運用ガイド
IEEE802.3ah/UDLD機能によってポートが閉塞される場合は,次の表に示す障害解析方法に従って原因の切り分けを行ってください。
表8-37 IEEE802.3ah/UDLD機能使用時の障害解析方法
項番 確認内容・コマンド 対応 1 show efmoamコマンドを実行し,IEEE802.3ah/UDLD機能で閉塞状態にしたポートの障害種別を確認してください。 Link statusがDown(loop)と表示されている場合は,ネットワーク構成がL2ループになっている可能性があります。ネットワーク構成を見直してください。 Link statusがDown(uni-link)と表示されている場合は,項番2へ。 2 対向装置でIEEE802.3ah/OAM機能が有効であることを確認してください。 対向装置側でIEEE802.3ah/OAM機能が有効となっていない場合は有効になるよう設定してください。 対向装置側でIEEE802.3ah/OAM機能が有効になっている場合は項番3へ。 3 show efmoam statisticsコマンドを実行し,禁止構成になっていないことを確認してください。 Info TLVのUnstableがカウントアップされている場合は,IEEE802.3ah/UDLD機能の禁止構成になっている可能性があります。該当物理ポートの接続先装置が1台であることを確認してください。 Info TLVのUnstableがカウントアップされていない場合は項番4へ。 4 対向装置と直接接続されていることを確認してください。 メディアコンバータやハブ等が介在している場合は,直接接続できるようにネットワーク構成を見直してください。どうしても直接接続できない場合は,両側のリンク状態が連動するメディアコンバータを使用してください(ただし推奨はしません)。 直接接続されている場合は項番5へ。 5 show efmoamコマンドを実行し,障害を検出するための応答タイムアウト回数を確認してください。 udld-detection-countが初期値未満の場合,実際に障害となっていない場合でも片方向リンク障害を誤検出する可能性があります。この値を変更してください。 udld-detection-countが初期値以上の場合は項番6へ。 6 回線のテストを行ってください。 「9.7 回線をテストする」を参照し,回線のテストを行ってください。問題がない場合は項番7へ。 7 ケーブルを確認してください。 ケーブル不良の可能性があります。該当ポートで使用しているケーブルを交換してください。 注 IEEE802.3ah/OAM:IEEE802.3ahで規定されているOAMプロトコル
IEEE802.3ah/UDLD:IEEE802.3ah/OAMを使用した本装置特有の片方向リンク障害検出機能
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