コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
policy-listコマンドで定義したポリシールーティングリスト情報をグループ化し,ポリシールーティンググループ情報として設定します。ポリシールーティングリスト情報の経路選択の優先順は,ポリシールーティンググループ情報に登録した順番(show policy-groupコマンド実行時の表示順)になります。ポリシールーティンググループ情報は,装置で最大256グループ作成できます。また,全グループのポリシールーティングリスト情報の合計は装置で最大256個です。
[入力モード]
グローバルコンフィグモード
[入力形式]
- 情報の設定
- policy-group <Policy Group Name> <Policy List No.>
- 情報の追加
- policy-group <Policy Group Name> <Policy List No.>
- 情報の削除
- delete policy-group <Policy Group Name> [<Policy List No.>]
- 情報の表示
- show policy-group [<Policy Group Name>]
- 情報の挿入
- insert policy-group <Policy Group Name> <Insert Position policy List No. > < Policy List No.>
[サブコマンド入力形式]
なし
[モード階層]
なし
[パラメータ]
- <Policy Group Name>
- ポリシールーティンググループ名称を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
表示の場合だけ省略可能です。省略時はすべてのポリシールーティンググループ情報を表示します。
- 値の設定範囲
最大14文字の文字列を入力できます。
- <Policy List No.>
- ポリシールーティングリスト番号を指定します。本コマンド入力前にポリシールーティングリスト情報を設定してください。
- 本パラメータ省略時の初期値
削除の場合だけ省略可能です。省略時は指定したポリシールーティンググループ情報全体を削除します。
- 値の設定範囲
1〜256
- <Insert Position Policy List No.>
- 挿入位置に当たるポリシールーティングリスト番号を指定します。指定したポリシールーティングリスト番号の一つ前に挿入されます。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません。挿入を行うポリシールーティンググループ情報に登録されているポリシールーティングリスト番号を指定してください。
- 値の設定範囲
1〜256
[サブコマンド]
なし
[入力例]
- ポリシールーティンググループ情報の設定
ポリシールーティンググループ名称RedPolicyGにポリシールーティングリスト番号1を登録します。
(config)# show policy-list policy-list 1 Department2 200.1.1.18 policy-list 2 Department3 200.1.2.20 default policy-list 3 Department4 3ffe:501:811:ff01:1::1 policy-list 4 Department5 200.1.3.30 (config)# policy-group RedPolicyG 1 (config)# show policy-group RedPolicyG policy-group RedPolicyG 1 (config)#- ポリシールーティングリスト情報の追加
ポリシールーティンググループ名称RedPolicyGにポリシールーティングリスト番号2を追加します。
なお,ポリシールーティングリスト情報は,すでに登録されているポリシールーティングリスト情報の最後に追加されます。
(config)# show policy-group RedPolicyG policy-group RedPolicyG 1 (config)# policy-group RedPolicyG 2 (config)# show policy-group RedPolicyG policy-group RedPolicyG 1 policy-group RedPolicyG 2 (config)#- 設定情報の表示
- すべてのポリシールーティンググループ情報の設定内容を表示します。
(config)# show policy-group policy-group RedPolicyG 1 policy-group RedPolicyG 2 policy-group BluePolicyG 3 (config)#
- ポリシールーティンググループ名称RedPolicyGの設定内容を表示します。
(config)# show policy-group RedPolicyG policy-group RedPolicyG 1 policy-group RedPolicyG 2 (config)#- 設定情報の挿入
ポリシールーティンググループ名称RedPolicyGのポリシールーティングリスト番号2の前にポリシールーティングリスト番号4を挿入します。
(config)# show policy-group RedPolicyG policy-group RedPolicyG 1 policy-group RedPolicyG 2 (config)# insert policy-group RedPolicyG 2 4 (config)# show policy-group RedPolicyG policy-group RedPolicyG 1 policy-group RedPolicyG 4 policy-group RedPolicyG 2 (config)#- 設定情報の削除
- グループ内のエントリ削除
ポリシールーティンググループ名称RedPolicyGのポリシールーティングリスト番号4を削除します。
(config)# show policy-group RedPolicyG policy-group RedPolicyG 1 policy-group RedPolicyG 4 policy-group RedPolicyG 2 (config)# delete policy-group RedPolicyG 4 (config)# show policy-group policy-group RedPolicyG 1 policy-group RedPolicyG 2 policy-group BluePolicyG 3 (config)#
- ポリシールーティンググループ情報の削除
ポリシールーティンググループ名称RedPolicyGを削除します。
(config)# show policy-group policy-group RedPolicyG 1 policy-group RedPolicyG 2 policy-group BluePolicyG 3 (config)# delete policy-group RedPolicyG (config)# show policy-group policy-group BluePolicyG 3 (config)#
[関連コマンド]
policy,policy-list
[注意事項]
- ポリシールーティンググループ情報設定前に,ポリシールーティングリスト情報を設定してください。
- 一つのポリシールーティンググループ情報に同じポリシールーティングリスト番号を複数個登録できません。
- 一つのポリシールーティンググループ情報に登録できるdefault設定のポリシールーティングリスト情報は一つです。
- line情報の一括削除機能(delete -r lineコマンド実行)によって出力先インタフェースが削除された場合,該当インタフェースを出力先とするポリシールーティングリスト情報を設定しているときは,ポリシールーティングリスト情報も同時に削除されます。また,ポリシールーティンググループ情報に登録されているポリシールーティングリスト情報も削除されます。ポリシールーティンググループに登録されているポリシールーティングリスト情報が一つの場合は,ポリシールーティンググループ情報自体が削除されます。
- IPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストルーティングプロトコル情報,MPLS情報の変更を行い,applyコマンドを実行していない場合,本コマンドを入力するとコマンドの実行前にapplyコマンドを自動で実行し,変更したIPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストルーティングプロトコル情報,MPLS情報が運用に反映されます。
- 一つのポリシールーティンググループ情報に,IPv4およびIPv6の異なるネクストホップIPアドレスを持つポリシールーティングリスト情報は設定できません。
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