運用ガイド

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3.1.2 コマンド入力モード

本装置でコンフィグレーションの変更を実施したり,または装置の状態を参照したりする場合,適切なコマンド入力モードに遷移し,コンフィグレーションコマンドや運用コマンドを入力する必要があります。

コマンド入力モードとモード移行コマンドの関係を次の図に示します。

図3-3 コマンド入力モードとモード移行コマンド

[図データ]

表3-1 コマンド入力モードとプロンプトの対応

コマンド入力モード 実行可能なコマンド プロンプト
一般ユーザモード 運用コマンド(configure,adduserコマンドなど,一部のコマンドは装置管理者モードで実行可能です。) >
装置管理者モード 運用コマンド #
コンフィグレーションモード コンフィグレーションコマンド (config)#

注※
コンフィグレーションモードで運用コマンドを実行したい場合,quitコマンドやexitコマンドによってコマンド入力モードを装置管理者モードに切り替えなくても,運用コマンドの先頭に「$」を付けた形式で入力することで実行できます。

<例>
コンフィグレーションモードでshow ip arpコマンドを実行する場合
(config)# $show ip arp

また,CLIプロンプトとして,次に示す場合でも,その状態を意味する文字がプロンプトの先頭に表示されます。

  1. コンフィグレーションコマンドsystemのnameパラメータで本装置のホスト名称を設定している場合,プロンプトに反映されます。
  2. ランニングコンフィグレーションを編集し,その内容をスタートアップコンフィグレーションに保存していない場合,プロンプトの先頭に”!”が付きます。
  3. IPv4ルーティングプロトコル情報,IPv6ルーティングプロトコル情報およびMPLS情報を編集し,コンフィグレーションコマンドapplyでその内容をランニングコンフィグレーションに反映していない場合は,プロンプトの先頭に”! !”が付きます。

1.〜3.の表示例を次の図に示します。

図3-4 プロンプト表示例

> enable
# configure
(config)# system name "System name"
!System name(config)# save
System name(config)# static 192.168.201.0 masklen 24 gateway 172.16.178.2
!!System name(config)# apply
!System name(config)# save
System name(config)# quit
System name# quit
System name>

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