解説書 Vol.2

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1.11.5 帯域監視機能使用時の注意事項

  1. 複数のフローで帯域監視機能を使用している場合,各フローで指定した監視帯域値の合計が,出力回線,または出力キューの帯域値以内となる様に,各監視帯域値を調整してください。
  2. 帯域監視機能を使用しないフローと使用するフローが同じ回線,またはキューに出力されないようにしてください。
  3. フロー検出条件オプション1機能を指定し,かつ入力側でQoSの帯域監視機能を運用している場合,本装置宛のプロトコル制御パケットも帯域監視対象となります。したがって,フロー検出条件オプション1指定時,本装置宛のプロトコル制御パケットも最大監視帯域違反として廃棄される場合があります。このため,フロー検出条件オプション1機能指定時は,本装置宛のプロトコル制御パケットを考慮した最大帯域を確保する必要があります。フロー検出条件オプション1機能指定時にフロー検出対象に加わるパケットについては,「1.3.1 フロー検出機能の運用について (2) フロー検出条件オプション」を参照してください。
  4. 最低帯域違反ペナルティによる出力優先度およびキューイング優先度は,本装置から出力されるパケットだけが有効です。このため,入力側で検索条件に一致したパケットに出力優先度およびキューイング優先度の書き換えを指定した場合でも,本装置宛のプロトコル制御パケットでは,最低帯域違反ペナルティによる出力優先度およびキューイング優先度は書き換わりません。したがって,本装置宛のプロトコル制御パケットの本装置における処理優先度は変わりません。

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