コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1

[目次][索引][前へ][次へ]


ip null(Nullインタフェース情報)

本装置にNullインタフェースを設定します。

[入力モード]

グローバルコンフィグモード

[入力形式]

情報の設定
ip null

情報の削除
delete ip null

情報の表示
show ip null

[サブコマンド入力形式]

なし

[モード階層]

なし

[パラメータ]

なし

[サブコマンド]

なし

[入力例]

  1. 情報の設定
    Nullインタフェースを設定し,static情報で10.0.0.0/8のIPv4ネットワーク宛パケットと3ffe:501:204::/64のIPv6ネットワーク宛パケットをNullインタフェース宛に変更します。これらのネットワーク宛パケットが本装置を通過する際,パケットは中継されずにすべてNullインタフェースに送信され,廃棄されます。
     
    (config)# ip null
    (config)# static
    [static]
    (config)# 10.0.0.0/8 interface null
    [static]
    (config)# 3ffe:501:204::/64 interface null
    [static]
    (config)# show
      10.0.0.0/8 interface  null
      3ffe:501:204::/64 interface null
    [static]
    (config)#
     
  2. 設定情報の表示
    Nullインタフェース情報を表示します。
     
    (config)# show ip null
    ip null
    (config)#
     
  3. 設定情報の削除
    Nullインタフェース情報を削除します。
    static情報でNullインタフェース宛の経路情報を設定している場合は,先に該当経路情報の削除を行います。
     
    (config)# static
    [static]
    (config)# delete 10.0.0.0/8
    Are you sure? (y/n): y
    [static]
    (config)# delete 3ffe:501:204::/64
    Are you sure? (y/n): y
    [static]
    (config)# exit
    (config)# delete ip null
    Are you sure? (y/n): y
    (config)# show ip null
    no such ip
    (config)#
     

[関連コマンド]

ip(IP情報),static(IPルーティングプロトコル情報)

[注意事項]

  1. Nullインタフェースを定義すると,収容条件の最大インタフェース数のうち一つをNullインタフェース用に使用します。最大インタフェース数については,「解説書 Vol.1 3.2 収容条件」を参照してください。
  2. IPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストプロトコル情報の変更を行い,applyコマンドを実行していない場合,本コマンドを入力するとコマンドの実行前にapplyコマンドを自動で実行し,変更したIPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストプロトコル情報が運用に反映されます。

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

Copyright (c)2005, 2011, ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.