運用コマンドレファレンス Vol.1
[機能]
MCを本装置用のフォーマットで初期化します。
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[入力形式]
format mc [-f]
[パラメータ]
- -f
- 確認メッセージなしでコマンドを実行します。
[実行例]
- 初期化するMCを予備MCスロットに差し込み,以下のコマンドを入力します。
>format mc [Enter]キー押下- formatコマンド実行後,MC初期化確認メッセージが表示されます。
ここで’y’を入力した場合,MCを初期化します。
MC initialize OK? (y/n):_
エラーならばエラーメッセージを表示します。
’n’を入力した場合,MCを初期化せず,コマンドモードに戻ります。
- コマンドの実行開始から15秒経過した時点で,コマンドが実行中である旨を示すメッセージを表示します。
executing...- その後,コマンドの実行が終了するまで15秒間隔で’.’を追加表示します。
executing.........
[ユーザ通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表7-2 format mcコマンドのメッセージ一覧
メッセージ 内容 Can't gain access to secondary MC. 予備MCが未実装か,または予備MCへのアクセスに失敗しました。 Can't accept mc command. copy mcコマンド(「copy mc」参照)または本コマンドが実行中のため,コマンドを実行できません。 Can't execute. コマンドを実行できません。
[注意事項]
- 本コマンドによるMCの初期化は以下に示す場合だけ必要です。
- MCの内容が壊れて装置が立ち上がらない場合のMCの初期化。
- MCの内容が壊れてcopy mcコマンドが実行できない場合のMCの初期化。
- copy mcコマンド(「copy mc」参照)でfile-unitパラメータを指定する場合のコピー先MCの初期化。
- 本コマンドを使用するとMC内のデータ(ソフトウェア,コンフィグレーションなど)がすべて消去されるので注意してください。
- 予備MCスロットの番号は show mcコマンド(「show mc」参照)で確認できます。
- カレントディレクトリが予備MC上になっているときに本コマンドを実行すると現在のカレントディレクトリが認識できなくなります。この場合はcdコマンド(「cd」参照)でホームディレクトリ指定またはフルパス指定でディレクトリを移動してください。
- 装置運用中に本コマンドを実行すると,一時的にネットワークが不安定になるおそれがあります。本コマンドは,装置導入時またはメンテナンス時に使用してください。
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