解説書 Vol.2

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7.2.3 インデックス

MIBを指定するときのオブジェクトIDを使用しますが,一つのMIBに一つの意味だけある場合と一つのMIBに複数の情報がある場合があります。MIBを特定するためにはインデックス(INDEX)を使用します。インデックスは,オブジェクトIDの後ろに数字を付加して表し,何番目の情報かなどを示すために使用します。

一つのMIBに一つの意味だけがある場合,MIBのオブジェクトIDに".0"を付加して表します。一つのMIBに複数の情報がある場合,MIBのオブジェクトIDの後ろに数字を付加して何番目の情報であるか表します。例えば,インタフェースのタイプを示すMIBにifType (1.3.6.1.2.1.2.2.1.2)があります。本装置には複数のインタフェースがあります。特定のインタフェースのタイプを調べるには,"2番目のインタフェースのタイプ"というように具体的に指定する必要があります。MIBで指定するときは,2番目を示すインデックス.2をMIBの最後に付加してifType.2(1.3.6.1.2.1.2.2.1.2.2)と表します。

インデックスの表し方は,各MIBによって異なります。RFCなどのMIBの定義で,INDEX{ xxxxx,yyyyy,zzzzzz }となっているMIBのエントリは,xxxxxとyyyyyとzzzzzzをインデックスに持ちます。それぞれのMIBについて,どのようなインデックスを取るか確認してMIBのオペレーションを行ってください。

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