コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1

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コンフィグレーションコマンド一覧

コンフィグレーションコマンド一覧を,次の表に示します。

設定値の反映の欄は,メモリ上のランニングコンフィグレーションを変更した場合,すぐに変更後の値で運用開始するか,装置の再起動など運用を一時的に停止させないと運用に反映しないかを示します。

表1-8 コンフィグレーションコマンド一覧

項番 コマンド名称 内  容 設定値の反映(注1)
1 system システム情報 再起動要のパラメータあり(注2)ログイン時に適用されるパラメータあり(注3)
2 frame-error-notice フレーム送受信エラーの通知条件の設定情報
3 local-address ローカルアドレス情報
4 local-mac-address MACアドレス情報
5 ethernet-jumbo-frame イーサネットジャンボフレーム情報 Line情報にjumbo_frameサブコマンドを設定していない,全イーサネット回線が自動リンクダウン/アップし反映される
6 congestion-control 輻輳制御情報
7 line rmEthernet システムインタフェース情報
8 line Line情報 回線が自動リンクダウン/アップし反映される(注4)
9 link-aggregation リンクアグリゲーション情報 (注5),(注6),(注7),(注8),(注9),(注10)
10 ppp PPP情報 (注11)
11 vlan Tag-VLAN連携情報
12 ip IPルーティング情報 (注32)
13 ip-address IPアドレス情報 (注32)
14 arp スタティックARP情報
15 ndp スタティックNDP情報
16 ra RA情報 (注13)
17 policy ポリシールーティング情報
18 policy-list ポリシールーティングリスト情報
19 policy-group ポリシールーティンググループ情報
20 relay relay情報
21 relay-list relayリスト情報
22 relay-group relayグループ情報
23 relay-info-policy リレーエージェント情報ポリシー
24 relay-interface relayインタフェース情報
25 dhcp dhcpサーバ情報
26 dhcp interface DHCPインタフェース情報
27 dhcp default-lease-time デフォルトリース時間情報
28 dhcp max-lease-time 最大リース時間情報
29 dhcp ddns-update-enable DHCP DNS更新有効情報
30 dhcp option DHCPオプション情報
31 dhcp subnet サブネット定義情報
32 dhcp host ホスト定義情報
33 dhcp key DHCP DNS認証キー情報
34 dhcp zone DHCP DNSゾーン情報
35 dhcp6-server IPv6 DHCPサーバ情報
36 dhcp6-server host ホスト定義情報
37 dhcp6-server slice-host ホスト定義情報分割設定
38 dhcp6-server prefix-info プレフィックス毎配布情報
39 dhcp6-server interface IPv6 DHCPサーバインタフェース情報
40 dhcp6-server interface-list インタフェース情報リスト
41 dhcp6-server option domain-name-servers ドメインネームサーバオプション情報
42 dhcp6-server option domain-list ドメインリストオプション情報
43 dhcp6-server option ntp-servers SNTPサーバオプション情報
44 dhcp6-server option sip-servers SIPサーバIPv6アドレスオプション情報
45 dhcp6-server option sip-domain-list SIPドメインオプション情報
46 dhcp6-server static-route-setting クライアント経路情報設定
47 tunnel トンネル情報
48 options 経路制御オプション情報 (注13)
49 autonomoussystem 自律システム番号情報 (注13),(注14)
50 autonomoussystem6 IPv6自律システム番号情報 (注13),(注15)
51 routerid ルータ識別子情報 (注13),(注16)
52 vpnmap VPNマップ情報 (注13)
53 rip RIP情報 (注13)
54 ospf OSPF情報 (注13),(注17)
55 bgp BGP情報 (注13),(注18)
56 ripng RIPng情報 (注13)
57 ospf6 OSPFv3情報 (注13),(注19)
58 bgp4+ BGP4+情報 (注13),(注20)
59 isis IS-IS情報 (注13),(注21)
60 static 静的経路情報 (注13)
61 dampen-flap ルート・フラップ・ダンピング情報 (注13)
62 attribute-list BGP属性リスト情報 (注13),(注22)
63 network-filter ネットワーク・フィルタ情報 (注13),(注22)
64 route-filter 経路フィルタ情報 (注13),(注22)
65 import インポート・フィルタ情報 (注13),(注22)
66 export エキスポート・フィルタ情報 (注13),(注22)
67 aggregate 経路集約情報 (注13)
68 route-trace 経路情報トレース情報 (注13)
69 pim PIM情報 (注23)
70 igmp IGMP情報 (注24)
71 dvmrp DVMRP情報 (注24)
72 multicast Multicast情報 (注25)
73 pim6 IPv6 PIM情報 (注26)
74 mld MLD情報 (注27)
75 mpls MPLS情報 (注26),(注31)
76 flow フロー情報
77 flow filter filterフロー情報
78 flow qos QoSフロー情報
79 qos QoS情報
80 qos-queue-list QoSキューリスト情報 インタフェースが一度ダウンする(QoSインタフェース情報が使用している場合)(注12)
81 drop-list ドロップリスト情報
82 qos-interface QoSインタフェース情報 インタフェースが一度ダウンする(注12)
83 queue-length キュー長情報 (注28)
84 shaper 階層化シェーパ情報 インタフェースが一度ダウンする(注29)
85 virtual-router VRRP情報
86 efmoam EFMOAM情報
87 snmp SNMP情報
88 trap-agent-address SNMPv1 Trap agent_addr指定
89 snmpv3 SNMPv3使用・未使用情報
90 snmp-engineid SNMPエンジンID情報
91 snmp-view SNMPビュー情報
92 snmp-user SNMPユーザ情報
93 snmp-group SNMPグループ情報
94 snmp-notify-filter SNMP 通知フィルタ情報
95 snmp-notify SNMP 通知情報
96 history-control RMONイーサネットヒストリグループの制御情報
97 alarm RMONアラームグループの制御情報
98 event RMONイベントグループの制御情報
99 sflow sFlow統計
100 netflow NetFlow統計
101 lldp LLDP情報
102 oadp OADP情報
103 port-mirroring ポートミラーリング情報
104 hosts ホスト名情報
105 dns-resolver DNSリゾルバ情報
106 logger-syslog-dump-off ログdump情報
107 logger-syslog ログsyslog情報
108 logger-email ログE-Mail情報
109 logger-email-from ログE-Mail送信元情報
110 logger-smtp SMTPサーバ情報
111 ntp NTP情報
112 radius radiusサーバ情報
113 tacacs+ tacacs+サーバ情報
114 login ログイン情報
115 disable disable情報
116 default ユーザデフォルト情報 (注30)
117 system-default システムデフォルト情報

(注1)”−”は設定値を変更した場合,すぐに運用に反映されることを示します。

(注2)
systemコマンドのタイムゾーンの値を変更した場合,運用に反映させるためには,装置の再起動が必要です。
詳細はtimezoneパラメータの説明を参照してください。

(注3)下表参照
項番 パラメータ 動  作
1 remote_access <IP address>[ mask <Mask> ] ログイン時に適用されます。すでにログイン中のユーザには影響しません。
2 login_user <Login user number> ログイン時に適用されます。すでにログイン中のユーザには影響しません。
3 telnet { enable | disable }
rlogin { enable | disable }
ftp { enable | disable }
ログイン時に適用されます。すでにログイン中のユーザには影響しません。
4 console_speed { <number> | auto} ログイン時に適用されます。ただし,CONSOLE(RS232C)からユーザがログイン認証中に,リモート運用端末で通信速度を変更した場合は,認証に失敗する場合があります。すでにログイン中のユーザには影響しません。

(注4)以下のサブコマンドに関しては,すぐに変更後の値で運用開始します。
  • disable
  • disable_link_trap
  • description
  • bandwidth
  • link_debounce

(注5)
modeサブコマンド投入時に,<lacp>から<static>,または<static>から<lacp>モードに変更した場合,aggregated-portで指定された全ポートがBlock状態(通信断)となります。

(注6)
system-priorityサブコマンド投入時に,<System Priority>の値を変更した場合,aggregated-portで指定された全ポートがBlock状態(通信断)となります。

(注7)
keyサブコマンド投入時に,<Key>の値を変更した場合,aggregated-portで指定された全ポートがBlock状態(通信断)となります。

(注8)
max-detach-portサブコマンド投入時に,<number>の値を15に変更した場合,aggregated-portで指定されたポートの一部が縮退中,aggregated-portで指定された全ポートがBlock状態(通信断)となります。

(注9)
port-priorityサブコマンド投入時に,<Port Priority>の値を変更した場合,aggregated-portで指定されたポートがBlock状態(通信断)となります。

(注10)
disableサブコマンド投入時に,aggregated-portで指定された全ポートがBlock状態(通信断)となります。

(注11)下表参照
項番 パラメータ 動  作
1 source_mru <Length> 次回LCPネゴシエーションから反映します。
2 echo_trial_times <Count> 次回リンク品質監視周期から反映します。
3 echo_success_times <Count> 次回リンク品質監視周期から反映します。
4 echo_interval <Second> すでにタイマ起動している場合は次のタイマ起動から反映します。
5 {ip_address_negotiation | ip_address_negotiation_off} ip_address_negotiationからip_address_negotiation_offに変更した場合,自動的にIPCPの再ネゴシエーションを開始します。それ以外は次回IPCPネゴシエーションから反映します。
6 interface_id <ID> IPV6CPがリンクアップしている場合は自動的にIPV6CPの再ネゴシエーションを開始します。
7 retry_timer <Second> 次回ネゴシエーションから反映します。
8 max_terminate <Count> 次回ネゴシエーションから反映します。
9 max_configure <Count> 次回ネゴシエーションから反映します。
10 max_failure <Count> 次回ネゴシエーションから反映します。

(注12)
パラメータのどれかを変更した場合,該当インタフェースが一度ダウンし再度アップします。

(注13)
system config_update autoが定義されていない時は,applyコマンドまたはsaveコマンドの投入によって,運用に反映されます。

(注14)
BGPのすべてのコネクションがいったん切断されます。autonomoussystem6コマンドでIPv6自AS番号を設定していない場合,BGP4+のすべてのコネクションがいったん切断されます。

(注15)BGP4+のすべてのコネクションがいったん切断されます。

(注16)
OSPF,OSPFv3のすべての隣接関係およびBGP,BGP4+のすべてのコネクションがいったん切断されます。

(注17)下表参照
項番 サブコマンド 動  作
1 graceful-restart mode {restart | helper | both } 次回のグレースフル・リスタートから適用されます。
なお,リスタート機能が動作している状態で,リスタート機能の定義を削除すると,グレースフル・リスタートが失敗します。また,ヘルパー機能が動作している状態で,ヘルパー機能の定義を削除すると,グレースフル・リスタートが失敗します。
2 graceful-restart restart-time <Time> 次回のグレースフル・リスタートから適用されます。
3 stub-router [[on-startup] [<Time>]] on-startupを指定してstub-routerを定義した場合,次回の起動・再起動・系切替からon-startupが適用されます。また,スタブルータとして常時動作しているときに,on-startupパラメータを追加すると,すぐにスタブルータを終了します。
なお,グレースフル・リスタートのヘルパー機能が動作している状態でスタブルータの定義を追加/削除すると,グレースフル・リスタートが失敗します。
4 { stub | nssa } 当該エリアの隣接ルータとの隣接関係をいったん切断します。
5 priority <Priority> 次回の隣接ルータとの隣接関係の確立から適用されます。ただし,自ルータが指定ルータであり,本パラメータに0を設定時は,隣接ルータとの隣接関係をいったん切断します。
6 routers <Routers> 次回の隣接ルータとの隣接関係の確立から適用されます。

(注18)下表参照
項番 サブコマンド 動  作
グローバル情報
1 clusterid <Host Address> reflector-clientを定義したピアグループのBGP4コネクションをいったん切断します。ただし,ルート・リフレッシュ機能による当該ピアからの経路の再学習が可能な場合は切断しません。
2 memberas <As> 外部ピアを除くすべてのピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
3 holdtime <Time> サブコマンドの変更によって,装置内の各ピアでホールドタイム値が変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
4 keep none サブコマンドの変更によって,装置内の各ピアで経路抑止の指定値が変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。ただし,ルート・リフレッシュ機能による当該ピアからの経路の再学習が可能な場合は切断しません。
5 keep-none-vpn【OP-MPLS】 サブコマンドの変更によって,装置内の各ピアでリモートVPN経路抑止の指定値が変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。ただし,ルート・リフレッシュ機能による当該ピアからの経路の再学習が可能な場合は切断しません。
6 ipv4-uni サブコマンドの変更によって,装置内の各ピアでCapabilityの指定値が変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
7 refresh サブコマンドの変更によって,装置内の各ピアでCapabilityの指定値が変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
8 refresh-128 サブコマンドの変更によって,装置内の各ピアでCapabilityの指定値が変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
9 authmd5 <MD5> サブコマンドの変更によって,装置内の各ピアでTCP-MD5認証情報が変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
10 graceful-restart サブコマンドの変更によって,装置内の各ピアでグレースフル・リスタートの有効/無効が変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
11 mode {restart | recv | both } サブコマンドの変更によって,装置内の各ピアでグレースフル・リスタートのモードがレシーブルータ機能だけ有効に変化した場合,またはレシーブルータ機能だけ有効から他のモードに変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
12 restart-time <Time> 次回のグレースフル・リスタートから自装置が使用するタイマ値に適用されます。なお,接続相手装置とのネゴシエーションは次回のBGP4コネクション確立時に実行します。本サブコマンドだけを変更した場合は,自動的なBGP4コネクションの再接続はしませんので,接続相手装置への通知が必要なときは,運用コマンドでBGP4コネクションの再接続を実施してください。
ピアグループ情報
13 externalpeeras <As> 当該ピアグループのBGP4コネクションをいったん切断します。
14 internalpeeras <As> 当該ピアグループのBGP4コネクションをいったん切断します。
15 routingpeeras <As> 当該ピアグループのBGP4コネクションをいったん切断します。
16 reflector-client 当該ピアグループのBGP4コネクションをいったん切断します。
17 no-client-reflect 当該ピアグループのBGP4コネクションをいったん切断します。
18 confederation 当該ピアグループのBGP4コネクションをいったん切断します。
19 lcladdr <Host Address> 当該ピアグループのBGP4コネクションをいったん切断します。
20 policygroup <No> 当該ピアグループのBGP4コネクションをいったん切断します。
21 holdtime <Time> サブコマンドの変更によって,当該ピアグループ内の各ピアでホールドタイム値が変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
22 keep none サブコマンドの変更によって,当該ピアグループ内の各ピアで経路抑止の指定値が変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。ただし,ルート・リフレッシュ機能による当該ピアからの経路の再学習が可能な場合は切断しません。
23 ipv4-uni サブコマンドの変更によって,当該ピアグループ内の各ピアでCapabilityの指定値が変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
24 refresh サブコマンドの変更によって,当該ピアグループ内の各ピアでCapabilityの指定値が変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
25 refresh-128 サブコマンドの変更によって,当該ピアグループ内の各ピアでCapabilityの指定値が変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
26 authmd5 <MD5> サブコマンドの変更によって,当該ピアグループ内の各ピアでTCP-MD5認証情報が変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
27 graceful-restart サブコマンドの変更によって,当該ピアグループ内の各ピアでグレースフル・リスタートの有効/無効が変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
28 mode {restart | recv | both } サブコマンドの変更によって,当該ピアグループ内の各ピアでグレースフル・リスタートのモードがレシーブルータ機能だけ有効に変化した場合,またはレシーブルータ機能だけ有効から他のモードに変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
29 restart-time <Time> 次回のグレースフル・リスタートから自装置が使用するタイマ値に適用されます。なお,接続相手装置とのネゴシエーションは次回のBGP4コネクション確立時に実行します。本サブコマンドだけを変更した場合は,自動的なBGP4コネクションの再接続はしませんので,接続相手装置への通知が必要なときは,運用コマンドでBGP4コネクションの再接続を実施してください。
ピア情報
30 ignorefirstashop keep noneが定義されている場合で,かつルート・リフレッシュ機能による当該ピアからの経路の再学習が不可能な場合は切断します。
31 local-as <As> 当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
32 holdtime <time> 当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
33 multihop <ttl> 当該ピアがルーティングピア以外の場合,BGP4コネクションをいったん切断します。
34 keep none 当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。ただし,ルート・リフレッシュ機能による当該ピアからの経路の再学習が可能な場合は切断しません。
35 disable 当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
36 ipv4-uni 当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
37 ipv4-vpn【OP-MPLS】 当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
38 refresh 当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
39 refresh-128 当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
40 authmd5 <MD5> 当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
41 graceful-restart サブコマンドの変更によって,当該ピアでグレースフル・リスタートの有効/無効が変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
42 mode {restart | recv | both } サブコマンドの変更によって,当該ピアでグレースフル・リスタートのモードがレシーブルータ機能だけ有効に変化した場合,またはレシーブルータ機能だけ有効から他のモードに変化した場合,当該ピアのBGP4コネクションをいったん切断します。
43 restart-time <Time> 次回のグレースフル・リスタートから自装置が使用するタイマ値に適用されます。なお,接続相手装置とのネゴシエーションは次回のBGP4コネクション確立時に実行します。本サブコマンドだけを変更した場合は,自動的なBGP4コネクションの再接続はしませんので,接続相手装置への通知が必要なときは,運用コマンドでBGP4コネクションの再接続を実施してください。

(注19)下表参照
項番 サブコマンド 動  作
1 graceful-restart mode {restart | helper | both } 次回のグレースフル・リスタートから適用されます。
なお,リスタート機能が動作している状態で,リスタート機能の定義を削除すると,グレースフル・リスタートが失敗します。また,ヘルパー機能が動作している状態で,ヘルパー機能の定義を削除すると,グレースフル・リスタートが失敗します。
2 graceful-restart restart-time <Time> 次回のグレースフル・リスタートから適用されます。
3 stub-router [[on-startup] [<Time>]] on-startupを指定してstub-routerを定義した場合,次回の起動・再起動・系切替からon-startupが適用されます。また,スタブルータとして常時動作しているときに,on-startupパラメータを追加すると,すぐにスタブルータを終了します。
なお,グレースフル・リスタートのヘルパー機能が動作している状態でスタブルータの定義を追加/削除すると,グレースフル・リスタートが失敗します。
4 stub 当該エリアの隣接ルータとの隣接関係をいったん切断します。
5 priority <Priority> 次回の隣接ルータとの隣接関係の確立から適用されます。ただし,自ルータが指定ルータであり,本サブコマンドに0を設定時は,隣接ルータとの隣接関係をいったん切断します。

(注20)下表参照
項番 サブコマンド 動  作
グローバル情報
1 clusterid <Host Address> reflector-clientを定義したピアグループのBGP4+コネクションをいったん切断します。ただし,ルート・リフレッシュ機能による当該ピアからの経路の再学習が可能な場合は切断しません。
2 memberas <As> 外部ピアを除くすべてのピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
3 holdtime <Time> サブコマンドの変更によって,装置内の各ピアでホールドタイム値が変化した場合,当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
4 keep none サブコマンドの変更によって,装置内の各ピアで経路抑止の指定値が変化した場合,当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。ただし,ルート・リフレッシュ機能による当該ピアからの経路の再学習が可能な場合は切断しません。
5 refresh サブコマンドの変更によって,装置内の各ピアでCapabilityの指定値が変化した場合,当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
6 refresh-128 サブコマンドの変更によって,装置内の各ピアでCapabilityの指定値が変化した場合,当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
7 authmd5 <MD5> サブコマンドの変更によって,装置内の各ピアでTCP-MD5認証情報が変化した場合,当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
8 graceful-restart サブコマンドの変更によって,装置内の各ピアでグレースフル・リスタートの有効/無効が変化した場合,当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
9 mode {restart | recv | both } サブコマンドの変更によって,装置内の各ピアでグレースフル・リスタートのモードがレシーブルータ機能だけ有効に変化した場合,またはレシーブルータ機能だけ有効から他のモードに変化した場合,当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
10 restart-time <Time> 次回のグレースフル・リスタートから自装置が使用するタイマ値に適用されます。なお,接続相手装置とのネゴシエーションは次回のBGP4+コネクション確立時に実行します。本サブコマンドだけを変更した場合は,自動的なBGP4+コネクションの再接続はしませんので,接続相手装置への通知が必要なときは,運用コマンドでBGP4+コネクションの再接続を実施してください。
ピアグループ情報
11 externalpeeras <As> 当該ピアグループのBGP4+コネクションをいったん切断します。
12 internalpeeras <As> 当該ピアグループのBGP4+コネクションをいったん切断します。
13 routingpeeras <As> 当該ピアグループのBGP4+コネクションをいったん切断します。
14 reflector-client 当該ピアグループのBGP4+コネクションをいったん切断します。
15 no-client-reflect 当該ピアグループのBGP4+コネクションをいったん切断します。
16 confederation 当該ピアグループのBGP4+コネクションをいったん切断します。
17 lcladdr <Host Address> 当該ピアグループのBGP4+コネクションをいったん切断します。
18 policygroup <No> 当該ピアグループのBGP4+コネクションをいったん切断します。
19 holdtime <Time> サブコマンドの変更によって,当該ピアグループ内の各ピアでホールドタイム値が変化した場合,当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
20 keep none サブコマンドの変更によって,当該ピアグループ内の各ピアで経路抑止の指定値が変化した場合,当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。ただし,ルート・リフレッシュ機能による当該ピアからの経路の再学習が可能な場合は切断しません。
21 refresh サブコマンドの変更によって,当該ピアグループ内の各ピアでCapabilityの指定値が変化した場合,当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
22 refresh-128 サブコマンドの変更によって,当該ピアグループ内の各ピアでCapabilityの指定値が変化した場合,当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
23 authmd5 <MD5> サブコマンドの変更によって,当該ピアグループ内の各ピアでTCP-MD5認証情報が変化した場合,当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
24 graceful-restart サブコマンドの変更によって,当該ピアグループ内の各ピアでグレースフル・リスタートの有効/無効が変化した場合,当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
25 mode {restart | recv | both } サブコマンドの変更によって,当該ピアグループ内の各ピアでグレースフル・リスタートのモードがレシーブルータ機能だけ有効へ変化した場合,またはレシーブルータ機能だけ有効から他のモードに変化した場合,当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
26 restart-time <Time> 次回のグレースフル・リスタートから自装置が使用するタイマ値に適用されます。なお,接続相手装置とのネゴシエーションは次回のBGP4+コネクション確立時に実行します。本サブコマンドだけを変更した場合は,自動的なBGP4+コネクションの再接続はしませんので,接続相手装置への通知が必要なときは,運用コマンドでBGP4+コネクションの再接続を実施してください。
ピア情報
27 ignorefirstashop keep noneが定義されている場合で,かつルート・リフレッシュ機能による当該ピアからの経路の再学習が不可能な場合は切断します。
28 local-as <As> 当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
29 holdtime <time> 当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
30 multihop <ttl> 当該ピアがルーティングピア以外の場合,BGP4+コネクションをいったん切断します。
31 keep none 当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。ただし,ルート・リフレッシュ機能による当該ピアからの経路の再学習が可能な場合は切断しません。
32 disable 当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
33 refresh 当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
34 refresh-128 当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
35 authmd5 <MD5> 当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
36 graceful-restart サブコマンドの変更によって,当該ピアでグレースフル・リスタートの有効/無効が変化した場合,当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
37 mode {restart | recv | both } サブコマンドの変更によって,当該ピアでグレースフル・リスタートのモードがレシーブルータ機能だけ有効に変化した場合,またはレシーブルータ機能だけ有効から他のモードに変化した場合,当該ピアのBGP4+コネクションをいったん切断します。
38 restart-time <Time> 次回のグレースフル・リスタートから自装置が使用するタイマ値に適用されます。なお,接続相手装置とのネゴシエーションは次回のBGP4+コネクション確立時に実行します。本サブコマンドだけを変更した場合は,自動的なBGP4+コネクションの再接続はしませんので,接続相手装置への通知が必要なときは,運用コマンドでBGP4+コネクションの再接続を実施してください。

(注21)下表参照
項番 サブコマンド 動  作
1 net 全IS-IS経路をいったん削除し,経路を再学習します。
2 protocols-supported 全IS-IS経路をいったん削除し,経路を再学習します。
3 is-type 全IS-IS経路をいったん削除し,経路を再学習します。
4 graceful-restart mode {restart | helper | both } 次回のグレースフル・リスタートから適用されます。
なお,リスタート機能が動作している状態で,リスタート機能の定義を削除すると,グレースフル・リスタートが失敗します。また,ヘルパー機能が動作している状態で,ヘルパー機能の定義を削除すると,グレースフル・リスタートが失敗します。
5 graceful-restart restart-time <Time> 次回のグレースフル・リスタートから適用されます。
6 overload-bit [on-startup [<second>]] [graceful-start] on-startupを指定してoverload-bitを定義した場合,次回の起動・再起動・系切替からoverload-bitが適用されます。また,過負荷ルータとして常時動作しているときに,on-startupパラメータを追加すると,すぐにoverload bit広告を終了します。
7 interface <Interface Name> circuit-type 当該インタフェースの全隣接ルータとの間の隣接関係をいったん切断します。

(注22)
system config_update autoが定義されている場合にBGP4ネットワークおよびBGP4+ネットワークの運用に反映するときは,update bgp-filterコマンドの投入が必要です。

(注23)
applyコマンドまたはsaveコマンドの投入によって,運用に反映されます。ただし,すでにigmpまたはdvmrpの定義がある場合や,pimのモードを変更する場合は,運用に反映されません。この場合,運用に反映させるためにはigmpとdvmrpの定義や,pimのモードを削除したあと,装置の再起動が必要です。

(注24)
applyコマンドまたはsaveコマンドの投入によって,運用に反映されます。ただし,すでにpimの定義がある場合は,運用に反映されません。この場合,運用に反映させるためにはpimの定義を削除したあと,装置の再起動が必要です。

(注25)
applyコマンドまたはsaveコマンドの投入によって,運用に反映されます。ただし,pimまたはdvmrpの定義がない場合は,運用に反映されません。

(注26)applyコマンドまたはsaveコマンドの投入によって,運用に反映されます。

(注27)
applyコマンドまたはsaveコマンドの投入によって,運用に反映されます。ただし,pim6の定義がない場合は,運用に反映されません。

(注28)
設定値を反映させるために当該NIFに対して,close/freeコマンド(「運用コマンドレファレンス Vol.1 close nif」および「運用コマンドレファレンス Vol.1 free nif」を参照)の投入が必要です。

(注29)
rate_limit,default,bufferパラメータを変更した場合,該当インタフェースが一度ダウンし再度アップします。

(注30)
Line情報を設定した場合,回線が自動リンクダウン/アップし反映されます。

(注31)下表参照
項番 サブコマンド 動  作
1 l2transportの変更 VCをいったん切断し,再接続します。
2 ldpの変更 LDPセッションをいったん切断し,再接続します。
3 lsrの変更 全LDPセッションをいったん切断し,再接続します。
4 staticの変更 LDPセッションをいったん切断し,再度LDPセッションを接続します。

注※ ここでのl2transportはmplsブロック内のl2transportコマンドを指します。


(注32)
VPN IDを変更した場合だけ,インタフェースが一度ダウンします。その他の変更では,インタフェースのダウン/アップは発生しません。

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