運用コマンドレファレンス Vol.2
[機能]
IS-ISルーティング・プロトコルが送受信するルーティング・パケットをリアルタイムに表示します。また,[Ctrl+C]の入力により表示を終了し,コマンド・プロンプトに戻ります。本コマンドは,複数のユーザが同時に使用することはできません。
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[入力形式]
debug isis [summary]
[パラメータ]
- summary
- 送受信パケットの簡易情報(ヘッダ情報)を表示することを指定します。
- 省略
- パケットの詳細情報を表示します。
[実行例]debug isis summaryの例
> debug isis summary > > debug isis >
[表示説明]
表示画面にて下記メッセージを表示した場合は,debug isisコマンドの送受信バッファが満杯等で,ルーティング・パケットを表示できなかったことを表示しています。
An illegal PACKET-MONITOR packet has been received
[ユーザ通信への影響]
ユニキャストルーティングプログラムの負荷が増加するため,多量の経路を取り扱っている場合,経路制御に支障を来すおそれがあります。通常運用での本コマンドの使用は避けてください。
[応答メッセージ]
表3-21 debug isisコマンド応答メッセージ
項番 メッセージ内容 意味 1 Sorry, there is another packet-monitor command debug ip/debug isisコマンドはすでに実行されています。 2 connection failed to rtm ユニキャストルーティングプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再投入してください。
頻発する場合は,restartコマンドでユニキャストルーティングプログラムを再起動してください。3 No response from rtm. ユニキャストルーティングプログラムからの応答がありません。コマンドを再投入してください。
頻発する場合は,restartコマンドでユニキャストルーティングプログラムを再起動してください。4 program error occurred: <Error Message> プログラムエラーが発生しました。
コマンドを再投入してください。<Error Message>:エラーメッセージ(発生元(エラー要因)) 5 IP routing is not configured. ルーティングプロトコルが定義されていません。
コンフィグレーションを確認してください。
[注意事項]
指定したルーティング・プロトコルのルーティング・パケットを送受信するたびにメッセージを出力します。リダイレクトによるファイルへの出力は行わないでください。
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