運用コマンドレファレンス Vol.2
[機能]
BFDプログラムで採取しているイベントトレース情報および制御テーブル情報をファイルへ出力します。
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[入力形式]
dump protocols bfd all dump protocols bfd trace dump protocols bfd table
[パラメータ]
- all
- BFDプログラムで収集しているイベントトレース情報およびBFDプログラムで使用している制御テーブル情報をファイルへ出力します。
- trace
- BFDプログラムで収集しているイベントトレース情報をファイルへ出力します。
- table
- BFDプログラムで使用している制御テーブル情報をテキスト化し圧縮してファイルへ出力します。
[実行例]
- BFDのイベントトレース情報および制御テーブル情報をファイルへ出力します。
>dump protocols bfd all [Enter]キー押下図5-14 BFD情報ファイル出力の実行例
>dump protocols bfd all >- BFDのイベントトレース情報をファイルへ出力します。
>dump protocols bfd trace [Enter]キー押下図5-15 イベントトレース情報ファイル出力の実行例
>dump protocols bfd trace >- BFDの制御テーブル情報をファイルへ出力します。
>dump protocols bfd table [Enter]キー押下図5-16 制御テーブル情報ファイル出力の実行例
>dump protocols bfd table >
[表示説明]
なし
[ユーザ通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表5-7 dump protocols bfdコマンド応答メッセージ
メッセージ 内容 bfdd program doesn't seem to be running. BFDプログラムが起動していないため,コマンド投入が失敗しました。
BFDプログラムの再起動を待って,コマンドを再投入してください。Can't accept command (system is busy). (システムビジーのため)コマンドは受け付けられません。しばらくして再投入してください。 Can't execute. コマンドを実行できません。 Command execution error. :<Error Message> コマンド実行エラーが発生しました。コマンドを再投入してください。 <Error Message>:エラーメッセージ(発生元(エラー要因)) Connection failed to bfdd. BFDプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再投入してください。頻発する場合は,restart bfdコマンド(「restart bfd【OP-BFD】」参照)でBFDプログラムを再起動してください。 File access error <File Name>. ダンプファイル操作に失敗しました。
再起動を待って,コマンドを再投入してください。File open error <File Name>. ファイルオープンできませんでした。
再起動を待って,コマンドを再投入してください。No enough memory. コマンドを実行するための十分なメモリがありません。しばらくして再投入してください。 Now another user is using bfd command, please try again. 他のユーザがBFDコマンドを実行中のため,コマンドを実行できません。しばらくして再実行してください。
[注意事項]
- 本装置の出力ファイルの名称およびディレクトリは,次のとおりです。
- BFDプログラム情報格納ディレクトリ(/primaryMC/usr/var/bfd)
- イベントトレース情報ファイル:bfdd_trace
- 制御テーブル情報ファイル:bfdd_dump.gz
- 指定ファイルがすでにBFDプログラム情報格納ディレクトリに存在する場合は無条件に上書きします。必要な場合はあらかじめファイルをバックアップしてください。
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