解説書 Vol.1

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14.5.11 高速経路切替機能

高速経路切替機能は,同一の宛先を持つ複数の経路が存在する場合に,最も優先度が高い経路情報(第1優先経路と呼ぶ)と,第1優先経路の次に優先される経路(第2優先経路と呼ぶ)をあらかじめルーティングテーブルに登録しておき,インタフェースダウンによって第1優先経路が使用不可能になったとき,素早く第2優先経路をフォワーディング・テーブルに登録することで,通信停止時間の短縮を図る機能です。

OSPFv3単独で第1優先経路と第2優先経路の両方をルーティングテーブルに登録することはできませんが,スタティック経路などOSPFv3以外のプロトコルで生成した同一宛先の経路を組み合わせることによって,この機能を適用することが可能です(「表15-7 高速経路切替を適用する経路の組み合わせ」を参照してください)。

高速経路切替機能の詳細については「15.2.5 高速経路切替機能」を参照してください。

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