運用ガイド
本装置のIPv6ユニキャストルーティング情報でOSPFv3機能を設定した場合は,show ipv6 ospf interface <Interface Name> または show ipv6 ospf interface detailを実行して,次のことを確認してください。
- Neighbor List内に当該経路を広告すべき隣接ルータが存在するか確認してください。存在しない場合,隣接ルータからHelloパケットを受信していません。隣接ルータまたは隣接ルータと接続されたインタフェースを調査してください。
- Network TypeのOSPFv3ネットワーク種別が隣接ルータのOSPFv3ネットワーク種別と同じであることを確認してください。
- インタフェースの状態がDRまたはP to Pの場合,Neighbor List内の全隣接ルータ状態がFullとなっていることを確認してください。
- Fullでない場合,隣接ルータとの隣接関係が確立していません。隣接ルータを調査してください。
- インタフェースの状態がBackupDRまたはDR Otherの場合,Neighbor List内よりDRとなる隣接ルータが存在するか確認してください。
- DRが存在し,DRの隣接ルータ状態がFullでない場合,DRとの隣接関係が確立していません。隣接ルータを調査してください。
- DRが存在しない場合は,自装置および隣接ルータのpriorityが設定されていない可能性があります。自装置および隣接ルータのpriorityを確認してください。
図6-72 show ipv6 ospf interfaceコマンドの実行結果
> show ipv6 ospf interface Office00 Domain: 1 Area: 0.0.0.0 Interface ID: 2, Link Local Address: fe80::1000:00ff:fe00:0001%Office00 IPv6 Address: 3ffe:501:ffff::1/64 MTU: 1460, DDinPacket: 70, LSRinPacket: 117, ACKinPacket:70 Router ID: 172.16.1.1, Network Type: Broadcast, State: Backup DR DR: 172.17.1.1, Backup DR: 172.16.1.1 Priority: 1, Cost: 1, Instance: 0 Intervals: Hello: 10s, Dead Router: 40s, Retransmission: 5s, Delay: 1s Neighbor List (1): Address State Router ID Priority fe80::1000:00ff:fe00:2002 Full 172.16.10.11 1 >本装置のIPv6ユニキャストルーティング情報でBFD機能を設定した場合は,show ipv6 ospf neighborを実行して,BFDセッションが確立していることを確認してください。【OP-BFD】
- BFDセッション状態が−(BFD未使用)である場合,該当インタフェースではBFD機能が動作していません。
- BFD機能を使用している近隣ルータとのBFDセッション状態が,U(Up状態)であることを確認してください。
D(Down状態)の場合,BFDセッションが確立していません。BFDセッション状態を確認してください。詳細は「6.7.7 BFDセッション情報を確認する【OP-BFD】」を参照してください。
図6-73 show ipv6 ospf neighborコマンドの実行結果
>show ipv6 ospf neighbor Domain: 1 Area: 0.0.0.0 Neighbor Address State BFD Router ID Priority Interface fe80::1000:00ff:fe00:2001 Full/DR - 172.16.10.1 1 office02 fe80::1000:00ff:fe00:2003 Full/BackupDR D 172.16.10.12 1 office01 fe80::1000:00ff:fe00:2005 Full/DR Other U 172.16.10.13 1 office01 >
Copyright (c) 2005, 2011, ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.