解説書 Vol.2
次に示す機種はRIP-1の実装が異なるので,注意が必要です。
- Cisco社製ルータ
これら以外の装置と本装置を置き換える場合には,旧装置の仕様を確認してください。
本装置では,インタフェースアドレスがサブネット化されている場合,該当するインタフェースに対するネットワーク経路(ナチュラル・マスク経路)を自動生成しません。ブロードキャスト接続ではサブネット経路を,ポイント−ポイント接続ではホスト経路を生成します。RIP-1ではアドレス境界をまたがるサブネット経路は広告しないため,コンフィグレーションによって経路集約(サブネット経路およびホスト経路をネットワーク経路に集約する)設定が必要になります。詳細は「解説書 Vol.1 8.4.3(3)(a) IPインタフェースが一つの場合のRIP広告について」を参照してください。
Cisco社製ルータなどRIP-1の実装が異なる機種では,サブネット経路を自動的にネットワーク経路に集約し広告する装置もあり,通常該当する集約経路はフォワーディング・テーブルに登録されません。本装置ではサブネット経路をネットワーク経路に集約するためには経路集約の定義が必要です。また,集約経路はアクティブ経路としてフォワーディング・テーブルに登録されます。
集約経路をフォワーディング・テーブルに登録しないような装置と互換性を持って動作させるためには,経路集約の定義経路集約の定義(コンフィグレーションコマンドaggregateのnoinstallサブコマンドの設定)が必要です。noinstallサブコマンドが必要な構成例を次の図に示します。
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