コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1

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l2transport(mplsモード)【OP-MPLS】

[入力モード]

mplsモード

[入力形式]

L2-VPN情報の設定・変更
l2transport vc <VC ID> vc_type {dynamic | static } tunnel_lsp_type {dynamic | static}
>>移行モード:mpls l2transport vc

L2-VPN情報の削除
delete l2transport [vc <VC ID>]

[サブコマンド入力形式]

L2-VPN情報の設定
description <Description>
targeted_peer <IPv4 Address>
tunnel_lsp_id <Ingress LSP ID>
access_line {<Line Name> | <Tag VLAN Name>}
tunnel_targeted_peer <IPv4 Address>
in_vc_label <Label>
out_vc_label <Label>

L2-VPN情報の削除
delete description
delete targeted_peer
delete tunnel_lsp_id
delete access_line
delete tunnel_targeted_peer
delete in_vc_label
delete out_vc_label

[モード階層]

mpls
 ├─  mpls ldp
 ├─  mpls lsr
 ├─  mpls static_lsp
 │     ├─ mpls static_lsp ingress_lsp
 │     ├─ mpls static_lsp core_lsp
 │     ├─ mpls static_lsp global_repair_receive
 │     └─ mpls static_lsp global_repair_send
 └─  mpls l2transport vc

[パラメータ]

vc <VC ID>
L2-VPNで使用する仮想回線(VC)番号を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    なし
  2. 値の設定範囲
    1〜4294967295

vc_type {dynamic | static}
L2-VPNで使用するVCの種別を指定します。VCの種別としてdynamicを利用する場合はdynamicを,VCの種別としてstaticを利用する場合はstaticを指定してください。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    なし
  2. 値の設定範囲
    dynamicまたはstatic

tunnel_lsp_type {dynamic | static}
L2-VPNでトンネルLSPとして使用するLSPの種別を指定します。トンネルLSPとしてLDPを用いたDynamic LSPを使用する場合はdynamicを指定してください。Static LSPを使用する場合は,staticを指定してください。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    なし
  2. 値の設定範囲
    dynamicまたはstatic

[サブコマンド]

description <Description>
補足説明を設定します。l2transportコマンドでdynamic指定をした場合,本文字列は本装置から送出するLDPメッセージ内FEC-TLVのパラメータに設定されます。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    なし
  2. 値の設定範囲
    50字以内の文字列を”(ダブルクォート)で囲んで設定します。入力可能な文字は,英数字と特殊文字です。入力文字列に,スペースなどの特殊文字を含まない場合,文字列を”(ダブルクォート)で囲まなくても入力可能です。
    詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照願います。
    ただし,以下の文字は使用できませんので注意願います。
    ダブルクォート(”),大カッコ始め({),大カッコ終わり(}),シングルクォート(’),セミコロン(;),ドル($),逆シングルクォート(‘)

targeted_peer <IPv4 Address>
L2-VPNで使用するVCの種別がDynamicの場合に,対向エッジノードアドレスを指定します。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    なし
  2. 値の設定範囲
    IPv4ホストアドレス

tunnel_lsp_id <Ingress LSP ID>
L2-VPNのトンネルLSPとしてStatic LSPを使用する場合に,使用するIngress LSP IDを指定します。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    なし
  2. 値の設定範囲
    Ingress LSP IDとして設定したLSP IDを指定します。

access_line {<Line Name> | <Tag VLAN Name>}
L2-VPNで使用するアクセス回線を指定します。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    なし
  2. 値の設定範囲
    論理インタフェース名

tunnel_targeted_peer <IPv4 Address>
L2-VPNのトンネルLSPとしてDynamic LSPを使用する場合に,対向エッジノードのアドレスを指定します。ただし,VC種別,トンネルLSP種別が共にDynamicの場合は,トンネルLSPのピアアドレスとしてtargeted_peerサブコマンドで指定したアドレスを使用するため,本サブコマンドの入力はできません。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    なし
  2. 値の設定範囲
    IPv4ホストアドレス

in_vc_label <Label>
対向エッジから自ノードに対して送信されるパケットに付与されるVCラベルの値を指定します。VC種別がStaticの場合にだけ設定できます。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    なし
  2. 値の設定範囲
    static_label_rangeサブコマンドで指定したラベル範囲の値を指定します。

out_vc_label <Label>
自ノードから対向エッジに対して送信されるパケットに付与されるVCラベルの値を指定します。VC種別がStaticの場合にだけ設定できます。
  1. 本サブコマンド省略時の初期値
    なし
  2. 値の設定範囲
    16〜1048575

[入力例]

「mpls」の[入力例]を参照してください。

[注意事項]

  1. system config_update autoが定義されていない場合に本コマンドを使用してコンフィグレーションを変更したときは,applyコマンドを実行してください。
  2. tunnel_lsp_typeがstaticの場合は,access_lineを設定する前にtunnel_lsp_idを設定してください。
  3. access_lineは,tunnel_lsp_typeがstaticで,該当するIngress LSPがpolicy_basedの場合に限り重複できます。
  4. l2transportのin_vc_labelとCore LSPのin_labelの値は,重複できません。

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