運用コマンドレファレンス Vol.1
[機能]
指定したライセンスを削除します。本装置が二重化運用されている場合,待機系BCUの現用MCに自動的にライセンスキーを同期します。また,運用系BCUおよび待機系BCUに予備MCが実装されている場合,ライセンスキーを同期するかの確認メッセージを表示し,yesのときライセンスキーを同期します。
[入力モード]
装置管理者モード
[入力形式]
erase license <Serial No.>
[パラメータ]
- <Serial No.>
- 削除するライセンスをshow licenseコマンドで表示される16桁のシリアル番号で指定します。
[実行例]
- 例では削除するライセンスのシリアル番号を”0100b01000020000”としています。
# erase license 0100b01000020000- 指定したシリアル番号に含まれるオプション名を列挙し,確認メッセージを表示します。
This serial number enable OP-BGP Erase OK? (y/n)- ここで’y’を入力するとライセンスを削除します。
- ここで’n’を入力するとライセンスを削除しないで,コマンドプロンプトに戻ります。
- 運用系BCUに予備MCが実装されている場合,ライセンスキーを同期するか確認メッセージを表示します。
Synchronize license to Secondary MC? (y/n) : _- ここで’y’を入力した場合,ライセンスキーを同期します。
- ここで’n’を入力した場合,ライセンスキーを同期しません。
- 待機系BCUに予備MCが実装されている場合,ライセンスキーを同期するか確認メッセージを表示します。
Synchronize license to Standby's Secondary MC? (y/n) : _- ここで’y’を入力した場合,ライセンスキーを同期します。
- ここで’n’を入力した場合,ライセンスキーを同期しません。
#
[表示説明]
なし
[ユーザ通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
erase licenseコマンドのコマンド応答メッセージを次の表に示します。
表6-6 erase licenseコマンドの応答メッセージ一覧
メッセージ 内容 Can't execute this command in standby BCU. 本コマンドは待機系BCUでは実行できません。 Can't execute. コマンドを実行できません。 Invalid serial number <Serial No.>. 指定したシリアル番号のライセンスはありません。
<Serial No.>:シリアル番号
[注意事項]
削除したライセンスは,装置を再起動したあとに無効となります。
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