コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
ログ情報をsyslogインタフェースで出力するための情報を設定します。本コマンドでは最大20エントリの設定ができます。
[入力モード]
グローバルコンフィグモード
[入力形式]
- 情報の設定
- logger syslog { <host name> | <IP Address> | <IPv6 Address> } [<facility>.]<level> <event level>
- 情報の削除
- delete logger syslog { <host name> | <IP Address> | <IPv6 Address> } [<facility>.]<level> <event level>
- 情報の表示
- show logger
[サブコマンド入力形式]
なし
[モード階層]
なし
[パラメータ]
- { <host name> | <IP Address> | <IPv6 Address> }
- ログ出力先のホスト名,IPv4アドレス,またはIPv6アドレスを指定します。
- <facility>
- syslogのファシリティを指定します。
- local0,local1,local2,local3,local4,local5,local6,local7のどれか一つを指定します。省略時はlocal0となります。
- <level>
- ログ出力時のsyslogのlevelを指定します。
- emerg,alert,crit,err,warning,notice,info,debugのどれか一つを指定します。
- <event level>
- 出力するログのイベントレベルを指定します。
- key,rsp,rtm,err,evt,mrp,mr6,mpl【OP-MPLS】のどれか一つを指定します。
[サブコマンド]
なし
[入力例]
- ログsyslog情報の設定
イベントレベルevtのログをホスト名loghost宛にnoticeレベルのsyslogとして出力するように設定します。
(config)# logger syslog loghost notice evt (config)# show logger logger syslog loghost notice evt (config)#- ログsyslog情報の削除
イベントレベルevtのログをホスト名loghost宛にnoticeレベルのsyslogとして出力する設定を削除します。
(config)# show logger logger syslog loghost notice evt (config)# delete logger syslog loghost notice evt Are you sure ?(y/n)y (config)# show logger logger (config)#- 設定情報の表示
ログsyslog情報を表示します。
(config)# show logger logger syslog loghost notice evt (config)#
[関連コマンド]
hosts(ホスト名情報)
[注意事項]
- 出力先ホスト名はあらかじめhostsコマンド(ホスト名情報)で定義しておく必要があります。
- 本機能を使用するためには出力先ホスト側でsyslogデーモンプログラムが動作しており,かつ本装置からのsyslog 情報を受け取れるように設定されている必要があります。
- local-addressで装置自体にIPアドレスが設定されている場合,syslog情報の送信元IPアドレスとしてそのIPアドレスを使用します。
- 一つの出力先ホストに同一の<event level>を複数定義しないでください。
- IPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストルーティングプロトコル情報,MPLS情報の変更を行い,applyコマンドを実行していない場合,本コマンドを入力するとコマンドの実行前にapplyコマンドを自動で実行し,変更したIPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストルーティングプロトコル情報,MPLS情報が運用に反映されます。
- IPv4アドレスとして127.*.*.*を設定できません。
- IPv4アドレスとしてクラスDおよびクラスEのアドレスを設定できません。
- IPv6アドレスとしては,グローバルアドレスおよびサイトローカルアドレスが指定できます。
- 一度に大量のログ情報が発生した場合,syslog情報に抜けが発生することがあります。
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