運用ガイド
装置運用中に障害発生により自動的に採取されたログ情報やダンプ情報,またはコマンドを用いることで採取したダンプ情報をコンソールまたはリモート運用端末にファイル転送する方法を示します。ファイル転送を行うにはftpコマンド,zmodemコマンド,およびshow tech-supportコマンドの三つの方法があります。なお,保守情報には次の表に示すものがあります。
表9-3 保守情報
項番 項目 格納場所およびファイル名 1 装置再起動時のダンプ情報ファイル /primaryMC/var/dump/rmdump 2 CP,PRU,NIF,イベントおよびその他のダンプ情報ファイル /primaryMC/var/dump/cp00.*** ...標準のCPダンプ
/secondaryMC/var/dump/cp00e1.*** ...拡張のCPダンプ(拡張のCPダンプ採取指定時だけ)
/primaryMC/var/dump/pru**.*** ...標準のPRUダンプ
/secondaryMC/var/dump/pru**e1.*** ...拡張のPRUダンプ(拡張のPRUダンプ採取指定時だけ)
/primaryMC/var/dump/nif**.*** ...NIFダンプ(**はスロット番号,***はシーケンス番号または”cmd”)
/primaryMC/var/dump/mdinfo ...RM自己診断テストダンプファイル
/primaryMC/var/dump/plndump ...PLNダンプファイル
/primaryMC/usr/var/evtdump/cpevt +++.*** ...イベントダンプ(+++はイベント番号(「表8-6 イベントダンプ採取イベント一覧」参照),***はシーケンス番号)3 ログ情報 採取したディレクトリ(「図9-3 ログ情報のリモート運用端末へのファイル転送」を参照)から次の名前で格納する
運用ログ:log.txt
種別ログ:log_ref.txt4 コンフィグレーションファイル /config/system.cnf 5 障害待避情報 /primaryMC/var/core/*.core
- 注1
- 項番1,2および5のファイルをftpコマンドで転送する場合はバイナリモードで転送してください。
- 注2
- 拡張のCPダンプを指定した場合,標準のCPダンプと拡張のCPダンプの,二つのダンプファイルを出力します。
- 拡張のPRUダンプを指定した場合,標準のPRUダンプと拡張のPRUダンプの,二つのダンプファイルを出力します。
- 注3 系切替中のPRU障害発生時はダンプ情報が採取されません。
- <この節の構成>
- 9.2.1 ftpコマンドを使用したファイル転送
- 9.2.2 zmodemコマンドを使用したファイル転送
- 9.2.3 show tech-supportコマンドを使用した保守情報のファイル転送
- 9.2.4 運用端末からftpコマンドを使用したファイル転送
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