解説書 Vol.1
BFDパケットにはセッションを制御するための主要パラメータ(制御パラメータ)として,最小送信間隔,最小受信間隔,障害検出乗数およびセッション状態があります。BFDパケットを送信する間隔や障害を検出するまでの時間は,セッション確立時などに行う対向装置とのBFDパケットの送受信(ネゴシエーション)で得られたパラメータの値から算出します。ネゴシエーションで使用するパラメータは,コンフィグレーションで設定する最小送信間隔,最小受信間隔および障害検出乗数です。
- 最小送信間隔
装置がBFDパケットを送信する際の最小間隔です。
- 最小受信間隔
装置が許容するBFDパケットの最小受信間隔です。
- 障害検出乗数
対向装置の障害検出時間を決定する乗数です。対向装置では,障害検出乗数で指定された回数のBFDパケットを連続で受信しなかった場合に障害の発生を検出します。
BFDパケット送信間隔には,自装置の最小送信間隔および対向装置の最小受信間隔を比較して大きい方の値が適用されます。BFDでは自装置の状態および受信したBFDパケットから分かる相手装置の状態によって,自装置の状態を決定します。
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