運用コマンドレファレンス Vol.2

clear mpls lsp【OP-MPLS】

［機能］

MPLS転送パケットの統計情報を0クリアします。

［入力モード］

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

［入力形式］

clear mpls lsp statistics [extra]
clear mpls lsp statistics <Address>
clear mpls lsp statistics in [ interface <Name>] [<Label>]
clear mpls lsp statistics out [interface <Name>} [{implicit-null | <Label>}]
clear mpls lsp statistics nexthop <IPv4 Address>
clear mpls lsp statistics static [{ingress | core | <Ingress LSP ID > | <Core LSP ID >}]

［パラメータ］

省略時

show mpls forwarding-tableコマンドで表示される全統計情報を0クリアします。

statistics

統計情報を0クリアします。

<Address>

<Address>は以下のどれかの形式で指定できます。

• <IPv4 Address>
• <IPv4 Address> <Mask>
• <IPv4 Address>/<Masklen>

<IPv4 Address>には宛先アドレスを，<Mask>，<Masklen>にはネットワークマスクを指定します。

<Address>で特定されるLSPの統計情報を0クリアします。

in

入力側情報を持つLSPの統計情報を0クリアします。

out

出力側情報を持つLSPの統計情報を0クリアします。

interface <Name>

入力側または出力側インタフェースの名称を指定します。指定インタフェースを入口または出口とした統計情報を0クリアします。

implicit-null

出力側ラベルにimplicit-nullを指定します。指定されたラベルを出口とした統計情報を0クリアします。

<Label>

入力側または出力側ラベル番号を指定します。指定されたラベルを入口または出口とした統計情報を0クリアします。

nexthop <IPv4 Address>

Next Hopを指定します。指定されたNext Hopを持つ統計情報を0クリアします。

static {ingress | core | <Ingress LSP ID > | <Core LSP ID >}

Static LSPを指定します。指定されたLSP ID，Ingress LSPすべて，またはCore LSPすべての情報を0クリアします。

extra

追加統計情報を0クリアします。追加統計情報とは装置単位に収集している統計情報で，Router Alertラベル，IP-VPNシングルラベル(Ingress)，IP-VPNラベル(Egress)，VCシングルラベル(L2-VPN Ingress)，VCラベル(L2-VPN Egress)，StaticLSP Standby経路とpolicy-based LSP経路，未設定ラベルのパケット情報を0クリアします。

［実行例］

なし

［表示説明］

なし

［ユーザ通信への影響］

なし

［応答メッセージ］

表8-8　clear mpls lspコマンド応答メッセージ

メッセージ内容	意味
No lsp.	該当のラベルとLSP情報が存在しません。
No enough memory.	コマンドを実行するための十分なメモリがありません。しばらくして再投入してください。
Can't execute MPLS program is initializing.	MPLSプログラムが初期設定処理中のためコマンドを受け付けられません。しばらくして再投入してください。
MPLS is not active.	MPLSプログラムが動作していません。MPLSの動作条件およびコンフィグレーションを確認してください。
MPLS is configured to be disabled.	コンフィグレーション中でnoの設定がされています。コンフィグレーションを確認してください。
MPLS is suppressing.	MPLSが終了処理中です。コンフィグレーションを確認してください。
Can't execute this command in standby BCU.	待機系BCUでこのコマンドは実行できません。
Connection failed to MPLS.	MPLSプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再投入してください。頻発する場合は，restart mplsコマンド（「restart mpls【OP-MPLS】」参照）でMPLSプログラムを再起動してください。
Not operational CP.	CPは非運用状態です。
Can't execute.	コマンドを実行できません。

［注意事項］

なし

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