Host name>を指定した場合,指定したピアの情報だけを表示します。
- <Prefix>/<Prefixlen>を指定すれば,表示する経路情報をフィルタリングすることができます。
- longer-prefixesパラメータを指定した場合,指定宛先ネットワークに包括される経路情報が対象となります。
- longer-prefixesパラメータを省略した場合,指定宛先ネットワークと一致する経路情報だけが対象となります。その際,プレフィックス長の指定を省略した場合には,最長一致(longest-match)する経路情報が対象となります。
- <Prefixlen>を省略した場合,指定した<Prefix>までをフィルタリングアドレスとして経路情報を表示します。
- <Peer Address>にはピアのIPv6アドレスを,<Host name>にはホスト名称を,<Prefix>には宛先アドレスを,<Prefixlen>にはプレフィックス長を指定します。<Peer Address>,<Prefix>はコロン記法で,<Prefixlen>は0〜128の範囲で指定してください。
- advertised-routes summary
- ピアへ広告した経路情報数をピア単位で表示します。
- neighbors [brief] {<Peer Address>|<Host name>}
- advertised-routes [-Faco][<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]]
- advertised-routes [brief] [-Faco][<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]]
- ピアへ広告した経路情報を表示します。
- advertised-routesだけ指定した場合,すべてのピアの,すべての経路情報を表示します。
- <Peer Address>|<Host name>を指定した場合,指定したピアの情報だけを表示します。
- <Prefix>/<Prefixlen>を指定すれば,表示する経路情報をフィルタリングすることができます。
- longer-prefixesパラメータを指定した場合,指定宛先ネットワークに包括される経路情報が対象となります。
- longer-prefixesパラメータを省略した場合,指定宛先ネットワークと一致する経路情報だけが対象となります。その際,プレフィックス長の指定を省略した場合には,最長一致(longest-match)する経路情報が対象となります。
- <Prefixlen>を省略した場合,指定した<Prefix>までをフィルタリングアドレスとして経路情報を表示します。
- <Peer Address>にはピアのIPv6アドレスを,<Host name>にはホスト名称を,<Prefix>には宛先アドレスを,<Prefixlen>にはプレフィックス長を指定します。<Peer Address>,<Prefix>はコロン記法で,<Prefixlen>は0〜128の範囲で指定してください。
- routes summary
- ピアから受信した有効経路(フィルタなどで抑止されていない)情報をピア単位で表示します。
- neighbors [brief]{<Peer Address>|<Host name>}
- routes [-Faco][<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]]
- routes [brief] [-Faco][<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]]
- ピアから受信した有効経路(フィルタなどで抑止されていない)情報を表示します。
- routesだけ指定した場合,すべてのピアの,すべての経路情報を表示します。
- <Peer Address>|<Host name>を指定した場合,指定したピアの情報だけを表示します。
- <Prefix>/<Prefixlen>を指定すれば,表示する経路情報をフィルタリングすることができます。
- longer-prefixesパラメータを指定した場合,指定宛先ネットワークに包括される経路情報が対象となります。
- longer-prefixesパラメータを省略した場合,指定宛先ネットワークと一致する経路情報だけが対象となります。その際,プレフィックス長の指定を省略した場合には,最長一致(longest-match)する経路情報が対象となります。
- <Prefixlen>を省略した場合,指定した<Prefix>までをフィルタリングアドレスとして経路情報を表示します。
- <Prefix>は以下の形式で指定します。
- <Peer Address>にはピアのIPv6アドレスを,<Host name>にはホスト名称を,<Prefix>には宛先アドレスを,<Prefixlen>にはプレフィックス長を指定します。<Peer Address>,<Prefix>はコロン記法で,<Prefixlen>は0〜128の範囲で指定してください。
- {regexp | quote-regexp} <Aspath> [unmatch] [brief]
- 指定したASパス正規表現に一致するASPATH属性の経路情報を表示します。unmatch指定時は指定したASパス正規表現に一致しないASPATH属性の経路情報を表示します。なお,ASPATH属性のAS_SEQUENCEだけがパス比較の対象です。
- regexp指定時は<Aspath>にはASPATH属性を指定してください。
- quote-regexp指定時は<Aspath>を「”」で囲んで指定し,ASパス正規表現は以下の形式で指定してください。
<Aspath> := <Aspath_Term>... <Aspath_Term> := <Aspath_Symbol>[{ {m,n} | {m} | {m,} | * | + | ? }] <Aspath_Symbol> := { <As> | . }
- {m,n}:Aspath_Symbolをm回からn回,繰り返すことを意味します。
- (m,nの設定範囲:0〜255)
- {m}:Aspath_Symbolをm回,繰り返すことを意味します。
- (mの設定範囲:0〜255)
- {m,}:Aspath_Symbolをm回以上,繰り返すことを意味します。
- (mの設定範囲:0〜255)
- *:Aspath_Symbolを0回以上,繰り返すことを意味します。
- +:Aspath_Symbolを1回以上,繰り返すことを意味します。
- ?:Aspath_Symbolを0回または1回,繰り返すことを意味します。
- ([Ctrl]+[V]を入力後,[?]を入力してください)
- <As>:指定したAS番号を意味します。設定範囲は1〜4294967295(10進数)です。
- .:任意のAS番号を意味します。
- aspath-regexp <Extended Regular Expression> [brief]
- 指定した拡張正規表現に一致するAS_PATH属性の経路情報を表示します。なお,AS_PATH属性のAS_SEQ,AS_SET,およびAS_CONFED_SETがパス比較の対象です。
- <Extended Regular Expression>は拡張正規表現でAS_PATH属性を指定します。<Extended Regular Expression>の前後を「”」で囲んで指定してください。
- 拡張正規表現の指定方法については,「解説書 Vol.1 13.4.1(3) 拡張正規表現」を参照してください。
- paths [<Aspath> [unmatch]]
- 保有しているすべての経路情報のASPATH属性を表示します。
- paths<Aspath>を指定した場合,指定したASパス正規表現に一致するASPATH属性の経路情報を表示します。unmatch指定した場合,指定したASパス正規表現に一致しないASPATH属性の経路情報を表示します。なお,ASPATH属性のAS_SEQUENCEだけがパス比較の対象です。
- ASパス正規表現は上記「{regexp | quote-regexp} <Aspath> [unmatch] [brief]」のquote-regexp指定時の<Aspath>と同様です。
- paths-regexp <Extended Regular Expression>
- 指定した拡張正規表現に一致するAS_PATH属性を表示します。なお,AS_PATH属性のAS_SEQ,AS_SET,およびAS_CONFED_SETがパス比較の対象です。
- <Extended Regular Expression>は拡張正規表現でAS_PATH属性を指定します。<Extended Regular Expression>の前後を「”」で囲んで指定してください。
- 拡張正規表現の指定方法については,「解説書 Vol.1 13.4.1(3) 拡張正規表現」を参照してください。
- inconsistent-as
- ASパス矛盾(同一宛先ネットワークで発生元ASが異なる経路)を起こしている経路情報を表示します。
- policy-group <Group Number>
- 指定ポリシーグループに所属するピアのピアリング情報を表示します。 <Group Number>にはポリシーグループ番号を10進で指定してください。
- community [none]
- Community属性を持つ(none未指定時),またはCommunity属性を持たない(none指定時)経路情報を表示します。
- community <Community>... [exact]
- 指定したCommunity属性を持つ経路情報を表示します。
- 複数のコミュニティを指定できます。
- exactを省略した場合,指定したコミュニティのどれかを持つ経路情報を表示します。
- exactを指定した場合,指定したコミュニティをすべて持つ経路情報だけを表示します。
- <Community>は以下の形式で指定します。
<Community> := { <Community-Number> | <Well-Known-Community> } <Community-Number> := { AS番号指定(AS:Communti_id :ASの範囲は0-65535, Communti_idの範囲は0-65535)| 16進数指定(0xhhhhhhhh:h=0-9,a-f)} <Well-Known-Community> := { no-export | no-advertise | no-export-sub }
- community-regexp <Extended Regular Expression> [brief]
- 指定した拡張正規表現に一致するCommunity属性を持つ経路情報を表示します。
- <Extended Regular Expression>は拡張正規表現でCommunity属性を指定します。<Extended Regular Expression>の前後を「”」で囲んで指定してください。
- 拡張正規表現の指定方法については,「解説書 Vol.1 13.4.1(3) 拡張正規表現」を参照してください。
- neighbors {<Peer Address>|<Host name>}
- dampened-routes [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]]
- dampened-paths [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]]
- 抑止(suppress)状態の経路情報を表示します。
- neighbors <Peer Address>|<Host name>を省略した場合,すべてのピアからの経路情報を表示します。
- neighbors <Peer Address>|<Host name>を指定した場合,指定ピアからの経路情報だけを表示します。
- <Peer Address>にはピアのIPv6アドレスを指定します。
- <Host name>にはホスト名称を指定します。
- <Prefix>を省略した場合,すべての経路情報を表示します。
- <Prefix>には宛先アドレスを,<Prefixlen>にはプレフィックス長を指定します。
- longer-prefixesパラメータを指定した場合,指定宛先ネットワークに包括される経路情報が対象となります。
- longer-prefixesパラメータを省略した場合,指定宛先ネットワークと一致する経路情報だけが対象となります。その際,プレフィックス長の指定を省略した場合には,最長一致(longest-match)する経路情報が対象となります。
- <Prefixlen>を省略した場合,指定した<Prefix>までをフィルタリングアドレスとして経路情報を表示します。
- (例)3ffe:811::と入力した場合は,3ffe:811::/32の経路情報を表示します。
- <Prefix>はコロン記法で,<Prefixlen>は0〜128の範囲で指定してください。
- neighbors [brief] {<Peer Address>|<Host name>}
- flap-statictics [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]]
- flap-statictics [brief] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]]
- フラップが発生している経路情報を表示します。
- neighbors <Peer Address>|<Host name>を省略した場合,すべてのピアからの経路情報を表示します。
- neighbors <Peer Address>|<Host name>を指定した場合,指定ピアからの経路情報だけを表示します。
- <Peer Address>にはピアのIPv6アドレスを指定します。
- <Host name>にはホスト名称を指定します。
- <Prefix>を省略した場合,すべての経路情報を表示します。
- <Prefix>には宛先アドレスを,<Prefixlen>にはプレフィックス長を指定します。
- longer-prefixesパラメータを指定した場合,指定宛先ネットワークに包括される経路情報が対象となります。
- longer-prefixesパラメータを省略した場合,指定宛先ネットワークと一致する経路情報だけが対象となります。その際,プレフィックス長の指定を省略した場合には,最長一致(longest-match)する経路情報が対象となります。
- <Prefixlen>を省略した場合,指定した<Prefix>までをフィルタリングアドレスとして経路情報を表示します。
- (例)3ffe:811::と入力した場合は,3ffe:811::/32の経路情報を表示します。
- <Prefix>はコロン記法で,<Prefixlen>は0〜128の範囲で指定してください。
- notification-factor[{ [<Peer Address>] | [<Host Name>] }]
- BGP4+のコネクションを切断する要因となったパケットを表示します。
- パケットの内容は,BGP4+ヘッダの先頭から表示されます。
- <Peer Address>または<Host Name>を指定した場合は,特定のピアから受信した切断する要因となったパケットを表示し,<Peer Address>または<Host Name>を省略した場合は,すべてのBGP4+ピアを表示対象とします。
- stale [{summary | brief}]
- ピアから受信したstale経路情報を表示します。
- Stale情報はレシーブルータでだけ表示されます。
- route-filter <Id> [<Id>...] [drop] [network <Prefix>[/<Prefixlen>]] [brief]
- コンフィグレーションコマンドroute-filterで設定したフィルタ条件に一致する経路情報を表示します。<Id>にはコンフィグレーションコマンドroute-filterで定義した<Id>を指定します。
- <Id>は最大8個まで指定可能です。値の範囲は1〜65535,または32文字以内で指定してください。dropを指定した場合,抑止経路を含めた経路情報を表示します。
- network <Prefix>を省略した場合,すべての経路情報を表示します。
- network <Prefix>[/<Prefixlen>]で宛先ネットワークを指定すると,指定した宛先ネットワークに含まれるすべての経路が表示されます。
- <Prefix>には宛先アドレスを,<Prefixlen>にはプレフィックス長を指定します。<Prefix>はコロン記法で,<Prefixlen>は0〜128の範囲で指定してください。
- <Prefixlen>を省略した場合,指定した<Prefix>までをフィルタリングアドレスとして経路情報が表示されます。
- (例)3ffe:811::と入力した場合は,3ffe:811::/32の経路情報が表示されます。
[実行例] show ipv6 bgp summary [brief]の例
すべてのピアのピアリング状態を標準形式で表示します。
図5-60 標準形式でのピアリング状態の表示
>show ipv6 bgp summary Local AS: 131172, Local Router ID: 1.2.3.5 BGP4+ Peer AS Received Sent Up/Down Status 3ffe:501:811:ff06::2 131073 241 245 2009/05/15 00:59:01 Established >すべてのピアのピアリング状態を簡易形式で表示します。
図5-61 簡易形式でのピアリング状態の表示
>show ipv6 bgp summary brief Local AS: 500, Local Router ID: 1.2.3.5 BGP4+ Peer AS Up/Down Status 3ffe:501:ffff:3::2 131073 2009/05/15 15:44:12 Established 3ffe:501:ffff:5::2 132072 2009/05/15 19:41:01 Established 3ffe:502:ffee:1022:3204:0:2102:112 500 - Active >
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Local AS※1 自ルータのAS番号 − Local Router ID 自ルータのルータID − Confederation ID※2 コンフィデレーション識別子 − Member AS※2 メンバーAS番号(サブAS番号) − BGP4+ Peer ピアのIPv6アドレス − AS ピアのAS番号 − Received 受信メッセージ数 − Sent 送信メッセージ数 − Up/Down 最後にEstablished状態へ遷移した時刻,または最後にEstablished状態から遷移した時刻(年/月/日 時:分:秒) − Status ピアとの状態 Idle Connect Active OpenSent OpenConfirm Established 注※1 コンフィデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフィデレーション構成時だけ表示します。
[実行例] show ipv6 bgp neighbor [brief] [<As>]の例
すべてのピアのサマリー情報を標準形式で表示します。
図5-62 標準形式での全ピアのサマリー情報表示
>show ipv6 bgp neighbor Peer Address Peer AS Local Address Local AS Type Status 3ffe:501:811:ff06::2 131172 3ffe:501:811:ff06::3 131073 External Established to NSPIX1 1 groups,1 peers >
- 注 <As>を指定した場合,指定したAS番号のピアのサマリー情報を表示します。
すべてのピアのサマリー情報を簡易形式で表示します。
図5-63 簡易形式での全ピアのサマリー情報表示
>show ipv6 bgp neighbor brief Peer Address AS Type Status 3ffe:501:ffff:3::2 131172 External Established 3ffe:501:ffff:5::2 132072 External Established 3ffe:502:ffee:1022:3204:0:2102:1112 500 Internal Active : 6 groups, 6 peers >
- 注 <As>を指定した場合,指定したAS番号のピアのサマリー情報を表示します。
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Confederation ID※1 コンフィデレーション識別子 − Member AS※1 メンバーAS番号(サブAS番号) − Peer Address ピアのIPv6アドレス − Peer AS ピアのAS番号 − Local Address 自側のIPv6アドレス 自側のIPv6アドレスが特定できない場合,unspecifiedを表示します。※2 Local AS 自側のAS番号 − Type ピアの接続形式 Internal:内部ピア External:外部ピア Routing:ルーティングピア ConfedExt:メンバーAS間ピア Status ピアとの状態 Idle Connect Active OpenSent OpenConfirm Established … ピアの名称 コンフィグレーションファイルで定義された場合にだけ表示
- 注※1 コンフィデレーション構成時だけ表示します。
- 注※2 ピアとの接続形態が直接接続の場合に次の条件で表示します。
- ・ピアリングに使用するインタフェースがアップしていない(外部ピア/内部ピア共通)
- ・TCPセッションが確立していない(内部ピアだけ)
[実行例] show ipv6 bgp neighbors [{ <Peer Address> | <Host name> | detail }] の例
特定ピアの詳細情報を表示します。
図5-64 特定ピアの詳細情報表示
>show ipv6 bgp neighbor 3ffe:501:ffff:5::2 BGP4+ Peer: 3ffe:501:ffff:5::2, Remote AS: 132072 Remote Router ID: 192.168.22.10,Policy Group: 1 Description: to NSPIX1 BGP4+ Status: Established HoldTime: 90 Established Transitions: 1 Established Date: 2009/05/10 17:01:23 BGP4+ Version: 4 Type: External Local Address: 3ffe:501:ffff:5::1 Local AS: 500 Local Router ID: 192.168.22.80 Next Connect Retry: - Connect Retry Timer: - Last Keep Alive Sent: 10:39:30 Last Keep Alive Received: 10:40:01 Graceful Restart: Both Restart Status : Receiving 2009/05/15 09:51:34 Receive Status : Finished 2009/05/15 19:11:01 Stale Routes Retain Time: 300 NLRI of End-of-RIB Marker: Advertised and Received BGP4+ Message UpdateIn UpdateOut TotalIn TotalOut 1 7 61 68 BGP4+ Routes Accepted MaximumPrefix RestartTime Threshold 9429 10000 none 75% BGP4+ Capability Negotiation: <4byte-AS, GracefulRestart> Send : <IPv6-uni, 4byte-AS, GracefulRestart(RestartTime:120s)> Receive: <4byte-AS, GracefulRestart(RestartTime:300s, IPv6-uni)> Authentication MD5: TCP MD5 No fast fallover : configured > 注 detail指定時はすべてのピアに関する詳細情報を表示します。
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Confederation ID※1 コンフィデレーション識別子 − Member AS※1 メンバーAS番号(サブAS番号) − BGP4+ Peer ピアのIPv6アドレス − Remote AS ピアのAS番号 − Remote Router ID ピアのルータID 接続先のルータIDを表示
未接続時は”−”を表示Policy Group ポリシーグループ番号 − Description ピアの名称 コンフィグレーションファイルで定義された場合にだけ表示 BGP4+ Status ピアとの状態 Idle Connect Active OpenSent OpenConfirm Established HoldTime ホールドタイム(秒) − Established Transitions Established状態へ遷移した回数 − Established Time 最後にEstablished状態へ遷移した時刻,または最後にEstablished状態から遷移した時刻(年/月/日 時:分:秒) − BGP4+ Version BGP4+のバージョン − Type ピアの接続形式 Internal:インターナルピア External:外部ピア Routing RRclient:ルーティングピアかつルートリフレクタ・クライアント Routing:ルーティングピア Internal RRclient:インターナルピアかつルートリフレクタ・クライアント Internal RRclient no-client-reflect:インターナルピアかつルートリフレクタ・ノンクライアント Routing RRclient:ルーティングピアかつルートリフレクタ・クライアント Routing RRclient no-client-reflect:ルーティングピアかつルートリフレクタ・ノンクライアント ConfedExt:メンバーAS間ピア Local Address 自側のIPv6アドレス 自側のIPv6アドレスが特定できない場合,unspecifiedを表示します。※2 Local AS 自側のAS番号 − Local Router ID 自側のルータID 自ルータIDを表示 Next Connect Retry 次にBGP4+コネクションの接続をリトライするまでの時間(分:秒) − Connect Retry Timer 現在の接続リトライ間隔(秒) − Last Keep Alive Sent 最後にKeep Aliveメッセージを送信した時刻(時:分:秒) − Graceful Restart※3 グレースフル・リスタートの動作モード Restart(リスタートルータとして動作) Receive(レシーブルータとして動作) Both(リスタートルータとレシーブルータとして動作) Restart Status※3※4 リスタートルータでの実行状態と実行結果(最新の情報を表示) Receiving:経路学習中 Advertising:経路広告中 Finished:正常終了 Failed:失敗 −:未実施 リスタートルータの実行状態に遷移した時間 実行状態に遷移した日時(実行状態が未実施の場合は日時を表示しない) Receive Status※3※5 レシーブルータでの実行状態と実行結果(最新の情報を表示) Receiving:経路学習中 Advertising:経路広告中 Finished:正常終了 Failed:失敗 -:未実施 リスタートルータの実行状態に遷移した時間 実行状態に遷移した日時(実行状態が未実施の場合は日時を表示しない) Stale Routes Retain Time※3 相手ルータがグレースフル・リスタートした時の相手ルータの経路収束までの時間 グレースフル・リスタート機能を使用している場合だけ出力します。 NLRI of End-of-RIB Marker 経路配布完了を通知するEnd-of-RIB Markerの送受信 グレースフル・リスタート機能を使用している場合だけ出力します。
- Advertised and Received:End-of-RIB Markerを送信かつ受信
- Advertised:End-of-RIB Markerを送信
- Received:End-of-RIB Markerを受信
- None:End-of-RIB Markerの送受信なし
BGP4+ Messages BGP4+で交換したBGP4+メッセージの個数 − UpdateIn ピアから受信したUPDATEメッセージの個数 − UpdateOut ピアへ送信したUPDATEメッセージの個数 − TotalIn ピアから受信したメッセージの総数 − TotalOut ピアへ送信したメッセージの総数 − BGP4+ Peer Last Error 検出した最新のエラー エラーコード,サブコードを名称で表示します
・Message Header Error
・Open Message Error
・Update Message Error
・Hold Timer Expired Error
・Finite State Machine Error
・Cease
・Cease(Over prefix limit)
・unspecified error
・lost connection synchronization
・bad length
・bad message type
・unspecified error
・unsupported version
・bad AS number
・bad BGP ID
・unsupported authentication code
・authentication failure
・unspecified error
・invalid attribute list
・unknown well known attribute
・missing well known attribute
・attribute flags error
・bad attribute length
・bad ORIGIN attribute
・AS loop detected
・invalid NEXT_HOP
・error with optional attribute
・bad address/prefix field
・AS path attribute problemBGP4+ routes※6 BGP4+の学習経路数制限に関する情報 − Accepted※6 ピアから学習した経路数 アクティブ経路数と非アクティブ経路数の合計 MaximumPrefix※6 ピアから学習する経路数の指定上限値 1〜4294967295 RestartTime※6 ピアを切断したあとに再接続するまでの指定時間 時刻:指定あり(分)
none:指定なし(ピアを再接続しない)Threshold※6 運用メッセージを出力する指定閾値 − (Warning-only)※6 学習した経路数が上限値を超えてもピア切断しない指定 − BGP4 Capability Capability情報 − negotiation ネゴシエーションしたCapability情報 IPv6-Uni:IPv6ユニキャストだけを取り扱う
Refresh:ルートリフレッシュを取り扱う
Refresh(v):ベンダコード(128)を使ったルートリフレッシュを取り扱う
4byte-AS:4バイトAS番号を取り扱う
GracefulRestart:GracefulRestartを取り扱うSend 送信したCapability情報 − Receive 受信したCapability情報 IPv6-Uni:IPv6ユニキャストだけを取り扱う
IPv6-Multi:IPv6マルチキャストだけを取り扱う
IPv6-Uni&Multi:IPv6ユニキャストとマルチキャストとを同時に取り扱う
Refresh:ルートリフレッシュを取り扱う
Refresh(v):ベンダコード(128)を使ったルートリフレッシュを取り扱う
4byte-AS:4バイトAS番号を取り扱う
GracefulRestart:GracefulRestartを取り扱うGracefulRestart(Restart Time):Sendで表示=自ルータがグレースフル・リスタートした時の再接続タイムアウトまでの時間
Receiveで表示=相手から通知されたリスタート時間GracefulRestart(IPv6-Uni):グレースフル・リスタート機能のAddressFamilyを出力します。 Authentication MD5認証 TCP MAD5:MD5認証あり
none:MD5認証なしNo fast fallover インタフェースダウンによるピア切断抑止指定 configured:指定あり
unconfigured:指定なし
- 注※1 コンフィデレーション構成時だけ表示します。
- 注※2 ピアとの接続形態が直接接続の場合に次の条件で表示します。
- ・ピアリングに使用するインタフェースがアップしていない(外部ピア/内部ピア共通)
- ・TCPセッションが確立していない(内部ピアだけ)
- 注※3 グレースフル・リスタート機能を使用している場合だけ表示します。
- 注※4 リスタートルータ実行結果は,最後にリスタートルータとして動作した結果を表示します。
- 注※5 レシーブルータ実行結果は,最後にレシーブルータとして動作した結果を表示します。
- 注※6 学習経路数制限機能を使用している場合だけ表示します。
[実行例] show ipv6 bgp [brief] [<Prefix>/<Prefixlen> longer-prefixes]の例
BGP4+が保有するすべての経路情報を標準形式で表示します。
図5-65 標準形式でのBGP4+の保有する経路情報の表示
>show ipv6 bgp Local AS: 200, Local Router ID: 1.2.3.5 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Path *> 3ffe:501:811:ff01::/64 3ffe:501:811:ff06::2 - 100 100 i *> 3ffe:501:811:ff02::/64 3ffe:501:811:ff06::2 - 100 100 i *> 3ffe:501:811:ff03::/64 3ffe:501:811:ff06::2 - 100 100 i *> 3ffe:501:811:ff04::/64 3ffe:501:811:ff06::2 - 100 100 i S> 3ffe:501:811:4411::/64 3ffe:501:811:ff12::12 - 100 100 ? : >
- 注 <Prefix>/<Prefixlen> longer-prefixesを指定した場合,指定ネットワークに包括される経路情報削除を表示します。
BGP4+が保有するすべての経路情報を簡易形式で表示します。
図5-66 簡易形式でのBGP4+の保有する経路情報の表示
>show ipv6 bgp brief Local AS: 200, Local Router ID: 1.2.3.5 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path *> 3ffe:501:811:ff01::/64 3ffe:501:811:ff06::2 100 i *> 3ffe:501:811:ff02::/64 3ffe:501:811:ff06::2 100 i *> 3ffe:501:811:ff03::/64 3ffe:501:811:ff06::2 100 i *> 3ffe:501:811:ff04::/64 3ffe:501:811:ff06::2 100 i S> 3ffe:501:811:4411::/64 3ffe:501:811:ff12::12 100 ? : >
- 注 <Prefix>/<Prefixlen> longer-prefixesを指定した場合,指定ネットワークに包括される経路情報削除を表示します。
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Local AS※1 自AS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − Confederation ID※2 コンフィデレーション識別子 − Member AS※2 メンバーAS番号(サブAS番号) − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタート機能の送信元ルータがリスタート中の経路 Origin Codes 経路の発生元 i:発生元がIGP e:発生元がEGP ?:発生元がその他 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop 経路のNextHop属性値 − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLOCAL_PREF − Path 経路のASパス AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SET 注※1 コンフィデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフィデレーション構成時だけ表示します。
[実行例] show ipv6 bgp [-Faco] [<Prefix>/<Prefixlen>]の例
BGP4+が保有するすべての経路情報の属性をフル形式で表示します。
図5-67 BGP4+の保有する経路情報の属性のフル表示
> show ipv6 bgp -F Local AS: 200, Local Router ID: 1.2.3.5 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Route 3ffe:501:811:ff07::/64 *> Next Hop 3ffe:501:811:ff07::10 MED: 0, LocalPref: 100, Type: External route Origin: IGP, IGP Metric: 3 Path: 1000 400 1000 { 600 500 } Aggregator: 400, 3ffe:501:811:ff07::120 <Atomic Aggregate> Communities: 600:30 1300:10 6600:1500 no-advertise Originator ID: 192.168.41.121 Cluster List : 192.168.21.219 192.168.21.220 >
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Local AS 自AS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − Confederation ID※ コンフィデレーション識別子 − Member AS※ メンバーAS番号(サブAS番号) − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタート機能の送信元ルータがリスタート中の経路 Route 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス-ネットワークマスク Next Hop 経路のNextHop属性値 − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLocal_Pref属性 − Type 経路のタイプ Internal route:内部ピアで受信 External route:外部ピアで受信 ConfedExt route:メンバーAS間ピアで受信 Origin 経路のOrigin属性 IGP:発生元がIGP EGP:発生元がEGP incomplete:発生元がその他 IGP Metric IGP経路のメトリック値 BGP経路のネクストホップ解決に使用するIGP経路のメトリック値
(コンフィグレーションコマンドbgp4+のresolve-nexthopサブコマンドでallを指定した場合はBGP経路を含みます)Path 経路のASPath属性 AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SET Aggregator 経路のAggregator属性 Aggregator属性がない場合は表示されません。 <...> 経路のAtomic Aggregate属性および状態 Atomic Aggregate属性がない場合は表示されません。
Atomic Aggregate:Atomic Aggregate属性を持っている。AS Loop:ASPATHがループしている Communities 経路のCommunity属性 Community属性がない場合は表示されません。 no-advertise no-export no-export-sub xx:yy
- xx:AS番号
- yy:community id
その他:16進表示 Originator ID 経路のOriginator ID属性 Originator ID属性がない場合は表示されません。 Cluster List 経路のCluster List属性 Cluster List属性がない場合は表示されません。 注※ コンフィデレーション構成時だけ表示します。
[実行例] show ipv6 bgp <Prefix>/<Prefixlen>の例
BGP4+が保有する特定の経路の詳細情報を表示します。
図5-68 BGP4+の保有する特定経路の詳細情報の表示
>show ipv6 bgp 3ffe:501:811:ff07::/64 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Route 3ffe:501:811:ff07::/64 Entries 1 *> Next Hop 3ffe:501:811:ff07::10 MED: 0, LocalPref: 100, Type: External route Origin: IGP, IGP Metric: 3 Path: 1000 400 1000 { 600 500 } Aggregator: 400, 190.168.10.10 <Atomic Aggregate> Communities: 600:30 1300:10 6600:1500 no-advertise Originator ID: 192.168.41.121 Cluster List : 192.168.21.219 192.168.21.220 >
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Confederation ID※ コンフィデレーション識別子 − Member AS※ メンバーAS番号(サブAS番号) − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタート機能の送信元ルータがリスタート中の経路 Route 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Entries 経路のエントリ数 − Next Hop 経路のNextHop属性値 − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLocal_Pref属性 − Type 経路のタイプ Internal route:内部ピアで受信 External route:外部ピアで受信 ConfedExt route:メンバーAS間ピアで受信 Origin 経路のOrigin属性 IGP:発生元がIGP EGP:発生元がEGP incomplete:発生元がその他 IGP Metric IGP経路のメトリック値 BGP経路のネクストホップ解決に使用するIGP経路のメトリック値
(コンフィグレーションコマンドbgp4+のresolve-nexthopサブコマンドでallを指定した場合はBGP経路を含みます)Path 経路のASPath属性 AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SET Aggregator 経路のAggregator属性 Aggregator属性がない場合は表示されません。 <...> 経路のAtomic Aggregate属性および状態 Atomic Aggregate属性がない場合は表示されません。
Atomic Aggregate:Atomic Aggregate属性を持っている。AS Loop:ASPATHがループしている Communities 経路のCommunity属性 Community属性がない場合は表示されません。 no-advertise no-export no-export-sub xx:yy
- xx:AS番号
- yy:community id
その他:16進表示 Originator ID 経路のOriginator ID属性 Originator ID属性がない場合は表示されません。 Cluster List 経路のCluster List属性 Cluster List属性がない場合は表示されません。 注※ コンフィデレーション構成時だけ表示します。
[実行例] show ipv6 bgp received-routes summaryの例
各ピアから受信したBGP4+経路数を表示します。
図5-69 各ピアから受信したBGP4+経路数の表示
>show ipv6 bgp received-routes summary Local AS: 131172, Local Router ID: 1.2.3.5 BGP4+ Peer Active Dampened Stale Received Peer AS Type 3ffe:501:811:ff06::2 2 0 0 3 131073 External >
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Local AS※1 自AS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − Confederation ID※2 コンフィデレーション識別子 − Member AS※2 メンバーAS番号(サブAS番号) − BGP4+ Peer ピアのIPv6アドレス − Active アクティブ状態の受信経路数 ピアが確立していない場合,”−”で表示します Dampened 抑止状態の受信経路数 抑止状態にある到達可能の経路情報 Stale Stale状態の受信経路数 送信元ルータがリスタート中の経路(レシーブルータでだけ表示可能) Received 受信経路数 ピアが確立していない場合,”−”で表示します Peer AS ピアのAS番号 − Type ピアの接続形式 Internal:内部ピア External:外部ピア Routing:ルーティングピア ConfedExt:メンバーAS間ピア 注※1 コンフィデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフィデレーション構成時だけ表示します。
[実行例] show ipv6 bgp [{neighbors [brief] <Peer Address> | <Host name>}] recieved-routes [-Faco] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes] ], show ipv6 bgp recieved-routes [brief] [-Faco] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes] ]の例
特定ピアから受信したBGP4+経路情報を標準形式で表示します。
図5-70 標準形式での特定ピアから受信したBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp neighbors 3ffe:501:811:ff06::2 received-routes BGP4+ Peer: 3ffe:501:811:ff06::2, Remote AS: 100 Local AS: 200, Local Router ID: 1.2.3.5 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Path 3ffe:501:811:ff06::/64 3ffe:501:811:ff06::2 - 100 100 i *> 3ffe:501:811:ff07::/64 3ffe:501:811:ff06::2 - 100 100 i *> 3ffe:501:811:ff08::/64 3ffe:501:811:ff06::2 - 100 100 i : >
- 注1 <Peer Address>を省略した場合,すべてのピアの情報を表示します。
- 注2 <Prefix>/<Prefixlen> longer-prefixesを指定した場合は,指定ネットワークに包括される経路情報を表示します。
特定ピアから受信したBGP4+経路情報を簡易形式で表示します。
図5-71 簡易形式での特定ピアから受信したBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp neighbors brief 3ffe:501:811:ff06::2 received-routes BGP4+ Peer: 3ffe:501:811:ff06::2, Remote AS: 100 Local AS: 200, Local Router ID: 1.2.3.5 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path 3ffe:501:811:ff06::/64 3ffe:501:811:ff06::2 100 i *> 3ffe:501:811:ff07::/64 3ffe:501:811:ff06::2 100 i *> 3ffe:501:811:ff08::/64 3ffe:501:811:ff06::2 100 i : >
- 注1 <Peer Address>を省略した場合,すべてのピアの情報を表示します。
- 注2 <Prefix>/<Prefixlen> longer-prefixesを指定した場合は,指定ネットワークに包括される経路情報を表示します。
特定ピアから受信したBGP4+経路情報を詳細形式で表示します。
図5-72 BGP4+の保有する経路情報の属性のフル表示
> show ipv6 bgp neighbors 3ffe:501:811:ff06::2 received-routes -F 3ffe:501:811:ff08::/64 Local AS: 131172, Local Router ID: 1.2.3.5 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Route 3ffe:501:811:ff07::/64 *> Next Hop 3ffe:501:811:ff07::10 MED: 0, LocalPref: 100, Type: External route Origin: IGP Path: 23456 23456 100 AS4 Path: 196610 32768001 100 Next Hop Attribute: 3ffe:501:811:f007:10 Aggregator: 23456, 3ffe:501:811:ff07::120 AS4 Aggregator: 6553800, 3ffe:501:811:ff07::120 <Atomic Aggregate> Communities: 600:30 1300:10 6600:1500 no-advertise Originator ID: 192.168.41.121 Cluster List : 192.168.21.219 192.168.21.220 >
- 注1 <Peer Address>を指定した場合,すべてのピアの情報を表示します。
- 注2 <Prefix>/<Prefixlen>を指定した場合は,指定アドレスの経路情報を表示します。
- 注3 -Facoの経路情報の属性を指定した場合,経路情報を表示します。
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 BGP4+ Peer ピアのIPv6アドレス − Remote AS ピアのAS番号 − Confederation ID※2 コンフィデレーション識別子 − Member AS※2 メンバーAS番号(サブAS番号) − Local AS※1 自AS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタート機能の送信元ルータがリスタート中の経路 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop 受信経路のNextHop属性値※3 − MED 受信経路のMED属性※3 − LocalPref 受信経路のLOCALPREF※3 − Type 経路のタイプ Internal route:内部ピアで受信 External route:外部ピアで受信 ConfedExt route:メンバーAS間ピアで受信 Origin 受信経路のOrigin属性※3 IGP:発生元がIGP EGP:発生元がEGP incomplete:発生元がその他 Path 受信経路のASパス※3 AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SET *:廃棄されたことを示します。 受信経路の発生元※3 i :発生元がIGP e :発生元がEGP ?:発生元がその他 AS4 Path 受信経路のAS4 Path属性 AS4 Path属性がない場合は表示されません。
また,廃棄された場合は”*”を表示します。Next Hop Attribute 受信経路のNextHop属性値 − Aggregator 経路のAggregator属性 Aggregator属性がない場合は表示されません。 AS4 Aggregator 経路のAS4 Aggregator属性 AS4 Aggregator属性がない場合は表示されません。
また,廃棄された場合は”*”を表示します。<...> 経路のAtomic Aggregate属性および状態 Atomic Aggregate属性がない場合は表示されません。
Atomic Aggregate:Atomic Aggregate属性を持っている。AS Loop:ASPATHがループしている Communities 受信経路のCommunity属性※3 Community属性がない場合は表示されません。 no-advertise no-export no-export-sub xx:yy
- xx:AS番号
- yy:community id
その他:16進表示 Originator ID 経路のOriginator ID属性 Originator ID属性がない場合は表示されません。 Cluster List 経路のCluster List属性 Cluster List属性がない場合は表示されません。 注※1 コンフィデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフィデレーション構成時だけ表示します。
注※3 インポート・フィルタによる変更前の情報を表示します。
[実行例] show ipv6 bgp routes summary の例
各ピアから受信した有効なBGP4+経路数を表示します。
図5-73 各ピアから受信した有効なBGP4+経路数の表示
>show ipv6 bgp routes summary Local AS: 500, Local Router ID: 1.2.3.5 BGP4+ Peer Active Dampened Stale Received Peer AS Type 3ffe:501:ffff:3::2 65 0 0 65 131073 External 3ffe:501:ffff:5::2 50 0 0 50 132072 External 3ffe:501:ffff:8::2 40 0 0 40 500 Internal : >
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Local AS※1 自AS番号 − Local Router ID 自ルータ識別子 − Confederation ID※2 コンフィデレーション識別子 − Member AS※2 メンバーAS番号(サブAS番号) − BGP4+ Peer ピアのIPv6アドレス − Active アクティブ状態の受信経路数 ピアが確立していない場合,”−”で表示します Dampened 抑止状態の受信経路数 抑止状態にある到達可能の経路情報 Stale Stale状態の受信経路数 送信元ルータがリスタート中の経路(レシーブルータでだけ表示可能) Received 受信経路数 ピアが確立していない場合,”−”で表示します Peer AS ピアのAS番号 − Type ピアの接続形式 Internal:内部ピア External:外部ピア Routing:ルーティングピア ConfedExt:メンバーAS間ピア 注※1 コンフィデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフィデレーション構成時だけ表示します。
[実行例] show ipv6 bgp [{neighbors [brief] <Peer Address> | <Host name>}] routes [-Faco] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes] ], show ipv6 bgp routes [brief] [-Faco] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes] ]の例
特定ピアから受信した有効なBGP4+経路情報を標準形式で表示します。
図5-74 標準形式での特定ピアから受信した有効なBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp neighbors 3ffe:501:ffff:13::2 routes BGP4+ Peer: 3ffe:501:ffff:13::2, Remote AS: 600 Local AS: 500, Local Router ID: 1.2.3.5 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Path *> 10:1:1::/64 3ffe:501:ffff:13::2 - 100 600 200 e *> 3ffe:501:811:ff0b::/64 3ffe:501:ffff:13::2 - 100 600 700 800 i : >
- 注1 <Peer Address>を省略した場合,すべてのピアの情報を表示します。
- 注2 <Prefix>/<Prefixlen> longer-prefixesを指定した場合は,指定ネットワークに包括される経路情報を表示します。
特定ピアから受信した有効なBGP4+経路情報を簡易形式で表示します。
図5-75 簡易形式での特定ピアから受信した有効なBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp neighbors brief 3ffe:501:ffff:13::2 routes BGP4+ Peer: 3ffe:501:ffff:13::2, Remote AS: 600 Local AS: 500, Local Router ID: 1.2.3.5 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path *> 10:1:1::/64 3ffe:501:ffff:13::2 600 200 e *> 3ffe:501:811:ff0b::/64 3ffe:501:ffff:13::2 600 700 800 i *> 3ffe:402:3210:4222::/64 3ffe:501:ffff:13:1032::2 600 100 800 i : >
- 注1 <Peer Address>を省略した場合,すべてのピアの情報を表示します。
- 注2 <Prefix>/<Prefixlen> longer-prefixesを指定した場合は,指定ネットワークに包括される経路情報を表示します。
特定ピアから受信した有効なBGP4+経路情報を詳細形式で表示します。
図5-76 BGP4+の保有する経路情報の属性のフル表示
> show ipv6 bgp neighbors 3ffe:501:ffff:13::2 routes -F 3ffe:501:811:ff0b::/64 Local AS: 200, Local Router ID: 1.2.3.5 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Route 3ffe:501:811:ff0b::/64 *> Next Hop 3ffe:501:ffff:22::10 MED: 0, LocalPref: 100, Type: External route Origin: IGP Path: 600 700 800 Next Hop Attribute: 3ffe:501:811:f007:10 Aggregator: 400, 3ffe:501:811:ff07::120 <Atomic Aggregate> Communities: 600:30 1300:10 6600:1500 no-advertise Originator ID: 192.168.41.121 Cluster List : 192.168.21.219 192.168.21.220 >
- 注1 <Peer Address>を省略した場合,すべてのピアの情報を表示します。
- 注2 <Prefix>/<Prefixlen>を指定した場合は,指定アドレスの経路情報を表示します。
- 注3 -Facoの経路情報の属性を指定した場合,経路情報を表示します。
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 BGP4+ Peer ピアのIPアドレス − Remote AS ピアのAS番号 − Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフィデレーション識別子 − Member AS※2 メンバーAS番号(サブAS番号) − Local Router ID 自ルータ識別子 − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタート機能の送信元ルータがリスタート中の経路 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop 経路のNextHop属性値 − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLOCALPREF − Path 経路のASパス AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SET 経路の発生元 i :発生元がIGP e :発生元がEGP ?:発生元がその他 Aggregator 経路のAggregator属性 Aggregator属性がない場合は表示されません。 <...> 経路のAtomic Aggregate属性および状態 Atomic Aggregate属性がない場合は表示されません。
Atomic Aggregate:Atomic Aggregate属性を持っている。AS Loop:ASPATHがループしている Communities 経路のCommunity属性 Community属性がない場合は表示されません。 no-advertise no-export no-export-sub xx:yy
- xx:AS番号
- yy:community id
その他:16進表示 Originator ID 経路のOriginator ID属性 Originator ID属性がない場合は表示されません。 Cluster List 経路のCluster List属性 Cluster List属性がない場合は表示されません。 注※1 コンフィデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフィデレーション構成時だけ表示します。
[実行例] show ipv6 bgp advertised-routes summaryの例
各ピアに送出したBGP4+経路数を表示します。
図5-77 各ピアに送出したBGP4+経路数の表示
>show ipv6 bgp advertised-routes summary Local AS:10, Local Router ID: 1.2.3.5 BGP4+ Peer Sent Route Peer AS Type 3ffe:501:811:ff06::2 2 131073 External 3ffe:501:811:ff0a::2 1 131073 External >
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフィデレーション識別子 − Member AS※2 メンバーAS番号(サブAS番号) − Local Router ID 自ルータ識別子 − BGP4+ Peer ピアのIPv6アドレス − Sent Route 送信経路数 ピアが確立していない場合,”−”で表示します Peer AS ピアのAS番号 − Type ピアの接続形式 Internal:内部ピア External:外部ピア Routing:ルーティングピア ConfedExt:メンバーAS間ピア 注※1 コンフィデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフィデレーション構成時だけ表示します。
[実行例] show ipv6 bgp [{neighbors [brief] <Peer Address> | <Host name>}] advertised-routes [-Faco] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes] ], show ipv6 bgp advertised-routes [brief] [-Faco] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes] ]の例
特定ピアに送信したBGP4+経路情報を標準形式で表示します。
図5-78 標準形式での特定ピアに送信したBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp neighbors 3ffe:501:811:ff06::2 advertised-routes BGP4+ Peer: 3ffe:501:811:ff06::2, Remote AS: 100 Local AS: 200, Local Router ID: 1.2.3.5 Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Path 3ffe:501:811:ff05::/64 ---- 0 0 i 3ffe:501:811:ff06::/64 ---- 0 0 i >
- 注1 <Peer Address>を省略した場合,すべてのピアの情報を表示します。
- 注2 <Prefix>/<Prefixlen> longer-prefixesを指定した場合は,指定ネットワークに包括される経路情報を表示します。
特定ピアに送信したBGP4+経路情報を簡易形式で表示します。
図5-79 簡易形式での特定ピアに送信したBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp neighbors brief 3ffe:501:811:ff06::2 advertised-routes BGP4+ Peer: 3ffe:501:811:ff06::2, Remote AS: 100 Local AS: 200, Local Router ID: 1.2.3.5 Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path 3ffe:501:811:ff05::/64 ---- i 3ffe:501:811:ff06::/64 ---- i >
- 注1 <Peer Address>を省略した場合,すべてのピアの情報を表示します。
- 注2 <Prefix>/<Prefixlen> longer-prefixesを指定した場合は,指定ネットワークに包括される経路情報を表示します。
特定ピアに送信したBGP4+経路情報を詳細形式で表示します
図5-80 BGP4+の保有する経路情報の属性のフル表示
> show ipv6 bgp neighbors 3ffe:501:811:ff06::2 -F advertised-routes Local AS: 131172, Local Router ID: 1.2.3.5 Status Codes: * valid, > active Route 3ffe:501:811:ff07::/64 *> Next Hop 3ffe:501:811:ff07::10 MED: 0, LocalPref: 100, Type: External route Origin: IGP Path: 23456 23456 100 23456 AS4 Path: 131172 656260 100 196610 Next Hop Attribute: 3ffe:501:811:f007:10 Aggregator: 23456, 3ffe:501:811:ff07::120 AS4 Aggregator: 6553800, 3ffe:501:811:ff07::120 <Atomic Aggregate> Communities: 600:30 1300:10 6600:1500 no-advertise Originator ID: 192.168.41.121 Cluster List : 192.168.21.219 192.168.21.220 >
- 注1 <Peer Address>を指定した場合,すべてのピアの情報を表示します。
- 注2 <Prefix>/<Prefixlen>を指定した場合は,指定アドレスの経路情報を表示します。
- 注3 -Facoの経路情報の属性を指定した場合は,経路情報を表示します。
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 BGP4+ Peer ピアのIPv6アドレス − Remote AS ピアのAS番号 − Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフィデレーション識別子 − Member AS※2 メンバーAS番号(サブAS番号) − Local Router ID 自ルータ識別子 − Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop 送信経路のNextHop属性値※3 IGP経路を広告した場合,”----”を表示します MED 送信経路のMED属性※3 − LocalPref 送信経路のLocal_Pref※3 − Type 経路のタイプ Internal route:内部ピアで受信 External route:外部ピアで受信 ConfedExt route:メンバーAS間ピアで受信 Origin 送信受信経路のOrigin属性※3 IGP:発生元がIGP EGP:発生元がEGP incomplete:発生元がその他 Path 送信経路のASパス※3 AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SET 送信経路の発生元※3 i :発生元がIGP e :発生元がEGP ?:発生元がその他 AS4 Path 送信経路のAS4 Path属性 AS4 Path属性がない場合は表示されません。 Next Hop Attribute 送信経路のNext Hop属性値※3 − Aggregator 経路のAggregator属性 Aggregator属性がない場合は表示されません。 AS4 Aggregator 経路のAS4 Aggregator属性 AS4 Aggregator属性がない場合は表示されません。 <...> 経路のAtomic Aggregate属性および状態 Atomic Aggregate属性がない場合は表示されません。
Atomic Aggregate:Atomic Aggregate属性を持っている。AS Loop:ASPATHがループしている Communities 送信経路のCommunity属性※3 Community属性がない場合は表示されません。 no-advertise no-export no-export-sub xx:yy
- xx:AS番号
- yy:community id
その他:16進表示 Originator ID 送信経路のOriginator ID属性※3 Originator ID属性がない場合は表示されません。 Cluster List 送信経路のCluster List属性※3 Cluster List属性がない場合は表示されません。 注※1 コンフィデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフィデレーション構成時だけ表示します。
注※3 エクスポート・フィルタによる変更後の情報を表示します。
[実行例] show ipv6 bgp {regexp | quote-regexp} <Aspath> [unmatch] [brief] ,show ipv6 bgp aspath-regexp <Extended Regular Expression> [brief]の例
特定のASパス(100だけ)に一致するBGP4+経路情報を標準形式で表示します。
図5-81 標準形式での指定ASパス条件に一致するBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp aspath-regexp "^100$"" Local AS: 200, Local Router ID: 1.2.3.5 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Path 3ffe:501:811:ff06::/64 3ffe:501:811:ff06::2 - 100 100 i *> 3ffe:501:811:ff07::/64 3ffe:501:811:ff06::2 - 100 100 i : >特定のASパス(100だけ)に一致するBGP4+経路情報を簡易形式で表示します。
図5-82 簡易形式での指定ASパス条件に一致するBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp aspath-regexp "^100$" brief Local AS: 200, Local Router ID: 1.2.3.5 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path 3ffe:501:811:ff06::/64 3ffe:501:811:ff06::2 100 i *> 3ffe:501:811:ff07::/64 3ffe:501:811:ff06::2 100 i : >
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフィデレーション識別子 − Member AS※2 メンバーAS番号(サブAS番号) − Local Router ID 自ルータ識別子 − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタート機能の送信元ルータがリスタート中の経路 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop 経路のNextHop属性値 − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLocal_Pref − Path 経路のASパス AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SET 経路の発生元 i :発生元がIGP e :発生元がEGP ?:発生元がその他 注※1 コンフィデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフィデレーション構成時だけ表示します。
[実行例] show ipv6 bgp inconsistent-as [brief]の例
ASパス矛盾が発生しているBGP4+経路情報を標準形式で表示します。
図5-83 標準形式でASパス矛盾のBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp inconsistent-as Local AS: 200, Local Router ID: 1.2.3.5 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Path *> 3ffe:501:811:ff06::/64 3ffe:501:811:ff04::2 - 100 100 110 i * 3ffe:501:811:ff06::/64 3ffe:501:811:ff07::4 - 100 500 510 iASパス矛盾が発生しているBGP4+経路情報を簡易形式で表示します。
図5-84 簡易形式でASパス矛盾のBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp inconsistent-as brief Local AS: 200, Local Router ID: 1.2.3.5 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path *> 3ffe:501:811:ff06::/64 3ffe:501:811:ff04::2 100 110 i * 3ffe:501:811:ff06::/64 3ffe:501:811:ff07::4 500 510 i >
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフィデレーション識別子 − Member AS※2 メンバーAS番号(サブAS番号) − Local Router ID 自ルータ識別子 − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタート機能の送信元ルータがリスタート中の経路 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop 経路のNextHop属性値 − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLOCALPREF − Path 経路のASパス AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SET 経路の発生元 i :発生元がIGP e :発生元がEGP ?:発生元がその他 注※1 コンフィデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフィデレーション構成時だけ表示します。
[実行例] show ipv6 bgp paths [<Aspath>] [unmatch], show ipv6 bgp paths-regexp <Extended Regular Expression>の例
拡張正規表現に一致するBGP4+が保有する特定パスのASパス情報を表示します。
図5-85 AS拡張正規表現一致パス情報の表示
>show ipv6 bgp paths-regexp "^1800_600" Origin codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete ID AS Path 8 1800 600 500 i 10 1800 600 500 e 12 1800 600 200 i 14 1800 600 500 ? >
- 注1 show ipv6 bgp pathsコマンドにおいて”Aspath”を省略した場合,すべてのASパス情報を表示します。
- 注2 show ipv6 bgp pathsコマンドにおいてunmatchを指定した場合,指定したASパスに一致しないASパス情報を表示します。
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 ID ASパス情報の管理ID − AS Path 経路のASパス AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号):AS_CONFED_SET 経路の発生元 i :発生元がIGP e :発生元がEGP ?:発生元がその他
[実行例] show ipv6 bgp policy-group <Group Number> [brief] の例
指定ポリシーグループに所属するピアのピアリング情報を表示します。
図5-86 標準形式でのポリシーグループのピアリング情報表示
>show ipv6 bgp policy-group 1 Local AS: 131073, Local Router ID: 10.10.10.20 BGP4+ Peer AS Received Sent Up/Down Status 3ffe:501:ffff:3::2 131073 6 8 2009/05/15 15:44:12 Established 3ffe:501:ffff:5::2 132072 4 12 2009/05/18 19:41:01 Established 3ffe:502:ffee:1022:3204:0:2102:1112 500 0 0 - Active >図5-87 簡易形式でのポリシーグループのピアリング情報表示
>show ipv6 bgp policy-group 1 brief Local AS: 131073, Local Router ID: 10.10.10.20 BGP4+ Peer AS Up/Down Status 3ffe:501:ffff:3::2 131073 2009/05/15 15:44:12 Established 3ffe:501:ffff:5::2 132072 2009/05/15 19:41:01 Established 3ffe:502:ffee:1022:3204:0:2102:1112 500 - Active >
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフィデレーション識別子 − Member AS※2 メンバーAS番号(サブAS番号) − Local Router ID 自ルータ識別子 − BGP4+ Peer ピアのIPv6アドレス − AS ピアのAS番号 − Received 受信メッセージ数 − Sent 送信メッセージ数 − Up/Down 最後にEstablished状態へ遷移した時刻,または最後にEstablished状態から遷移した時刻(年/月/日 時:分:秒) − Status ピアとの状態 Disable(ピアオプションdisable指定時) Idle Connect Active OpenSent OpenConfirm Established 注※1 コンフィデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフィデレーション構成時だけ表示します。
[実行例] show ipv6 bgp community [none] [brief]の例
Community属性を持つBGP4+経路情報を表示します。
図5-88 標準形式でのコミュニティフィルタによるBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp community Local AS: 17, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Path *> 3ffe:ff01::/64 3ffe:501:811::3 0 - 1800 100 200 i *> 3ffe:ff02::/64 3ffe:511:fe49::3 0 - 1800 100 600 500 i *> 3ffe:ff03::/64 3ffe:152:4ef9::5 0 - 1800 100 700 300 i >図5-89 簡易形式でのコミュニティフィルタによるBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp community brief Local AS: 17, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path *> 3ffe:ff01::/64 3ffe:501:811::3 1800 100 200 i *> 3ffe:ff02::/64 3ffe:511:fe49::3 1800 100 600 500 i *> 3ffe:ff03::/64 3ffe:152:4ef9::5 1800 100 700 300 i >図5-90 標準形式でのCommunity属性を持たないBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp community none Local AS: 17, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Path *> 3ffe:3801::/64 3ffe:501:811::3 0 - (1800) 100 200 i *> 3ffe:8302::/64 3ffe:511:fe49::3 0 - (1800) 100 600 500 i *> 3ffe:8803::/64 3ffe:152:4ef9::5 0 - (1800) 100 700 300 i >図5-91 簡易形式でのCommunity属性を持たないBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp community none brief Local AS: 17, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path *> 3ffe:3801::/64 3ffe:501:811::3 (1800) 100 200 i *> 3ffe:8302::/64 3ffe:511:fe49::3 (1800) 100 600 500 i *> 3ffe:8803::/64 3ffe:152:4ef9::5 (1800) 100 700 300 i >
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフィデレーション識別子 − Member AS※2 メンバーAS番号(サブAS番号) − Local Router ID 自ルータ識別子 − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタート機能の送信元ルータがリスタート中の経路 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop 経路のNextHop属性値 − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLOCALPREF − Path 経路のASパス AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SET 経路の発生元 i :発生元がIGP e :発生元がEGP ?:発生元がその他 注※1 コンフィデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフィデレーション構成時だけ表示します。
[実行例] show ipv6 bgp community <Community>... [exact] [brief], show ipv6 bgp community-regexp <Extended Regular Expression> [brief]の例
拡張正規表現で指定したCommunity属性を持つBGP4+経路情報を表示します。
図5-92 標準形式での拡張正規表現コミュニティフィルタによるBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp community-regexp "_(100:121|no-export)_" Local AS: 17, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Path *> 3ffe:ff01::/64 3ffe:501:811::3 0 - 1800 100 200 i *> 3ffe:ff02::/64 3ffe:511:fe49::3 0 - 1800 100 600 500 i *> 3ffe:ff03::/64 3ffe:152:4ef9::5 0 - 1800 100 700 300 i >
- 注 show ipv6 bgp communityコマンドにおいてexactを指定した場合,指定したコミュニティをすべて持つ経路情報だけを表示します。
図5-93 簡易形式での拡張正規表現コミュニティフィルタによるBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp community-regexp "_(100:121|no-export)_" brief Local AS: 17, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Path *> 3ffe:ff01::/64 3ffe:501:811::3 1800 100 200 i *> 3ffe:ff02::/64 3ffe:511:fe49::3 1800 100 600 500 i *> 3ffe:ff03::/64 3ffe:152:4ef9::5 1800 100 700 300 i >
- 注 show ipv6 bgp communityコマンドにおいてexactを指定した場合,指定したコミュニティをすべて持つ経路情報だけを表示します。
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフィデレーション識別子 − Member AS※2 メンバーAS番号(サブAS番号) − Local Router ID 自ルータ識別子 − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタート機能の送信元ルータがリスタート中の経路 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop 経路のNextHop属性値 − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLOCALPREF − Path 経路のASパス AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SET 経路の発生元 i :発生元がIGP e :発生元がEGP ?:発生元がその他 注※1 コンフィデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフィデレーション構成時だけ表示します。
[実行例]show ipv6 bgp [{neighbors <Peer Address> | <Host name>}]dampened-routes [<Address>[longer-prefixes]] ,show ipv6 bgp dampened-paths [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]] の例
特定ピアから受信した抑止状態にあるBGP4+経路情報を表示します。
図5-94 抑止状態にあるBGP4+経路情報の表示
>show ipv6 bgp neighbor 3ffe:811:ff01::10 dampened-routes Status Codes: d dampened, h history, * valid, > active Network Peer Address ReUse *d 3300:391:10::/64 3ffe:811:ff01::10 00:07:11 h 3301:366:8::/64 3ffe:811:ff01::10 00:19:10 >
- 注1 neighbor <Peer Address>を省略した場合,すべてのピアの情報を表示します。
- 注2
- longer-prefixesを指定した場合,指定ネットワークに包括される経路情報だけを表示します。
- 注3 <Prefix>を指定した場合,指定ネットワークに一致する経路情報だけを表示します。
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 h history:抑止状態にある到達不可の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Peer Address 経路の広告元ピアアドレス − Reuse 経路が再利用できるまでの時間(時:分:秒) −
[実行例] show ipv6 bgp [{neighbors [brief] <Peer Address> | <Host name>}] flap-statistics [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]] , show ipv6 bgp flap-statistics [brief] [<Prefix>[/<Prefixlen>] [longer-prefixes]]の例
すべてのフラップ情報を表示します。
図5-95 標準形式でのフラップ情報の表示
>show ipv6 bgp flap-statistics Status Codes: d dampened, h history, * valid, > active Network Peer Address Flaps Duration ReUse Penalty *d 3300:391:10::/64 3ffe:811:ff01::10 114 00:12:30 00:07:11 5.0 h 3300:391:11::/64 3ffe:811:ff01::10 108 00:12:30 00:19:10 4.0 h 3301:366:8::/64 3ffe:501:ff05::8 4 00:11:20 1.8 h 3301:366:128::/64 3ffe:501:ff05::8 4 00:11:20 1.8 *d 330f:172:30::/64 3ffe:1022:ff50::16 5 00:09:20 3.6 *> 330f:172:189::/64 3ffe:1022:ff50::16 1 00:05:10 0.6 h 330f:172:192::/64 3ffe:1022:ff50::16 5 00:05:10 3.1 >
- 注1 neighbor <Peer Address>を指定した場合,指定ピアの情報を表示します。
- 注2
- <Prefix>を指定した場合,指定ネットワークに包括される経路情報だけを表示します。
- 注3 longer-prefixesを指定した場合,指定ネットワークに一致する経路情報だけを表示します。
図5-96 簡易形式でのフラップ情報の表示
>show ipv6 bgp flap-statistics brief Status Codes: d dampened, h history, * valid, > active Network Peer Address Flaps Penalty *d 3300:391:10::/64 3ffe:811:ff01::10 114 5.0 h 3300:391:11::/64 3ffe:811:ff01::10 108 4.0 h 3301:366:8::/64 3ffe:501:ff05::8 4 1.8 h 3301:366:128::/64 3ffe:501:ff05::8 4 1.8 *d 330f:172:30::/64 3ffe:1022:ff50::16 5 3.6 *> 330f:172:189::/64 3ffe:1022:ff50::16 1 0.6 h 330f:172:192::/64 3ffe:1022:ff50::16 5 3.1 >
- 注1 neighbor <Peer Address>を指定した場合,指定ピアの情報を表示します。
- 注2
- <Prefix>を指定した場合,指定ネットワークに包括される経路情報だけを表示します。
- 注3 longer-prefixesを指定した場合,指定ネットワークに一致する経路情報だけを表示します。
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 h history:抑止状態にある到達不可の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Peer Address 経路の広告元ピアアドレス − Flaps フラップ発生回数 − Duration 最初にフラップが発生してからの時間(時:分:秒) − Reuse 経路が再利用できるまでの時間(時:分:秒) − Penalty 経路のペナルティ値 −
[実行例] show ipv6 bgp notification-factorの例
BGP4+のコネクションを切断する要因となったメッセージを表示します。
図5-97 BGP4+の切断要因となったメッセージの表示
> show ipv6 bgp notification-factor Date : 2001/12/14 13:20:05 BGP4+ Peer: 3ffe:158:214:1::2 (AS 200) -> 3ffe:158:214:1::1 Errors : peer 3ffe:158:214:1::1 (External AS 400) UPDATE no localpref attribute found Received Data: (0000) ffff ffff ffff ffff ffff ffff ffff ffff (0010) 0053 0200 0000 3c40 0101 0140 0206 0202 (0020) 0190 03e7 4003 0404 0404 0480 0404 0000 (0030) 008b 800e 1e00 0201 103f fe01 5802 1400 (0040) 0100 0000 0000 0000 0100 403f fe04 0001 (0050) 0000 00 BGP4+ Length: 83 >
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Date 収集された時間 − BGP4+ Peer 通信相手 − Errors コネクションを切断する要因 − Received Data 要因となったパケットデータ BGP4+ヘッダの先頭から表示します BGP4+ Length BGP4+ データパケット長 −
[実行例] show ipv6 bgp stale [brief]の例
BGP4+が保有するすべてのStale経路情報を表示します。
図5-98 BGP4+の保有するStale経路情報の表示
>show ipv6 bgp stale Local AS: 17, Local Router ID: 10.10.10.20 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop MED LocalPref Path S> 3ffe:ff01::/64 3ffe:501:811::3 0 - 1800 100 200 i S> 3ffe:ff02::/64 3ffe:511:fe49::3 0 - 1800 100 600 500 i S> 3ffe:ff03::/64 3ffe:152:4ef9::5 0 - 1800 100 700 300 i >
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフィデレーション識別子 − Member AS※2 メンバーAS番号(サブAS番号) − Local Router ID 自ルータ識別子 − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタート機能の送信元ルータがリスタート中の経路 Origin Codes 経路の発生元 i:発生元がIGP e:発生元がEGP ?:発生元がその他 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/ネットワークマスク長 Next Hop 経路のNextHop属性値 − MED 経路のMED属性 − LocalPref 経路のLOCAL_PREF − Path 経路のASパス AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SET 注※1 コンフィデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフィデレーション構成時だけ表示します。
[実行例] show ipv6 bgp stale summaryの例
各ピアから受信したStale経路情報を表示します。
本コマンドはレシーブルータでだけ有効です。
図5-99 各ピアから受信したStale経路情報の表示
> show ipv6 bgp stale summary Local AS: 17, Local Router ID: 10.10.10.20 BGP4+ Peer Stale Received Peer AS Type 3ffe:501:ffff:5::2 8 8 131172 External 3ffe:501:ffff:10::2 7 10 132072 External 3ffe:501:ffff:100::2 3 4 800 External >
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Local AS※1 自AS番号 − Confederation ID※2 コンフィデレーション識別子 − Member AS※2 メンバーAS番号(サブAS番号) − Local Router ID 自ルータ識別子 − BGP Peer ピアのIPアドレス − Stale Stale状態の受信経路数 送信元ルータがリスタート中の経路(レシーブルータでだけ表示可能) Received 受信経路数 ピアが確立していない場合,”-”で表示します。 Peer AS ピアのAS番号 − Type ピアの接続形式 External:外部ピア 注※1 コンフィデレーション構成時は表示されません。
注※2 コンフィデレーション構成時だけ表示します。
[実行例]show ipv6 bgp route-filter <Id> [<Id>...] [drop] [network <Prefix> [/<Prefixlen>]] [brief]の例
コンフィグレーションコマンドroute-filterのフィルタに一致した経路情報を表示します。
図5-100 標準形式でのフィルタ情報表示
> show ipv6 bgp route-filter AS200-IN Filter Name: AS200-IN Local AS: 100, Local Router ID: 1.2.3.4 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Result Path *> 3ffe:100:22:7::/64 ---- i *> 3ffe:100:22:7::200/64 ---- i 3ffe:172:16:100::/64 3ffe:172:16:100::22 100 e >図5-101 抑止経路を含むフィルタ情報表示
> show ipv6 bgp route-filter AS200-IN drop Filter Name: AS200-IN Local AS: 100, Local Router ID: 1.2.3.4 Status Codes: d dampened, * valid, > active, S Stale Origin Codes: i - IGP, e - EGP, ? - incomplete Network Next Hop Result Path *> 3ffe:100:22:7::/64 ---- i *> 3ffe:100:22:7::200/64 ---- i 3ffe:172:16:100::/64 3ffe:172:16:100::22 100 e 3ffe:172:16:100::22/128 3ffe:172:16:100::22 Drop 100 e >図5-102 簡易形式での特定ネットワークのフィルタ情報の表示
> show ipv6 bgp route-filter AS200-IN network 3ffe:172:16:100::/64 brief Filter Name: AS200-IN Local AS: 200, Local Router ID: 1.2.3.5 Network Next Hop Result Path 3ffe:172:16:100::/64 3ffe:172:16:100::22 100 i 3ffe:172:16:100::22/128 3ffe:172:16:100::22 100 i >
[表示説明]
表示項目 意味 表示詳細情報 Filter Name Route-filter名称 − Local AS 自AS番号 − Status Codes 経路情報の状態 d dampened:抑止状態にある到達可能の経路情報 * valid:有効な経路情報 > active:経路選択によって選択された経路情報 S Stale:グレースフル・リスタート機能の送信元ルータがリスタート中の経路 Origin Codes 経路の発生元 i:発生元がIGP e:発生元がEGP ?:発生元がその他 Network 経路の宛先ネットワーク 宛先アドレス/プレフィックス長 Next Hop 経路のNextHop属性値 − Result 経路のフィルタ結果 フィルタで抑止された経路は”Drop”と表示します。それ以外の経路は何も表示しません。 Path 経路のASパス AS番号列:AS_SEQ {AS番号列}:AS_SET (AS番号列):AS_CONFED_SET
[ユーザ通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表5-9 show ipv6 bgpコマンド応答メッセージ
項番 メッセージ内容 意味 1 BGP4+ not active. BGP4+が動作していません。 2 no such peers ピアが存在しません。 3 no such peer address <Peer> 指定ピアが存在しません。 <Peer>:ピアアドレス 4 BGP4+ peer is not established(<Peer>) 当該ピアは確立していません。 <Peer>:ピアアドレス 5 illegal regexp parameter ”<Parameter>” 指定regexpパラメータが不正です。 <Parameter>:指定regexp 6 illegal extended regular expression parameter "<Parameter>" 指定拡張正規表現パラメータが不正です。 <Parameter>:指定拡張正規表現 7 illegal address 指定アドレス文字列が不正です。 8 no path attributes in database 指定パス属性は存在しません。 9 no route 経路は存在しません。 10 no route <Prefix> 指定経路は存在しません。 <Prefix>:指定ネットワーク 11 failed to open route-filter file route-filterファイルのオープンに失敗しました。 12 no such route-filter name 指定したフィルタ名称は存在しません。 13 Sorry, another show ipv6 bgp route-filter command is executing show ipv6 bgp route-filterコマンドはすでに実行されています。 14 connection failed to rtm ユニキャストルーティングプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再投入してください。頻発する場合は,restart unicast(IPv6)コマンド(「restart unicast(IPv6)」参照)でユニキャストルーティングプログラムを再起動してください。 15 No response from rtm. ユニキャストルーティングプログラムからの応答がありません。コマンドを再投入してください。頻発する場合は,restart unicast(IPv6)コマンド(「restart unicast(IPv6)」参照)でユニキャストルーティングプログラムを再起動してください。 16 program error occurred: <Error Message> プログラムエラーが発生しました。
コマンドを再投入してください。<Error Message>:エラーメッセージ(発生元(エラー要因)) 17 IP routing is not configured. ルーティングプロトコルが定義されていません。
コンフィグレーションを確認してください。18 linklocal address is not displayed リンクローカルアドレスは表示されません。
[注意事項]
show ipv6 bgp route-filterコマンド実行時には以下の点を注意してください。
- 編集中のroute-filterを運用に反映する前にフィルタに一致する経路を確認したい場合は,編集中コンフィグレーションを運用に反映する前に本コマンドを実行してください。コンフィグレーションの運用への反映方法は「コンフィグレーションガイド 2.4.4 コンフィグレーションの運用への反映」を参照してください。
- 本コマンドは複数端末から同時に実行できません。
- 本コマンドはスタートアップコンフィグレーションファイルまたはバックアップコンフィグレーションファイルに定義してある route-filter によりフィルタリングされた経路情報を表示します。
- バックアップコンフィグレーションファイルに定義してある route-filter によるフィルタリング結果を表示したい場合,バックアップコンフィグレーションファイル編集中に本コマンドを実行してください。
- 本コマンドでフィルタリング対象とする経路情報はルーティングテーブルに存在する経路情報です。
- フィルタに一致しない経路でimport/exportされる経路はプロトコルの動作に従います。
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