コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2

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access priv(snmp-groupモード)

アクセス制御方式(認証あり,暗号化あり)を設定します。

[入力モード]

snmp-groupモード

[入力形式]

情報の設定・変更
access priv [context_prefix <Context Prefix>]
 >>移行モード:snmp-group access priv

情報の削除
delete access priv [context_prefix <Context Prefix>]

[サブコマンド入力形式]

情報の設定・変更
read <View Name>
write <View Name>
notify <View Name>
context_match { exact | prefix }

情報の削除
delete read
delete write
delete notify
delete context_match

[モード階層]

snmp-group
 ├─ snmp-group access noauth
 ├─ snmp-group access auth
 └─ snmp-group access priv

[パラメータ]

context_prefix <Context Prefix>
コンテキストプレフィックスを設定します。本パラメータは,同一のセキュリティレベルで複数設定できます。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    デフォルトコンテキスト(コンテキストプレフィックスがヌル文字)になります。
  2. 値の設定範囲
    <Context Prefix>に32文字以内の文字列を”(ダブルクォート)で囲んで設定します。入力可能な文字列は,英数字と特殊文字です。ただし,入力文字に,スペースなどの特殊文字を含まない場合,文字列を”(ダブルクォート)で囲まなくても指定できます。
    詳細は,「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1 パラメータに指定できる値」を参照願います。
    ただし,以下の文字は使用できませんのでご注意願います。
    ダブルクォート(”),大カッコ始め({),大カッコ終わり(}),シングルクォート(’),セミコロン(;),ドル($),逆シングルクォート(‘)
  3. 本パラメータ使用時の注意事項
    本装置のMIB実装は単一で,そのコンテキスト名称はデフォルトコンテキスト(ヌル文字)だけをサポートしています。本パラメータでコンテキストプレフィックスを設定すると,そのコンテキスト名称にかかわらず,デフォルトコンテキストのMIB実装にアクセスします。

[サブコマンド]

read <View Name>
アクセス制御のReadビュー名を設定します。以下のPDUタイプのSNMPパケットを受信したとき,<View Name>に指定したReadビュー名がSNMP MIBビュー情報に存在していれば,MIBビューのチェックを行います。
  • GetRequest-PDU
  • GetNextRequest-PDU
  • GetBulkRequest-PDU
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    Readのアクセス権が与えられません。
  2. 値の設定範囲
    <View Name>に32文字以内の文字列を”(ダブルクォート)で囲んで設定します。入力可能な文字列は,英数字と特殊文字です。ただし,入力文字に,スペースなどの特殊文字を含まない場合,文字列を”(ダブルクォート)で囲まなくても指定できます。
    詳細は,「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1 パラメータに指定できる値」を参照願います。
    ただし,以下の文字は使用できませんのでご注意願います。
    ダブルクォート(”),大カッコ始め({),大カッコ終わり(}),シングルクォート(’),セミコロン(;),ドル($),逆シングルクォート(‘)

write <View Name>
アクセス制御のWriteビュー名を設定します。PDUタイプがSetRequest-PDUのSNMPパケットを受信したとき,<View Name>に指定したWriteビュー名がSNMP MIBビュー情報に存在していれば,MIBビューのチェックを行います。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    Writeのアクセス権が与えられません。
  2. 値の設定範囲
    <View Name>に32文字以内の文字列を”(ダブルクォート)で囲んで設定します。入力可能な文字列は,英数字と特殊文字です。ただし,入力文字に,スペースなどの特殊文字を含まない場合,文字列を”(ダブルクォート)で囲まなくても指定できます。
    詳細は,「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1 パラメータに指定できる値」を参照願います。
    ただし,以下の文字は使用できませんのでご注意願います。
    ダブルクォート(”),大カッコ始め({),大カッコ終わり(}),シングルクォート(’),セミコロン(;),ドル($),逆シングルクォート(‘)

notify <View Name>
アクセス制御のNotifyビュー名を設定します。トラップ(PDUタイプがSNMPv2-Trap-PDUのSNMPパケット)を送信するとき,<View Name>に指定したNotifyビュー名がSNMP MIBビュー情報に存在していれば,MIBビューのチェックを行います。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    Notifyのアクセス権が与えられません。
  2. 値の設定範囲
    <View Name>に32文字以内の文字列を”(ダブルクォート)で囲んで設定します。入力可能な文字列は,英数字と特殊文字です。ただし,入力文字に,スペースなどの特殊文字を含まない場合,文字列を”(ダブルクォート)で囲まなくても指定できます。
    詳細は,「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1 パラメータに指定できる値」を参照願います。
    ただし,以下の文字は使用できませんのでご注意願います。
    ダブルクォート(”),大カッコ始め({),大カッコ終わり(}),シングルクォート(’),セミコロン(;),ドル($),逆シングルクォート(‘)

context_match { exact | prefix }
受信したSNMPパケット内のコンテキスト名とcontext_prefixサブコマンドで設定した<Context Prefix>との整合性チェックの方式を設定します。

exact:完全一致

prefix:前方一致
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    初期値はexactです。
  2. 値の設定範囲
    exactまたはprefixのどちらかを指定します。

[入力例]

「snmp-group」の[入力例]を参照してください。

[関連コマンド]

snmpv3,snmp-engineid,snmp-view,snmp-user,snmp-notify,snmp-notify-filter

[注意事項]

  1. 本コマンドで設定したReadビュー名,Writeビュー名,Notifyビュー名と,snmp-viewコマンドで設定したMIBビュー名は,対応のチェックを行いません。つまり,snmp-viewコマンドで設定されていないMIBビュー名を本コマンドに設定できてしまいます。この場合,本コマンドに設定したMIBビュー名の情報は無効となりますので,ご注意ください。
  2. SNMPv3の動作はMIB情報によって規定されます。SNMPv3の動作を確認するには,MIB情報(snmpModulesグループのMIB)も参照してください。

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