コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
コンフィグレーションの削除を行います。詳細については「3. 装置管理情報」以降をご参照ください。
[入力形式]
delete [-r] <Command> <Parameter>
[パラメータ]
- -r
- <Command>に関連するコンフィグレーションを削除します。関連するコンフィグレーションは「コンフィグレーションガイド 図1-1 コンフィグレーションの相関関係」にまとめてあります。
- <Command>
- <Command>の詳細については「3. 装置管理情報」以降をご参照ください。なお「表1-8 コンフィグレーションコマンド一覧」に<Command>の一覧をまとめてあります。
- <Parameter>
- <Parameter>の詳細については「3. 装置管理情報」以降をご参照ください。
[入力例]
下記以外のコンフィグレーションの削除例については「3. 装置管理情報」以降をご参照ください。
- IP情報を削除します。
(config)# show line Department1 ethernet 0/0 ip 192.168.0.1 mask 255.255.255.0 ! (config)# delete ip Department1 Are you sure? (y/n): y (config)#- 特定の回線に関連したコンフィグレーションを削除します。
(config)# show line Department1 ethernet 0/0 ip 192.168.0.1 mask 255.255.255.0 ! rip yes interface Department1 ! (config)# delete -r line Department1 Are you sure? (y/n): y (config)#
[関連コマンド]
なし
[注意事項]
- 関連しないコンフィグレーションは-rオプションを使用しても削除されません。例えばQoSキューリスト情報はQoSインタフェース情報から参照されますが,その回線固有の情報ではなく装置全体の動作のプロパティ情報であるため,Line情報を-rオプションを使用して削除してもQoSキューリスト情報は削除されません。
- コンフィグレーション行数が多い場合,コマンド実行に時間がかかる場合があります。
- ホスト名情報で定義したホスト情報をipルーティングプロトコル情報の定義で使用(例.RIPのinterfaceにホスト名を使用)している場合,コンフィグレーションの関連項目削除機能(-rオプション)が使用できません。ipルーティングプロトコル情報の定義を個別に削除した後に,ライン,リンクレイヤプロトコル,IP情報等を削除してください。
- NULLインタフェースをipルーティングプロトコル情報の定義で使用している場合,コンフィグレーションの関連項目削除機能(-rオプション)が使用できません。ipルーティングプロトコル情報の定義を個別に削除した後に,NULLインタフェースを削除してください。
- IPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストルーティングプロトコル情報,MPLS情報の変更を行い,applyコマンドを実行していない場合,本コマンドを入力するとコマンドの実行前にapplyコマンドを自動で実行し,変更したIPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストルーティングプロトコル情報,MPLS情報が運用に反映されます。
- 本コマンドを使用してオプション定義(コンフィグレーション設定で省略可能な定義)を削除する場合,パラメータを削除する対象を誤って指定するとコンフィグレーションの追加・変更がされる場合があります。
- 本コマンドを使用してオプション定義(コンフィグレーション設定で省略可能な定義)を削除する場合,選択形式になっているオプション定義(入力形式で{A|B}のように記述されているオプション)に関しては,どちらのオプション定義を指定しても削除されます。
(例)
(config)# rip [rip] (config)# show rip yes interface Department1 ripin ! [rip] (config)# interface Department1 [rip interface Department1] (config)# delete noripin Are you sure? (y/n): y [rip interface Department1] (config)# show rip yes interface Department1 ; ! ←noripinを指定してもripinが削除される [rip] (config)#- 指定可能なオプション定義(コンフィグレーション設定で省略可能な定義)をすべて省略して本コマンドを実行した場合,すでに<Command>で定義しているパラメータもすべて削除されます。
(例)
(config)# show rip rip yes interface eth00 metricin 5 ! (config)# delete rip Are you sure? (y/n): y (config)# show rip no such rip ←すべてのripのパラメータも削除されている
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