運用コマンドレファレンス Vol.2
[機能]
プライマリMC上のDHCPサーバDUIDファイルを設定します。
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[入力形式]
set ipv6-dhcp server duid <DUID>
[パラメータ]
- DUID
- 装置に設定するサーバDUIDを指定します。
[実行例]
DHCPサーバのDUIDファイルをユーザの任意の値に設定します。
図2-62 DHCPサーバDUIDファイル設定コマンド実行結果画面
> set ipv6-dhcp server duid 00:01:00:01:ff:00:10:00:11:22:33:44:55:01 >
[ユーザ通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表2-57 set ipv6-dhcp server duidコマンドの応答メッセージ一覧
メッセージ 内容 Invalid DUID. DUIDの値が無効です。DUIDを確認してから再投入してください。 Access failure to the active DUID file. 運用系DUIDファイルへのアクセスが失敗しました。 Access failure to the standby DUID file. 待機系DUIDファイルへのアクセスが失敗しました。 Access failure to active and standby DUID file. 運用系と待機系DUIDファイルへのアクセスが失敗しました。 Can't execute this command in standby BCU. 待機系BCUではこのコマンドは実行できません。
[注意事項]
- DUIDは原則的に装置が自動で生成します。他のDHCPサーバをリプレースする際に,サーバDUIDを変えないで引き継ぎたい場合など,任意のDUIDを使う必要がある場合以外は本コマンドを使用しないでください。
- 本コマンドで設定したDUIDは下記のタイミングで適用されます。DUIDの変更はDHCPサーバの変更と等しいため,明示的にDHCPサーバの再起動を行うことを推奨します。
- IPv6 DHCPサーバコンフィグレーションの変更
- restart ipv6-dhcp serverコマンドによるDHCPサーバの再起動
- 装置の再起動
- 本コマンドでDUIDを設定する場合は,設定するDUIDが将来にわたってネットワーク上で一意の値となるように注意してください。
- 本コマンドは運用系だけ投入可能です。
- 本コマンド投入時に待機系のMCに対して反映します(デュプレックス状態だけ)。セカンダリMCに対してはsynchronizeコマンドで反映してください。
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