コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1

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local-address

装置自体にIPv4アドレス,またはIPv6アドレスを設定します。

[入力モード]

グローバルコンフィグモード

[入力形式]

情報の設定
local-address {<Local IP Address> | <Local IPv6 Address>}

情報の表示
show local-address

情報の削除
delete local-address {<Local IP Address> | <Local IPv6 Address>}

[サブコマンド入力形式]

なし

[モード階層]

なし

[パラメータ]

<Local IP Address>
ドット記法のIPv4アドレスを設定します。

<Local IPv6 Address>
下位64ビットが0以外のIPv6グローバルアドレスを設定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    local-addressが設定されていません。
  2. 値の設定範囲
    <Local IPv6 Address>には次のアドレスが指定可能です。
    下位64ビットが0以外のIPv6グローバルアドレス
本アドレスは,以下のプロトコルで使用します。
  • BGP使用時:
    インターナルピア,ルーティングピア,または外部ピアのピアリングに使用するIPv4アドレスとして使用できます。(bgpコマンドのlcladdrサブコマンド参照)
  • BGP4+使用時:
    インターナルピア,ルーティングピア,または外部ピアのピアリングに使用するIPv6アドレスとして使用できます。(bgp4+コマンドのlcladdrサブコマンド参照)
  • SNMP使用時:
    SNMPマネージャへのSNMPv1形式のトラップ通知フレーム内のagent addressの値として使用します(IPv4だけ)。ただし,trap-agent-addressコマンドでagent-addressを設定していない場合に限ります。
  • フロー統計使用時:
    フロー統計コレクタへのsFlowパケット内の送信元アドレス(agent address)の値として使用します。
  • RADIUS/TACACS+使用時:
    RADIUS/TACACS+サーバへ接続する際の送信元IPv4アドレスとして使用します。また,RADIUS認証時にサーバに送信するAccess-Requestパケットに付加されるNAS-IP-addressとしても使用します。

[サブコマンド]

なし

[入力例]

  1. 装置にIPv4アドレス178.16.1.1とIPv6アドレス3ffe:178:16:1::1を設定します。
     
    (config)# local-address 178.16.1.1
    (config)# local-address 3ffe:178:16:1::1
    (config)# show local-address
    local-address 178.16.1.1
    local-address 3ffe:178:16:1::1
    (config)# 
     
  2. 情報の表示例です。
     
    (config)# show local-address
    local-address 178.16.1.1
    local-address 3ffe:178:16:1::1
    (config)# 
     
  3. 情報の削除例です。
     
    (config)# delete local-address 178.16.1.1
    (config)# delete local-address 3ffe:178:16:1::1
    (config)# show local-address
    (config)# 
     

[関連コマンド]

bgp(BGP情報)

bgp4+(BGP4+情報)

snmp(SNMPマネージャの登録)

trap-agent-address(SNMPv1 Trap-PDUのagent-address指定)

[注意事項]

  1. 回線のインタフェースに設定したアドレスと同じアドレス,または同一サブネットとなるアドレスを設定しないでください。
  2. SNMPを使用する場合,SNMPマネージャへのSNMPv1形式のトラップ通知フレーム内のagent addressの値として使用します(IPv4だけ)。ただし,trap-agent-addressコマンドでagent-addressを設定していない場合に限ります。
    trap-agent-addressコマンドおよび本コマンドが設定されていない場合は,トラップ通知フレーム内のagent addressの値として,最も若い番号のポートのIPv4アドレスが使用されます。装置にIPv4アドレスが設定されていない場合は,0.0.0.0が使用されます。
  3. local-addressで設定されたIPv4アドレス,IPv6アドレスを個別に削除する場合は,ローカルアドレス削除指定と同時に削除するアドレスを指定してください。
  4. IPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストプロトコル情報の変更を行い,applyコマンドを実行していない場合,本コマンドを入力するとコマンドの実行前にapplyコマンドを自動で実行し,変更したIPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストプロトコル情報が運用に反映されます。

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